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第44話

いただきますと挨拶し食べ始める。

一度海産物を食べてるので王様たちは躊躇せず食べ始める。

子供たちも恐れを知らないためすぐ食べ始める。

それをみて親御さんたちも食べ始める。


『うまい』『おいしいのだ』『これはおいしいな』

と色んな感想が出てくる、どうやらみんな美味しく感じてくれてるようだ。


酒蒸しをたべてる王様がこれは酒に合うなと言っている。

あーわかるわ、アレと共に飲む酒がうまいんだよな~と思う。


::::::::::::::::


食事会も終わりマッタリしてると


『ちょうど良い。近いうちにはじめ殿にこういった物を扱う食事処の店を材料がある時に限定的にやってもらうのだがどうだろうか?』


と王様が質問する。


『最初はどんな味なんだろうかと思いましたが、とてもおいしかったので食べてもらえれば受けいられると思います』

『そうね、これだけおいしいなら食べに行きたいと思うわ』

『食べるだけじゃなくてお持ち帰りとか出来ると嬉しいわね』


と奥様方に高評価だし意見ももらう。

総菜販売コーナーみたいなのもあるといいかもなと思う。


コトッと音がしそちらへ向くと電池切れをおこした子供の一人がコックリとし寝ている。

あー、良く動いてご飯たべてお腹膨れたらそりゃ眠くなるわな。

そこで食事会はお開きとなり招いた家族たちは帰って行くこととなった。

起きていた子達はビャクとまたねーと挨拶し寝てしまった子はお父さんオンブし帰って行った。


俺も一度寝たとはいえ疲れもあるし帰って寝るかなと思ったが


『さて、ここから話し合いだ』

と王様が言う。


『さきほど話題に出した店だが、住居兼用として使えそうな物件を3件ほど探しておいた。はじめ殿にそれを見てもらい良さそうなのを選んでもらいたいのだがいつがいいかな?』


『わかりました、こちらはいつでもいいです』


『ならば明日迎えを寄越すこととしよう』


俺は頷き了承する。


『さて・・・・はじめ殿、ブラウンがとても張り切っててな、とても莫大な予算を欲しがってきたぞ』


王様がジト目でこちらを見てき、王妃様は口を手で押さえ笑っている。

あ、王様が入って来た時睨んでたのってこれのせいか・・・?


『えーと、ブラウンさんと町であいまして、その時マイクロカーを見せてもらって盛り上がっちゃいまして日本にいたころ持っていた釣りに使う車を思い出しちゃって・・・・やっぱ不味かったですか?』


『力説してきたよ・・・はじめ殿に最高の魔道車を作ってやるとな・・・』


と疲れ気味に説明してくるので、すいませんと謝っておく。

最高の魔道車という事だがどういった物なのだと聞かれたので話し合った結果を説明していく。


『なるほど荷を載せ移動するだけじゃなく寝泊りや料理を作る場所なども搭載か・・・それだけ大きいと動かす動力装置も大きくなるし予算もかかるか・・・わかった予算をつけておこう』


ありがとうございますと礼を言い、なんかすいませんと心で謝っておく。


『ところで話は変わるのだがワタツミは変わりないかな?』


『ええ、俺が相手出来ない時などはタエさんが相手してくれてますし元気にやってますよ?』


えらいいきなりだな?と思いつつも答える。

すると王妃様が笑いつつ


『そんないきなり変化などしないんじゃ?』

と言っている。


どういうことか尋ねると、詳しい情報が残ってないのだが五郎さんに不思議な力があった様に五郎丸にも不思議な力があったらしいという事だ。

ビャクというパートナーがいる白丸には今の所そういった事がないけど、渡り人のパートナーを得たワタツミならもしかしたらと思い聞いてきたとの事だ。

そのワタツミはフェンリル一家と固まって丸まり眠っている。


『わかりました、何か変化がありましたら連絡を入れるようにします』


話し合いも終え王様一行と別れ家に帰ってきた。

部屋へ戻りワタツミを抱きあげて


『なんかお前にも力あるのか~?』

『ひゃん』


尋ねるも鳴いて顔を舐めてくるだけだった。


『ふふ、くすぐたいな・・・さて寝ようか』


ワタツミを専用ベッドへ移してやりしばらくするとスー、スーと寝息が聞こえてくる。

俺はマテ貝を図鑑ノートへやきつけアサリとマテ貝の料理内容を書き込んでいく。

明日は住居兼店舗見学か、どんなところ何だろうな楽しみだ。


さて俺も眠るとしよう、おやすみなさい。


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