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#3 モブAを倒した!レベルが上がった!

本日2本目です。

少し長いです。



「今日のご飯何にするー?」


「俺はタケルが教えてくれた、焼きそば?が良いな!」


「私は卵料理もほしいなー」


「タケル、どうする?」


これから王国の一番重要なところに行くというのに、

ずいぶんのんきな人が多いような。


謁見の間の大きな扉についた。すると

「あ、久しぶりですモブラ伯爵」


パトラがそう言うと、伯爵とその取り巻きはにやにやしながらこう言った。

「やあタケル君。ずいぶんと楽しそうだね。」


「そうでもありませんよ。」

伯爵はタケルの返答も全く気にせずこういった。


「ああ! さぞ楽しいだろうな! こんな美少女たちに囲まれて、ハーレム気取りですか! 勇者様! 」


伯爵は皮肉交じりに廊下に大きく響く声で叫んだ。

まあ実際タケルのことをよく思わない貴族も少なかれいる。伯爵もその1人だ。

伯爵の頭の中だと、急に表れてこの国の王女を奪っていったくそ野郎。

と思われているのだろう。


ちなみにこの伯爵は領民の税で遊びたい放題しているような輩だ。

何回も注意されているのに、やめる気配がない。


あ、いいこと考えた♪

(マスター、笑顔が黒いですよ)

そんなノルの忠告も聞かずに、タケルはこの後の伯爵の吠えずらばかり想像していた。


********************************************************************

俺は今前世では全く乗る機会のなかった、ふかふかのレッドカーペットの上を歩いている。

日本だとどのくらいするんだろう、とくだらない妄想をしなが

ら、王の前まで突き進む。

左右には王の近衛騎士たちがズラリと並んでいる。

玉座の近くには侯爵以上の貴族がいる。


玉座の目の前についた、ここは作法どうりに膝をつき、顔を下げる。


「顔を上げよ」


そんな声が聞こえると皆が一斉に顔を上げる

先ほどの王様が玉座に腰を掛けている。相変わらずこれには慣れる気がしない。


「勇者一行よ、このたびは魔王討伐をしてくれて、ありがとう。」


王の敬語に一同がざわめく。

だがそれも、すぐに静まった。


「そなたらには報酬として龍金貨100枚と勲章を授ける、これからも頑張るんだ」


「私にはまったいないお言葉で」


謁見の間から拍手が響き渡る。

外からも歓声が聞こえる。


「陛下、報告の前に、一ついいですか?」


「構わん」


「先ほど、謁見の間の前でモブラ伯爵に私たちを貶めるような暴言を吐かれました。」


「む、それは誠か?」


「そ、そのような事実は全くありません。証拠がありませんからね。」


伯爵が余裕の表情で返す。

謁見の間が静寂に包まれる。


「証拠なら、あります」


と、言って俺はポケットから白い長方形のボイスレコーダーを出した。

勇者召喚されたときに唯一持っていた物だ。

俺は端のボタンを押す、すると


「やあタケル君。ずいぶんと楽しそうだね。」


「ああ! さぞ楽しいだろうな! こんな美少女たちに囲まれて、ハーレム気取りですか! 勇者様! 」


伯爵の顔から血の気が引ていくのが分かる。


「へ、陛下! これは、これは違うのです! 私はこんなことなどやってはおりません !

こいつが勝手に仕掛けたんです!」


謁見の間から怒声が上がる。


「もうよい、こいつを牢に連れていけ」


兵士たちが伯爵を連れて行った、自業自得だ。バーカバーカ


「タケル殿、すまなかったな。話を続けてくれ。」


「はい、分かりました。」


おれは、王以外の玉座の間の人たちに向かってすべてを話した。

魔王軍を操っていたのは魔王ではなく、魔王の宰相だったこと。

ブランが人間として牢に幽閉され、拷問されていたこと(大嘘)

俺が人間界のまとめ役になること。

新しい国を作ること。

多少嘘はあるがすべて話した。


みんな案外快く承諾してくれた。

話が一通り終わり、俺は玉座の間から出た。


*******************************************************

地下牢に声がこだまする。


「どうして私がこんなことに!」


「タケルめ、急にのこのこと表れて私を摘発しおって!」


憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い


そんな感情が渦巻く中声が聞こえる。


「が、、ほしいか」

うまく聞き取れない。


「力がほしいか」


今度ははっきりと聞こえた。そして叫んだ。


「ああ! 力がほしい! あいつを殺せる力が!」


今、ここで世界を揺るがす怪物が誕生した。



いろいろと勉強したので少しは面白く、そして読みやすく、なっているはず?です。

伏線って難しいですねー。

頑張りますので、アドバイス、誤字脱字報告、感想お願いします!

明日も15時と22時に投稿予定です。

ブクマや評価貰えると嬉しいです。

3日後までに0、1、2、話の改稿を済ませておきます。

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