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第46話

約束の時間にビャクは白丸とジンさんとやって来た。

少しして子供達がお父さん二人を連れてきた。


『今日はよろしくな、おれとこっちのが休みなので今日は付き添いだ』


俺がお父さん方と挨拶してると子供達も挨拶をし盛り上がっている。

んー今日はエサを掘るだけなんだが大丈夫かな?

若干不安を感じるが飽きるようなら貝掘りでもさせておくかな・・・まあ一応言っておくか。


『今日やるのは明日する釣りの前準備であるエサ掘りだ。もし飽きるようなら貝掘りでもすればいいからなー』


わかったーと頷いているので出発する。

砂浜につき先日掘れた少しいわばがあるところへ移動する。


やり方説明するぞーと言うと子供たちが群がってくる。

まずは大きめの石を手でどけクマデで小さな石ごと泥を耕す。

そこから小さな鍬を持ちゆくっり掘り返していく。

そうすると砂虫の体の一部が見えたので切らないよう周りをゆっくり掘って行き取り出す。

10cmほどの丁度良いサイズだ。


『こんな感じだ、すごく切れやすいからゆっくりやるのがコツだそ』


わかったー、ニョロニョロだー、ミミズみたいだなとみんなが答え少し広がってエサ掘りを開始していく。

みんながエサ掘りを開始するなか只一人固まってる人物がいる・・・・ジンさんだ。

俺が掘った砂虫を凝視して青い顔だ。


『あの・・・ジンさんてこういうの苦手ですか?』


その問いにジンさんはゆっくり頷く。

ありゃーまさかのジンさんがダメだったか・・・・。

それなら子供達を一応監視してやっててくださいと頼んでおく。


子供たちは、とれたのだー、あーちぎれちゃったと楽しそうにエサ掘りをしている。

大人二人は真剣にエサ掘りをしてもう10匹ぐらい掘っていて何やら競っている。

これなら明日使う分ぐらいすぐ溜まりそうだな・・・・まあ残ったのは海水につけて生かしておくか塩漬け保存って手もあるしな。


この人数で1時間も掘ればかなりの数を確保出来た。

潮が満ち始めているが少しならアサリ掘りも出来そうなのでアサリ掘りもする。

今日は各自持ち帰るので砂抜き方法を教えておくのでぜひ家でおいしい料理を作って欲しい。


家へ帰りついたので明日の説明をしておく。

全員分の釣り竿がないので仲良く交代でやる事を伝えるとみんなわかたっと頷いてくれる。

それじゃあまた明日と別れ、俺は準備をしていく。

O針の箱入り競技用キス針12号を取り出しこの針で仕掛けを作って行く。

いつもだと1号の糸で作るのだが余裕を持たせ1,5号の糸で作って行く。

1本針仕掛け、2本針仕掛けをメインに作り、キスで連掛け用に5本仕掛けも少し作っておく。

釣り竿は匠竿、ちょっと固めでロックフィッシュやエギングに使えるロッド、アジング&メバリングメインの超感度ロッド、4mの振出竿、2mの振出竿の5本体制だ。

これプラス延べ竿1本が俺が今もってる全ての竿だ。

アジング竿だけ若干の不安があるがそれ以外は大丈夫だろう。


:::::::::::::


ジリリリリリリと目覚まし音で目を覚ます。

外を見ると若干雲があるようだが問題はなさそうだ。

時間になるとビャクは昨日と変わらす白丸さんとジンさんとやってき、子供達は昨日と違うお父さんとお母さんも来ていた。


全員揃ったので出発し砂浜場所へやってきた。

まずは投げ込みの練習からだ。

まだ針はつけずに重りだけつけた状態でまずは俺が軽く投げ込み動作を見せる。

そこから交代で子供達に投げ込みを教えていく。

10分ほど練習するとなんとかみんな20m~は飛ばせれるようになったので釣りを開始していく。


アジング竿はあまり重い重りをつけれず飛ばすのも難しい為俺が専用で使う。

針仕掛けをつけ砂虫を針にかけてなんとか30mほど飛ばし仕掛けがそこへ着いたらゆっくり巻き糸を張りアタリが来るのを待つ。

俺の見本を見て子供達も砂虫をつけて遠投し糸を張りアタリを待つ。

少し待ってもアアリがないのでゆっくり巻いてまた張りアタリを待つと良いと説明するとみな真剣にそれを実行する。

そうしてると子供達の竿の一つで竿先にコツコツとアタリが出ている。

少し待ってアタリが激しく竿先をグイグイ引っ張るのでもう大丈夫だと軽く合わせをいれてあげてごらんと言ってやるとその竿を担当してた子がそのとおりの動作をする。

わー、なにかビクビクすると一生懸命リールを巻き釣り上げたのは20cmほどのキスであった。


それを親の方へ向けて喜ぶ姿にみんな自分も釣り上げたいとやる気を出すのであった。

俺は一応鑑定しておく。


【名:キス 毒なし 食用可】


うん、問題なさそうだ。







今週から月~金に1話ずつ投稿し、土日は書き溜めるようにする事にします。

その分1話の尺を若干長くしています。

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