表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/96

第23話

城の中をキョロキョロしつつ付いて行き門前につく。

門番がいるがキシュウさんを見てビシっとしている。


『さあ、この奥に陛下が待ってるわ』


キシュウさんが門を開け入って行く。

続いて入って行くと奥の方へ王様と王妃かな?座っている。

その途中に左右に騎士?がいっぱい並んでいる。


恐る恐るキシュウさんの後をついて王様の前まで歩いていく。


『出迎えご苦労だったな、将軍』


『はっ、渡り人のはじめ様を連れてまいりました』

と挨拶し王様の斜め前あたりに行く。


あそこが定位置なんだろうか?

キショウの親って宰相と将軍って・・・めっちゃ高位なポストな人らじゃないか。


『さて、よくぞ参ったな、はじめ殿』


『は、はい、あ、あの五郎さんと一緒の地球から来たはじめと言います』

有名な方とかと会ったことはあったがこんな王様とかは初なのでガチガチになってしまう。


『私はこのジパング国の王をしているヒャッキと言う。開祖様と同じ渡り人を私の代でまた迎えることになるとはな』


俺が何も言わずガチガチなのを見て


『安心してくれ、違う世界にきたのだから色々大変だろうがわがジパング国は君の来訪を歓迎する』


『は、はい宜しくお願いします』


ふう~、優しい?王様でよかったよ。

少し緊張が解けて視野が広がった。

すると王妃様?がジーーとこちらをみていることに気づく。

向こうも俺が気づいたのを気づき


『少しよろしいかしら?』

『キショウからの報告で聞いたのですが、はじめ殿は海産物食文化の復活を目指すというのは本当ですか?』


『は、はい、私は元の世界では釣りに関する仕事をしていましたのでそういった事が出来ればいいなと思っております』

『先日釣りをして得た魚を食べてみたのですが、とてもおいしかったので安全に食せることが出来ればいいなと思います』


『ほう、もう魚を食したのか、安全で美味なら食してみるのもいいわね』

と王妃は言うが王様がえっと驚いた顔をしている。


すると今まで沈黙してたキショウが

『実は我慢できずに私も魚を頂いて食べました、すごくおいしかったです』

今度はキショウの母親のキシュウさんがピクっとしている。


と、ここで

『ずるいのだーーーー!』

と奥手にあるドアをバーンと開けて飛び込んでくる女の子が・・・。


綺麗な服を着てるがあれはビャクだな・・・・やはり姫というのはビャクだったか・・・。

ビャクはズンズンと歩いてこちらへやってくる。


『私は我慢したのにキショウは食べてるのはずるいのだー・・・』

怒り満身だったが、次第に目に涙が溜まって泣き出してしまった。

どうすればいいんだ・・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