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第33話

疲れた・・・本当に疲れた。


『ワタツミ、もう疲れたからお弁当食べたら片づけて帰ろうな』

『キャン!』


渡されてた弁当の包みを開くとおにぎりと卵焼きがはいっている。

あーいいね、こういうシンプルなのが釣り飯には最高なんだよな。

半分こし食べ最後に水筒のミズを飲んだ後に手にミズをためワタツミに飲ませてやる。


『さて、帰る準備しますかね』


釣り道具を片付けまずはアジと甲イカの写真を撮って行く。

今日はアジの血抜きをする。喉部分orエラの赤いギザギザの部分を切ってバケツに入れると血がぬけていくやりかただ。

甲イカは目の中央から胴体側へ棒をとかを突き刺せばよい。

釣具屋とかでバカ高い締め道具とかあるけど、100均でたこ焼き用ピックとか買えばいい。

うまく締めるとイカが一気に真っ白へかわるのでわかりやすい。


さて、問題はこいつだな。

そういえばこいつを凝視してなかったなと見てみると


【名:アオリイカ 毒なし 食用可】


え・・・こいつアオリイカなの・・・?

あまりのバカでかさに見誤ってたが確かにこいつはアオリイカのフォルムだな。

これだけ大きいと色んな料理がつくれるな~と楽しみになる。

並んで写真とか撮りたいが出来ないためワタツミを比較用に一緒に撮ってやる。


これだけの大物を持って帰るのは一苦労なのだが、俺は釣り具入れボックスを改造してあるのだ。

まずは合羽た手袋などの雑貨を入れてる袋を取り出して中身をボックスへ移す。

その袋に巨大アオリイカの足を全て入れ縛る、これでバラけなくなる。

キャスター4個とネジ、ドライバーを取り出しこれをボックスの四隅へ取り付ける。

あとは手拭きタオルをボックスへひき、イカを載せナイローンロープで縛る。

それとは別のロープをボックスへ付け引っ張ればいい。


『さあ、ワタツミ帰るぞ』

『キャン』


少し時間はかかったが無事町へ帰ってきた。

朝同様ナギさんがいたのだが


『あの・・はじめ殿、それはいったい・・・』


ナギさんはイカをすごい顔で凝視している。

これはイカタコがダメな人がデビルフィッシュを見る目だなと思ってちょっと笑ってしまう。


『これは海にいるイカという軟体動物です、色んな料理法があっておいしいんですよ』


『こ、これがですか、はあ・・・』


『これだけ大きいので今度何か差し入れでもしますよ』


『怖がっててはいけませんね、その際はチャレンジしてみようと思います』


と会話をかわし別れ家へ戻ってきた。

家へもどるとタエさんが迎えてくれたのだが、ワタツミをみてギョっとしている。


『あのちょっとワタツミが汚れちゃったんですがタライとお湯いただけますか?』


タエさんはワタツミを抱え上げ


『お任せください、私が綺麗にして差し上げます』

とスタスタ歩いて行ってしまった。


まあワタツミのことは任せよう・・・・俺はこいつらを料理していこうと台所へむかうのだった。

これと同じ容量を書いてて、さあ投稿だってとこでブラウザクラッシュを喰らって書き直したよ・・・。

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