第6話について
第6話 小金井朔也⑥ に関しましては、
ストーリーの展開上、R18に抵触する可能性が高いので、
R18展開の方にて投降しましたので、18歳以上の方はよろしければ、そちらで続きを読んでいただけると幸いです( *´艸`)
(冒頭部分)
チ~ン
エレベーターのドアが開く。
目的の階に着いてしまった。
「さ、行きましょ♪♪」
楓はぐいぐいと俺の腕を引っ張っていく。
(本当にこのまま・・・。)
今更ながら、俺の心の中に焦りが滲んでいた。
ここまで来てしまった俺にも落ち度はあるのだが、この後に起きるであることを考えただけで怖気づいてしまう。
そもそもマタニティマークを付けていることから楓は妊娠中であり、かつ既婚者であろう。
たった一夜の関係とはいえ、これから先のことは浮気に当たるのではないか。
お腹にいるであろう子供は大丈夫なのだろうか。将来、この不倫をネタに脅される若しくは訴えられてしまうのではないだろうか。
考えれば、考えるほど際限なく頭を過る嫌な予感。
今すぐ、この場から逃げ出したい。
「ん。着いたよ。」
そんな俺の思惑なんて全く考慮に入れてすらいないのだろう。
ぐいぐいと引っ張っていた楓はドアの前で立ち止まると、受付で渡されたカギを使ってカチャカチャと鍵を開けると、そのドアを開けた。
もう手遅れだった。