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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第六章 タイガの大森林のランクS

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第136話 中層 エリアボス

エリアボス

 おはようございます。今日も元気なカスミールです。

今日の予定は中層のエリアボスに挑戦します。昨夜の寝床にした安全地帯を後にします。


 三十階層の安全地帯から中層のエリアボスが登場すると思われる階層の中心に向かって歩き始めます。

 もちろん、安全地帯にいた冒険者さんは双眼鏡方でに見送ってくれました。


 まぁ、仕方ないですよね。

小さな女の子がソロでランクSに挑戦しているのも珍しいことですし、ソロで三十階層のエリアボスに挑めるだけの強さがある冒険者も珍しいからなのです。


 それもエリアボスは脅威度Bのモンスターです。Sランク冒険者でさえ五~六人パーティーで戦うようなモンスターです。

 脅威度B以上のモンスターとは冒険者パーティーで戦うものだからです。ソロではさすがにSランク冒険者でも厳しいと判断される強さです。

 

 以前、カズンワールの砦でお世話になった守護騎士の方々では脅威度Bや脅威度B+は一チームが対応すると聞いたことがあります。

 脅威度Aには二チーム、脅威度A+には三チームで対応するのだとか。


 守護騎士はAランク冒険者やBランク冒険者相当の力があります。

Sランク冒険者相当の力がある者もいるそうですが、Sランク冒険者ではないので限界突破しておりません。守護騎士さんたちは限界突破していないレベル100以上の冒険者と同じでしかないのです。

 

 ・脅威度B、脅威度B+のモンスター

Aランク冒険者やBランク冒険者なら十人は必要。Sランク冒険者なら五~六人必要。


 ・脅威度Aのモンスター

Aランク冒険者やBランク冒険者なら二十人は必要。Sランク冒険者なら十~十二人必要。


 ・脅威度A+のモンスター

Aランク冒険者やBランク冒険者なら三十人は必要。Sランク冒険者なら十五~十八人必要。


 こんな感じになるんだとか。

この場合のSランク冒険者は限界突破したレベル100で考えるんだとか。

 

 『レベル100のSランク冒険者』が最低条件なので、もっと高レベルの人や上位スキルを複数持つ人もいるはずなので強さに差があり過ぎるのです。だからこそ、飽くまでも目安でしかないんだとか。


 冒険者パーティーは五~六人で組むので脅威度A+でもSランク冒険者パーティーが三つもあれば倒せるかなって所ですね。

 脅威度Aがエリアボスとなる下層ぐらいまでは待機している冒険者が二つの階層で二つのパーティー人数なのかもしれませんね。


 深層や最下層になると脅威度Sや脅威度SSに跳ね上がるので四つのパーティーや五つのパーティーとかが待機しているのかも。

 確かに、エルフル遺跡群のランクSの深層や最下層ではたくさんの冒険者さんが待機してたような記憶がありますね。


 エリアボスや階層ボス用にパーティー数を調節して待機していたとは知らなかったのです。


 さて、三十階層のエリアボスは何のモンスターが出るのかな?

階層の中心に近づくと砂煙が立ち上ってエリアボスの登場です。


 三十階層のエリアボスはサソリのモンスターです。


 サソリのモンスターは、スコーピンやスコーピルという小型のサソリのモンスターとスオーピオンという大型のサソリのモンスターがいます。

 今回のエリアボスになったのは大型の方のスコーピオンです。


 スコーピオンは脅威度B以上のモンスターです。

大きさだけでなくハサミが四つあったりと凶悪な姿になるほど脅威度が増します。


 スコーピオンの基本情報

外殻が固く刃物系の武器が通りづらい。巨大なハサミと毒のある針の尻尾でメインの攻撃方法です。

 稀に噛みつき攻撃などを行って来るそうです。


 問題はスコーピオンをどういう方法で倒すかです。


 安全地帯のいる冒険者さんたちは、あまりにも巨大なスコーピオンに驚いているようです。

 その様子からは普段戦っているスコーピオンと比べるとこの個体が余りにも巨体であることはが伺えます。


 ちなみになんですが、モンスターの弱点はコアです。

それ以外にも弱点はありますが、人の心臓と同じように生命活動を支える役割を持つコアを破壊すれば倒せます。


 それは弱点と言わないだろって?

いいえ。弱点ですよ。一撃で倒せるんだから弱点と言わず何と言えば良いでしょう(;^_^A


 スコーピオンは巨大過ぎて関節の可動域が甘そうです。

ちっちゃな私だからこそ、あの巨体の真下に潜り込めそうなのです。


 一般的な成人男性の身長は180~200ぐらい。

私の身長は120ぐらいなので、スコーピオン相手に冒険者さんなら身体の下になんて上手く潜り込めませんが小柄な私なら上手く潜り込めるのです。


 その上に冒険者ですから、鎧などを装備しているので私のように俊敏に動けないですし、スコーピオンの身体の真下になんか潜り込めそうにはないのです。

 小柄な私でもちょっとおっぱいが邪魔になるかなと思うぐらい狭い場所なのです。体格の良い男性冒険者さんでは無理なのです。


カスミ:

あ、あ~ん♡

ちょっとぉ~♡

待ってってばぁ~♡


タイチ:

・・・・はぁ。


 青の勇者様が若干ですが引いているように思います。


 スコーピオンを倒そうと巨体の真下からコアを狙って切り裂ければと狭そうな隙間でしたが、潜り込めれば私が勝利するはずでした。

 ですが、結果は大きなおっぱいが邪魔になって地面とスコーピオンの身体の間に挟まってしまったのです。


 まだそれだけなら良いのですが、挟まった状態でスコーピオンは藻掻き続けます。刀剣で切り裂いてコアがむき出しの状態でムシの息ですが藻掻いたのです。

 それが・・・・という訳です。トホホ


 スコーピオンの剝き出しになったコアに魔法を打ち込んで無理矢理終わらせました。当初の予定通りにはいかなかったですが大変な目に遭ったのです。

 無事に? エリアボスは倒せたので良しとします。


 モンスターの弱点であるコアと魔石には違いがありません。モンスターを倒すとコアが魔石となってドロップします。

 コアを破壊しても魔石を入手出来る理由は分からないのです。コアと魔石は違う物なのかもしれませんが深く考えない方が良いと思いました。


 エリアボスを倒したので魔石を回収して次の階層を目指します。

もう、あんなことは二度とごめんなのです。


 三十一階層に降りて気分転換に食事休憩にします。

ここからは中層の後半にあたるので四十階層の階層ボスの部屋を目指します。


 気持ちを切り替えて「後半も頑張るぞ」と思う今日このごろです。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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