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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第二章 旅路 グランドワール王国

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第17話 旅路 サラブ領アンモル~サラブ領カワギシ村

サラブ領カワギシ村に到着

 さて、そろそろ馬車の出発の時間が迫っているので馬車へと戻ります。

アンモルの町からカワギシ村へと向かう乗客は、先程よりも変わっていました。


 商人風の男性一人、冒険者パーティーの四人組、冒険者の男女二人、商人風の女性一人、私の九人でカワギシ村へと向かいます。

 約三時間~四時間ぐらいの馬車旅ですが、馬車の御者さんたちには変わりはないですが、護衛の冒険者さんは別の人になっていました。


 四人組の冒険者パーティーは男性一人、女性三人のいわゆるハーレムパーティー? かもしれません。

 ただ、女性たちが私の方を見て「見て。あの娘可愛いわね」と言っているのが聞こえて来ると何だか嬉しくなって来ます。


 馬車が出発して約二時間ぐらいで最初の休憩に入りました。


御者:

そろそろ。休憩に入るぞ~。


 御者さんが大声で馬車の乗客に聞こえるように声をかけます。

ゆっくりと馬車が止まると、馬を馬車から外して休憩が出来そうな木の元にロープで括りつけます。


 いつの間に水を汲みに行ったのか分かりませんでしたが、御者さんとは違う人が馬に飲み水の入った桶を持って来ていました。


御者:

しらばく、馬を休ませるから、乗客の皆さまは各自で食事なりご自由にして下さい。

出発する時には再度声かけしますから、あまり遠くへは行かれないようお願いします。


 流石です。休憩の段取りは同じ要領で行われました。


 このままのペースだと夕方暗くなる前にはカワギシ村に到着出来るそうです。

今夜、宿泊する宿も既に手配しているらしく、料金の異なる二つの宿を押さえているそうです。


 一人で休憩している所へ御者さんが近づいて来ました。


御者:

お嬢ちゃん。休憩を早く切り上げて出発しても大丈夫か?

あちらの冒険者さんが早く宿でゆっくりしたいそうだ。

他の乗客から問題なしと分かったら早く出発しようと思ってる。どうだ?


カスミ:

ええ。私も出発が早くなっても構いません。


御者:

ありがとう。では、直ぐに出発するので馬車に乗車してくれ。


 馬車は、私の返答次第でいつでも出発出来るように準備が出来ていました。

冒険者パーティーの方も乗車すると「俺たちの都合で早くなってごめんな。」と謝られました。


 まぁ、体感三十分ぐらい早くなった程度なので気にしないおきましょう。

てか、他の乗客も問題ないとしているのに私一人だけ駄目とも言い辛いですしね。

 

 後で聞いた話ですが、乗客の中に私(小さな女の子)がいたから、普段休憩を取らないルートなのに休憩を取ったそうです。

 馬車で約三~四時間ぐらいでは休憩を取らないで進むこともあるそうです。


 乗客に女性が多い、子供がいる、高齢な方がいると休憩を普段よりも多めに取るようでした。何だか悪いように感じました。ごめんなさいmm


 夕暮れ前に、カワギシ村と呼ばれる村?に到着して馬車を降りると、目の前にある大きな町には驚きました。

 カワギシ村というので、私が住んでいたヤマギワ村のような小さな村を想像していましたが、ここは村というには流石に無理があると思います。


 聞くところによると、町としての基準を充たしていないので村と呼ばなければならないそうです。


 ここは馬車の定期便の合流地点で、メルビル方面からの馬車、向こう岸のアルフレン領からの船、カワシモ村方面からカワカミ村方面を結ぶ川沿いの南北を行き来する馬車の定期便がそれぞれが合流する村だそうです。


 規模の基準は村だけど、冒険者ギルドはあるそうです。

村だと支部が設置されますが、これだけの規模の村になると支部では対応出来ないそうで、大きな町と同じようにギルドの建物が設置されているそうです。


 馬車の御者さんに教えて貰った安い方の宿に一泊出来る部屋を用意して貰って、その後に冒険者ギルドで情報を得ようと思います。

 時間に余裕があれば武器や防具を売っている店を覗きに行こうとも考えています。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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