#6 残念！ 使い損でした！
本日３本目
何とか間に合った。
[ここは、本当に王国か？」
タケルは問う。
タケルが見たものは、前までの活気あふれた王国ではなく
完全に火の海と化していた。
その時、タケルの中で、、、、、、、、何かが切れた。
「スキル 絶対支配権限 発動 完全修復」
王国の街並みが完全に戻っていく。
「な、？！ 何が起きた？！」
どこからともなく声が聞こえる。
モブラ伯爵だ。
その先にはノルが倒れている。
「すいません、マスター。」
「大丈夫だ、あとは俺に任せろ。」
そういいつつ俺は伯爵に攻撃を仕掛ける。
まずは手始めに適当に魔法を打ってみる。
「魔力弾！」
「反射。」
適切に、対抗魔法を打ってくる伯爵。
ここで俺は気付く、、、こいつには何かが取りついている。
じゃあ浄化魔法で終わり。
「魔封結界。」
魔力の流れが消えるのがわかる。
「これでお前は終わりだ！ 死ね！！！！」
そういって伯爵は剣をもって切りかかってくる。
俺も剣を抜き対抗する、だが力で押し負けた。
「はははははは！ 魔法を封じられた勇者なんてこんなもんよ！」
「確かに俺は魔法が使えないと弱くはなる、だが決して負ける気はないんでね！」
「その余裕もいつまで続くかな？ 神速。」
伯爵の姿が見えなくなる、だが、まだまだスキルを扱いきれていない。
所詮は仮染めの力、といったところか。
「はああああああ！！」
俺は集中し、俺の周りをぐるぐると回る伯爵めがけて切りかかる。
が、ぎりぎりで当たらない。
「ははははは！！ 当たるわけがなかろう！ これは神のスキルだぞ！」
そうか、じゃあ俺も同じ手を使わせてもらうよ。
神聖剣。
俺の周りの音が消え、視界に入るものすべてが遅く見える。
「はああああああああ！！」
さっきと同じように、伯爵めがけて斬りかかる。
そして、今度はあたり伯爵の左腕を切り落とす。
「うがあああああ！！ なぜ当たる！ 神の力を得た俺に対し、攻撃がなぜ当たる！」
「あんたに教える義務はないよ。」
そういい伯爵の右腕すらも切り落とす。
「もういい。これは使いたくなかったが、使うしかないな！ 狂化。」
伯爵がそう言い放つと、どんどん伯爵の体が大きくなり、両手が生えてくる。
「うがあああああああ！！」
「おいおい、まじかよ！」
こいつはシャレにならんな。しょうがない、アレ、を使うか。
「絶対支配権 公使！ 指定消滅！」
そう唱えると、伯爵の体が跡形もなく消滅した。
「ぐっ！！」
うっ、かなりこれは体力を使うな。
少し休もう。
タケルは倒れこむように意識を手放した。
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(うん？ なんだこれは？ 何度か柔らかい感触に包まれているような。)
そう思いつつタケルは意識を覚醒させた。
目を開けると、視界の先にはパトラがいた。若干涙の跡が見える。なぜだろう？
ていうか俺の視界の上にいるということは、ひ、ひ、膝枕ですか！
いやー、伯爵様ありがとうございます！
俺は体を起こそうとするが、だめだ、まだ力が入らない。
ということなので、もう少しこの暖かい感触の中で眠ることにした。
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そして俺は目を覚ましたが、俺がいたのはパトラのひざ上でもベットの上でもな
く、真っ白の空間だ。この空間には見覚えがある。
「やあ、使っちゃったね、権限。」
「うるさい。仲間を助けるためだったんだ。仕方ないだろ。」
「まあまあ、こちらは大歓迎だけどね、さらに神に１歩近づくことが出来る。」
そう、こいつは俺を異世界へ転移させた張本人。創造神アレスなのだから。
「とりあえず、魔王編クリア、おめでとう！ パチパチ。」
「だから、この世界はゲームじゃないだろ。」
「まあ、長い時を生きている僕にとっては、ゲームみたいなものさ。
おっと、そろそろ時間だね。」
「ああ。じゃあまたな。」
「では！ 次にここに訪れるときは、さらに神に近づいていることを願っています！
さよーならー。」
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本日３本目です。
３本投稿きついっすねー
明日は１５、２２時に今作投稿。19時に短編投稿するかもしれません。
急いで書いたので変な部分あるかもしれませんが、見逃してください（笑）
頑張りますので、アドバイス、誤字脱字報告、感想お願いします。
(貰えたらガチで泣きます。)
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