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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第二章 学園編 俺と学園とドラゴン
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8.………俺です

更新が止まって申し訳ありません!

れ、練習試合が………。

 突然だが、俺は今クリカトル学園の教室の中にいる。


 今日は入学試験の合格発表の日だったのだ。









 どうも、念願の11歳になったレイだ!



 久しぶりの振り返りと行こう。





 まず、母さんとオルゼさ―――オルが再会した日の夜の話だ。


 「家族なんだから、名前呼び捨てで敬語もやめろ」と本人から言われたのだよ。



 ギルドカードを作るのは明日となり、その日はオルのおすすめ宿に泊まる事になった。


 宿代はオルが奢ってくれて、すごいいい宿に泊まる事が出来た。



 その日の夜にミナ姉が旅に出た。



 宿の部屋に入って、すぐに精霊門付きの義手を使ってミナ姉とラーナを呼んだ時、ミナ姉から言われたんだ。


「俺はシロアの話を聞いた時に、フランの事を本当にどうするか考えたんだよ。結論としては、俺はやっぱりフランが心配だ。でも俺はすぐに無茶するお前の事が心配だったんだが、その義手を使えばすぐに俺を呼べるようになっただろ?だから、安心してフランの事を探しに行く事にした」


 そう言ってミナ姉は、フランを探しに大陸を放浪しに行った。


 俺もフランの事が心配なのは一緒だ。

 だからこそ、ミナ姉なら安心して頼める。


 母さんとオルの再開を見た身としても、俺も早くフランと再会したいと思う。



 ちなみに、ミナ姉とラーナはグランディア付近の魔物狩りをしてたようで、帰ってきた時は持って行ったリュックいっぱいに、魔物素材を詰め込んでました、ラーナが。





 次はギルドカードの話だ。



 母さんと俺とシロアの三人のカードを作ってもらった。


 ラーナには、「私は、ずっと主様の専属精霊としている予定なので大丈夫なのです」と言って断られた。


 ミナ姉が居なくなったけど、私はずっと一緒にいるよ!というラーナなりの気遣いが嬉しかった。



 異世界物には必ずあるギルドカード。


 それは大概がオーバーテクノロジーだ。

 この世界もそれは同じだ。


 この大陸にはいくつかの古代遺跡がある。

 その中で見つかった長方形の黒い箱が、ギルドカードを生み出している物体なのだ。

 この箱は、まんま見たとおりに『ブラックボックス』と呼ばれている。


 ブラックボックスが発見された時、この箱の周りに数えきれないほどの薄い灰色の板が同時に見つかった。

 その板を、迷宮探索者の一人が好奇心で触り、板に掌全体を乗せた時にブラックボックスの一部が光り出したらしい。

 すると、灰色の板の横に薄くて平らな穴が開いており、そこからカードのような物が出てきたのだとか。


 それがギルドカードの始まりだ。


 現在は、ブラックボックス自体を冒険者ギルドの総本部で保管し、薄い灰色の板―――プリンターと呼ばれる板を各地に配り、それを使って冒険者登録の際にギルドカードを発行しているらしい。

 また、ギルドランクが上がるとギルドカードの色が変わるのだが、そのカード更新もプリンターで行っている。


 プリンターって名前つけた奴、絶対転生者か転移者だろ。

 あと、ブラックボックス用意した奴、絶対アルカナだろ。



 まぁそこはいいだろう。



 実はギルドカードの表記欄の中に『職業』という枠があるのだが、これは『冒険者としての職業』が表記される。


 だが初めて登録する時には自分の職業なんて決まっていない場合が多い。

 その際にこの項目は、ブラックボックスが読み取ったデータを参考にして、本人に適性のある職業を表記するのだ。

 そして、駆け出しである【青銅】級の冒険者は、初めに職業欄で出てきた職業のままにしている事が多い。



 さて、それで俺達の話だ。


 俺達がカードを作った時に、職業欄に表記された職業はこれだ。



  レイ:回復士(ヒーラー)召喚士(サモナー)


  シロア:斥候(スカウト)


  カミア:魔術師(マジシャン)



 俺、まさかの二重職(ダブル)だったのだ。


 どうやら、普段は最も適した職が付くらしいのだが、稀に適性が同じくらいだと職業が二つ表示されるらしい。

 回復士(ヒーラー)が出るとは思っていたが、召喚士(サモナー)は予想外だった。

 恐らく【血の眷属(ブラッドファミリア)】の効果で眷属がいるからだと思われる。


 だが、召喚士(サモナー)を取得した事により、新しいスキルを取得した。



  【召喚(サモン)】:眷属下にいる存在を、自分の半径5m以内に呼び出す事が出来る。



 これ自体は、召喚士(サモナー)の初期スキルだ。


 だが、どうやら『眷属下』という範囲内に【血の眷属(ブラッドファミリア)】の眷属も含まれているようなのだ。

 これにより、母さんやシロも好きな時に呼び出せるようになった。


 これは思わぬ収穫だった。





 さて、ギルドカードを作るという予定を達成して、ココでの目的をすべて終えた。


 ならば、いざ迷宮!と思っていたのだが、それどころではなくなった。



 実は、シロアが恐ろしいほど勉強が出来なかったのが発覚したのだ。



 母さんもこれは予想外だったらしい。


 母さんが、自信を持って俺らなら大丈夫だと言ったのは『実技』の話。

 クリカトル学園の入学試験は『実技』と『学科』の二つだ。


 俺は城に居た頃に本を読みまくっていたので、知識面では一般人以上はあるつもりだ。

 そして俺の傍にシロはいつもいたので、母さんはシロも本を読んでいるとばかり思っていたのだ。


 だが、シロがいつも見ていたのは『本』ではなく『本を読んでいる俺』だったらしい。


 曰く。


「………本を読んでる兄様すごくカッコよかったの」


 そう思ってくれるのは嬉しい!

