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第85話

では、さっそく料理していこう。


まずは三枚に卸してる方からやっていこう。

一枚身の背側と腹側の中央から包丁を入れて切り離す。

腹側を皮引きしこの部分は刺身だ。


ユキさんが何かしたそうにソワソワしてるので背側の部分のフライ作りを手伝ってもらう。

一口サイズに切り、塩コショウを振り、そこへ小麦を纏わせ余剰分を叩き落とす。

そこから溶き卵に潜らせパン粉を纏わせれる。

流れを見せたら楽しそうにそれを実行するユキさん、あとはまかせて大丈夫だろう。


残りの半身を8cmほどの間隔で切って行き6切れを煮付けにする。

鍋に水、酒、醤油、味醂を合わせ切り身を入れていく。

そこへネギとショウガを足し、ついでに豆腐もいれる。

豆腐に煮汁がしみ込んで美味しいんだよね!


頭と胴体骨、残りの身をまずは素焼きして解していく。

解し終えたらフライパンに投入し、そこへニラ、ミソ、砂糖で味付けをしコブダイのニラミソ焼きが完成だ。

今回はコブダイで作ったがこれは夏のギザミのシーズンで良く作っておりお酒のアテにもなるしご飯のお供にもしている。


身を取り終えた頭と骨でダシを取り味噌汁を作る。


さて、お次はお楽しみの料理だ。

ユキさんもフライ作業を終えたみたいなのでいっしょに作ろう。


『それじゃあこれからユキさんが釣ったコブダイの料理をしていきますね』


『うむ!』


まずはコブダイを再度徹底的に洗ってぬめり等を取り除く。

ペーパーなどで水気を綺麗にふき取る。


んーこのサイズだと卵白3個ぐらいいるかな?

黄身と分けた卵白をボウルにいれユキさんに軽くかき混ぜてもらってそこへ塩と小麦を投入していく。

おむすびの要領で握ると固まるぐらいに調整がおわったら、オーブン皿にそれで土台を作っていく。


『こんなもんかの?』


『ええ、いいですね』


ユキさんが作り上げた土台に水でもどしたコンブを引き、その上にコブダイを置く。

その上にコンブを被せ、そこへのこっていた塩を盛っていきコブダイを覆う。

あとはオーブンで40分ほど焼けば完成だ。


焼きあげを待つ間にご飯を炊き上げ、フライなども揚げていく。

最後に刺身の準備が終ったぐらいに塩釜が焼きあがった。

塩釜は焼きあがった後にすぐ食べないと塩がしみ込んでいきしょっぱくなってしまうのですぐに食べることにした、まあちょうど昼時だしね。


今日の昼食メンバーはユキさん、護衛の2人、キショウ、タエさん、俺+ワタツミだ。

テーブルへ準備が出来たところで


ユキさんに金づちを渡して塩釜割を任せる。

最初はコンコンと遠慮がちだったが、それでは割れないとゴンゴンと金づちを打ち付けていく。

バキっといい音を鳴らして塩釜が崩れたので覆っていた塊を取り外し昆布をめくると良い匂いが漂ってくる。


良い具合に蒸されてホロホロになった身を取り外していき皿へ盛り皆へ配る。


『それじゃあいただきましょう!』


ちゃんとした処理をしただけあってとても旨い!

ユキさんは顔が蕩けてウマいのう~と次々と口へ運んでいる。


どれもとても旨いが、好みでいうなら刺身は1日寝かしてこのプリプリ感よりモッチリ感になった感じがすきだな~。


『く~ウマいの~五郎の奴と食べた塩焼きもうまかったが色んな料理法があるんじゃの~』


満足してもらえたようでこちらも嬉しいよ。


ブクマありがとうございます。

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