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第81話

『のう、なにやら最近人が増えて来てるがこれがお主が始めた海産日とやらのせいか?』


『あーそうかも・・・日程が決まって発表したからね、それに合わせて人があつまってきてるのかも?』


先日の城での会談から毎日のように訪ねてくるユキさん。

暇なのか?と思いつつもこんなに来て大丈夫なのかと聞いてみた所、数百年ぶりに国外に出て下の者に仕事を任せてきたのでゆっくりさせてもらうのだ!と鼻息荒く答えてくれた。


『ほう、それは楽しみだの、色々買ってみねばな・・・・しかし海産と言えば早く船が出来上がらかのう・・・早くお主と釣りへ行きたいぞ!五郎と行った時は大物を釣ったんだぞ!』


むふ~と自慢げに語ってくる。


『へ~どういったのを釣ったんですか?』


俺の質問を待ってましたとばかりに語ってくる。


『うむ!五郎が言うには我が釣り上げたのはハマチという魚だ!58cmもあったのだぞ!』


『おーちょうどハマチサイズですね~、この世界ならもっと成長したブリとかもいそうだな~』


俺の答えにユキさんは??となる。


『ん、ブリとはなんなのだ?』


あー出世魚って事を知らないのか。


『えーっとですね、色々名称があるんですが、私がいた地域でいうと同じ魚なんですが40cm以下をヤズ、60cm以下をハマチ、それ以上の大きさをブリと呼び大きさで呼び名が変わって出世魚と呼ばれています』


『ふむ、つまり我が釣ったハマチという魚は中くらいということなのか・・・?お主はどれぐらいのを釣ったことがあるのだ?』


大きいと思っていた魚が中位と知り若干ションボリしている。


『俺は最大で88cmのブリを釣ったことがありますよ』


『くーーー羨ましいの~、あのグングンと力強く引くハマチを釣った時でも興奮したというのに!』


はは、確かにあの力強いひきとのやりとりは楽しいもんな。

船が出来たら釣りへと連れて行ってあげないとな。

ん、待てよ・・・あの魚なら防波堤あたりにいるんじゃないかな?


『あの、ユキさん、ひょっとしたらなんだけど近場で大物クラスの魚が釣れるかもなんだけどやってみる?』


『なんだと!どれぐらいの大きさなのだ?』


『こちらではまだ見たことないので絶対とは言えないけど、小さめのもので40cm、大きい物なら100cmとかもいます』


『行くのだ!絶対行くのだ!』


『それじゃあ今日は色々準備しますので明日の朝に行きますか?』


笑顔で頷くユキさん。

さすがにこの釣りは子供たちは力負けして引き込まれそうで怖いので誘うのは辞めておこう。


まずはエサの確保からだ。

漁師隊の元へ行き、バナメイエビを10匹と小さめのエビを大量に分けてもらう。

お次は岩場へ出向きフジツボやカメノテを大量に、牡蠣を20個ほど殻ごと取ってきた。


こちらの世界だとどれだけ巨大な物が釣れるのかわからない。

先日リールに巻いたPE2号だと瞬間的なやり取りをする今回の釣りだと不安があるので今俺が持ってる一番太い4号のPEラインに巻き替える。


さあこれで準備は完了だ。

これで明日は磯場の暴君と言われる魚との格闘だ!


あけましておめでとうございます。

書き溜めるどころか色々忙しくてまったくストック出来ませんでした。

今も忙しくて時間が・・・・。

ゆっくりですが書いていきますので今年もよろしくお願いします。

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