 でも、シロが勉強できないなら話は別!


 その為、それから迷宮には一切潜らないで、シロと一緒に勉強会をしていたのだ。


 そして、シロが母さんとオルの二人から合格点をもらった時には、急いでエルデバランへ移動をし始めなければ、入学試験に間に合わないほどギリギリにまでなっていた。


 俺が精霊王になった際に手に入れた称号【精霊の王(フェアリーキング)】の効果で、俺も【転移(テレポート)】が使う事は出来る。



  【精霊の王(フェアリーキング)】:全精霊の王の証。同意のある精霊を眷属に出来、眷属の精霊の能力を使う事が出来る。



 流石にこの称号は【血の眷属(ブラッドファミリア)】には対応していなかった。


 だが、【転移(テレポート)】の能力はこんな感じだ。



  【転移(テレポート)】:一度行った事のある場所に、MPを消費して移動する事が出来る。スキル発動者に触れている物も移動させる事が出来る。



 そう、俺エルデバランに言った事無いんだよ。

 だから、今回は使えなかった。

 次回からは簡単にグランディアとエルデバランを行き来できるようになるけどね。





 さて、やっとのこさ付いたエルデバラン。



 試験受付申し込みは、締め切りギリギリの駆け込みだったが何とか間に合った。


 受付の際に、試験番号の書かれた札をもらった。

 どうやら合格発表の日に、合格者はこの札にクラスが浮かび上がるんだとか。

 んで、このシステム?魔法?を作ったのはここの学生らしい。

 すげー最先端だな。

 


 試験から合格発表まで1週間かかるそうだ。

 その間は、エルデバラン内にある宿屋を学園側負担で泊まれるようだった。

 危ねぇ、その間の事何も考えてなかったわ。



 そして、次の日から試験が始まった。



 一日目学科試験は、元の世界の受験と似た感じのテスト方式で、一般常識を確かめるテストだった。


 二日目実技試験は、集まった教師陣の前で自分の特技を見せるといった内容だった。



 実技試験に関しては、俺らは確実な合格を狙っていたので、切れる手札を切っている。


 俺は【範囲回復エリアヒール】を見せた。

 感覚がおかしくなっているが、【回復魔法Lv.3】は、この世界でも高い方だ。ましてやこの年代だとほとんどいないだろう。


 シロは、教師を相手に模擬戦を行った。

 やれる所までやってこい!とGOサインを出したら、【加速アクセル】をフルに使って教師を圧倒して倒してしまった。


 こんな感じで試験の方は、シロが傲慢貴族に絡まれかけた程度で特に問題無く終わっている。

 絡んできた傲慢貴族は、実技試験でシロが見せつけた戦闘力にビビって逃げてったぜ。





 そしてその試験結果が、一週間後である今日の朝が発表だった。



 発表までの数日はシロと二人でエルデバランを観光した。

 食べ歩きを行ったが、ガルザードとは違った味付けですごく満足している。

 ガルザードは、全体的に濃いめの味付けなのだが、エルデバランは様々な人が集まるので味付けが見事にバラバラだったのだ。


 あの日食べた焼き鳥のおいしさを俺は一生忘れない。



 結果発表は勿論互いに合格。


 二人ともクラスは、A~Fある内のCだった。

 何が基準かは知らんがな。





 それで今の状況だが、昼過ぎから学園に集まっており、これからどうするかの説明を受けている。

 説明をしているのは、このクラスの担任の女性で、名前は『クリス・デルター』と言うらしい。

 ちなみにクラスのメンツは男女半々くらいだ。



 入学式は1週間後。


 引っ越しはその間に済ませる事。


 これから暮らしてもらう住居の割り付けは既に決まっているが、希望があれば教えてほしい。



 この段階でシロが手を上げる。


「………ん」


 俺達は二人用の長机が並ぶ教室の比較的後ろの窓側に並んで座っている。

 なので、クラスの連中は手を挙げたシロを振り返るように全員見ている。


「おっ?確か、名前はシロアだったな?」


「………ん」


「それで何か希望があるのか?」


 どんな希望があるのかクラスの全員が興味津々に見る。


「………私、兄様と同じ家に住みたいです」


「兄様?」


 クリス先生がオウム返しをする。


 そりゃこのクラス、シロ以外の獣人いないもんな。

 分からないのも当然だろう。


「………ん。………私の隣に座ってるレイ兄様と同じがいいです」


 視線が俺に集中する。

 クラス皆の顔が疑わし気だ。


「あー、えー、レイだったか?」


 クリス先生は俺に話を振る。


「はい」


「シロアの言っている事は本当か?」


 どう見たって俺とシロは兄妹に見えないからしょうがないだろう、うん。


「えぇ、確かに血のつながりはありませんが、小さい頃から二人で兄妹として過ごしてきました」


 俺がちゃんと説明するが、クリス先生の疑わしげな眼は消えない。


「そうか。あともう一つ聞きたいんだが、シロアは奴隷と聞いてるんだが?」


 あー。


「………はい」


「じゃあシロアは誰の奴隷なんだ?」


「………俺です」


 クラス全体の目が、残念な人をを見るような目に変わる。



 ちょっと待って!


 学園が始まる前から暗雲が!

出来る限り毎日更新と行きたいのですが、正直二日に一回の更新になりそうです。

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