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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第六章 タイガの大森林のランクS

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第148話 深層 六十一階層~六十四階層まで

深層の情報

 下層の階層ボスを倒したので下の階層への階段を降りて次の階層を目指します。


 六十一階層~八十階層までの深層が次に目指す階層です。

もちろん、七十階層にはエリアボスと八十階層には階層ボスがいます。


 下層の階層ボスが脅威度Aだったはずなので、深層に登場するモンスターも脅威度Aです。

 エリアボスや階層ボスになると一段階アップするので脅威度Sのモンスターになるの。


 ただ、スケルトン系のモンスターが多めに出ているので、他のモンスターの可能性には警戒が必要なのかもしれません。

 スケルトン系だと聖女アンズ様が張り切ってしまわれるので私にとっては楽ちんです。


 六十一階層から新たなモンスターを見かけ始めました。


 サボテン系のモンスターです。サボルンという名前で脅威度Aのモンスターです。

 これまでのサボテン系のモンスターと違ってサボテン人というべきか、サボテンのような人というべきか迷う所ですが人のように動くことが出来、武器を持っているモンスターです。


 サボテン、サボテル、サボッテンはこれまでのサボテン系のモンスターですが、毒性のある棘などで攻撃するぐらいで動きは活発ではありませんでした。

 サボルンにもなると私を見つけると直ぐに襲って来ます。探知範囲は狭いようですが探知のスキルを持っているかもしれませんね。

 

 サソリのモンスターは見つけられませんでした。

スコピンがスコーピオンと同じ大きさなので、これ以上大きくなると本当にスコーピオンと変わらないのです。だからか、サソリのモンスターは見かけません。


 代わりにですが、ちょっと低い高度を飛ぶガルーダを見かけるようになりました。ガルーダは脅威度B+のモンスターです。

 こんな所に登場するようなモンスターではありません。ガルーダの生息地は森や山と言った所を好んでいるので砂ばかりの砂漠を好むはずがありません。


 あっ、コボルドマスターもいるようです。コボルドマスターは忍者のような働きをするモンスターです。

 素早い動きをするし、砂漠という環境が隠密を使い易い環境となって奇襲を仕掛けて来そうです。そういうのが得意なモンスターだそうです。


 コボルドマスターというモンスターがいるということは聞いたはいたのですが、まだ実際に遭遇したことがないのでどんな感じなのかまでは分かりません。

 コボルドマスターがいるなら他のコボルド系のモンスターもいそうですね。コボルドマスターの囮役に使われそうなの。


 コボルドマスターは脅威度Aのモンスターなの。

エルフル遺跡群のランクSの冒険者さんから聞いた情報だから間違いないのです。


 オークキング、ゴブリンキング、スケルトンキング、コボルトキング。

キングの名が付くモンスターですが脅威度B+なの。


 ナイトスケルトン、スケルトンナイト、コボルドマスター。

キング級よりも強い脅威度Aのモンスターなの。


 コボルドキングは脅威度B+のモンスターですが、最近やたらとキング級(親玉)の上の脅威度のモンスターの名を良く聞くのですが、実は王様は弱ったってことなのでしょうかね。


 キング級よりも脅威度の高いモンスターは今後も居そうですね。

ダンジョンファンタジアで見かけていたジェネラルと名のつくモンスターをまだ見かけていませんからね。言葉遊びなのかどうか分からないですが、何か脅威度と役職は噛み合っていないですね。


 キング=王様

 ジェネラル=将軍

 ナイト=騎士 

 マスター=主人や師匠


 この中で位が高いのは王様ですが、脅威度が高いのはキング以外です。

ジェネラルだけはまだ遭遇していないので脅威度が分からないですが、ダンジョンファンタジアではキングよりも脅威度は高かったはずです。


閑話休題(話変わって)


 深層での階層間の移動時間は四時間かかっています。


 上層(一階層~二十階層)

直径五キロの距離を一時間も移動に使いました。


 中層(二十一階層~四十階層)

直径十キロの距離を二時間も移動に使いました。


 下層(四十一階層~六十階層)

直径十五キロの距離を三時間も移動に使いました。


 深層(六十一階層~八十階層)

直径二十キロの距離を四時間も移動に使いました。


 今はまだ六十四階層ですが直径二十キロを四時間で移動して来ました。

階層全体の広さは少しづつ広がっていますが、移動時間は一時間づつ増えています。


 階層間の移動が四時間も必要になると一日で二階層ぐらいしか移動出来なくなります。八時間で二階層の距離を移動することになるので十二時間で三階層分です。

 無理をすれば可能な範囲ですが砂漠の中を移動し休憩を入れながらとなると八時間の二階層分を移動することが良いと思います。


 夜の無い砂漠の階層なので日中が明るいままで移動するので時間感覚が狂いそうです。


 えっ? 時間はどうやって計っているのかって?

それはですね。魔石の交換タイミングで計っています。

 カートの魔石は一時間で交換しています。

階層間の移動に何個の魔石を交換したかで移動時間が分かります。


 これは階層が切り変わった時だけですよ。

一時間で交換する魔石、二時間で交換する魔石など交換する時間が異なった魔石を用意しています。

 あっ、魔石を用意していますではおかしいですね。

魔王ガリア様が交換タイミングが異なるように作ってくれましたが正しいですね。


 ランクの異なる魔石を一つにして貰っています。ランクCとランクCの魔石を合成してランクCの魔石を作ると言った具合に作ります。

 ランクCの魔石には脅威度Cのモンスターから得た魔石と脅威度C+のモンスターから得た魔石のどちらもランクCの魔石なのです。


 保有するエネルギーが違うので魔石のランクは異なると思い勝ちですが、そうではなくランクCの魔石と呼ぶんだとか。

 脅威度Cのモンスターから得たランクCの魔石同士で合成したランクCの魔石と脅威度C+のモンスターから得たランクCの魔石同士で合成したランクCの魔石では保有するエネルギーが異なります。


 どちらもランクCの魔石ですが、保有するエネルギーが多い魔石は脅威度C+のモンスターから得た魔石同士で合成した魔石の方なのです。


 脅威度Cと脅威度Cを合成した魔石

 脅威度Cと脅威度C+を合成した魔石

 脅威度C+と脅威度C+を合成した魔石


 魔石の組み合わせで同じランクの魔石でも保有するエネルギーが異なります。

どの魔石を組み合わせれば交換タイミングが一時間になるとか二時間になると魔石の組み合わせは魔王ガリア様には教えて貰えませんでした。


 あっ、これも間違いですね。

魔王ガリア様に教えて貰ったのですが私には理解出来なかったのです。

 そもそも、私では魔石の違いが分からなかったのです。

ランクが同じ魔石なので見た目は同じです。


 ・脅威度Cのモンスターから得たランクCの魔石

 ・脅威度D+と脅威度D+のモンスターの魔石を合成したランクCの魔石

 

 脅威度Dと脅威度D+のモンスターの魔石を合成してランクCの魔石を作り、このランクCの魔石と脅威度Cのモンスターから得たランクCの魔石と合成すると言った正しい手順が必要なのだと。

 単に魔石を合成するだけではなく合成する順番まで決まっているそうです。


 様々な魔石を組み合わせた結果が交換タイミングが一時間の魔石、二時間の魔石を合成するのだとか。

 その手順が複雑で魔石の見た目から保有エネルギーも分からない私には理解出来なかったのです。


 魔王ガリア様の技術が素晴らしいなと思う今日このごろです。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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