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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第一章 精霊編 最強への一歩
45/121

25.おやおやぁ?特級精霊様が3人もいるじゃぁないか

文増量計画中

って前回言いましたが明日から頑張ります!(真面目)


まさか、余裕があると思ってた休日がすべてバドミントンで潰れるとは思わなかったんです!

 目の前の扉を壊しながら、膨大な魔力の塊は部屋に突っ込んでくる。


 破壊された扉が砕けて、砂煙が舞う。



 やばい、冷汗が止まらない。

 【魔力探知サーチ】で反応している魔力が圧倒的すぎる。


 シーラも、一度捕まった経験からか明らかに怯えた表情をしていた。

 でもシーラだけでなく、あのミナ姉やリボルでさえ緊張からか表情が強張っていた。

 その表情だけで、前回どれだけ完膚なきまでにやられたのかが伝わる。


 やばい、三人の顔見てたら俺も緊張してきた………。


 俺までコンディションを下げそうになっていた時。



「ケロ」



 静かに、ただ一言ラーナが鳴いた。

 だが、その一言で俺は落ち着く事が出来た。



 そうだ、周りがどうこうじゃねぇ。

 俺がどうするかだ。


 ミナ姉達が返り討ちを受けた時との違いなんて、俺とラーナの有無くらいだ。

 だから、俺がどうにかするしかねえんだ。

 この世界に来てからずっと鍛えてきたじゃねえか。

 それは大切な人を守るため、俺がこの世界を生きていく為だったはずだ。

 なら今更グダグダ言うのは遅い。

 今俺に出来る事をやるしかないんだ。


 何だ簡単な事じゃないか。

 俺が頑張ればいいだけの話だったんだな。





 冷静になって後で思い返した時、この状況で逆に落ち着けたのは自分に掛かるプレッシャーが大きすぎて、一周回ってしまったんだと思う。


 それでも、そのおかげで俺は落ち着く事が出来た。


 でも「私もいるんだからちゃんと守ってよね!」と言わんばかりに主張してきたラーナには後でキッツいお仕置きをして上げました。

 下手したら、悪化してたんだぞこの野郎。





 俺が落ち着いたのとほぼ同タイミングで状況が動く。


「ふっふっふ………」


 煙の中から男の笑い声がする。


「おやおやぁ?特級精霊様が3人もいるじゃぁないか」


 その喋り方はやたらと癇に障るような、言うなれば相手をイラつかせる喋り方をしていた。


 うっわ、こいつが一言喋っただけで俺とはそりが合わないと確信した。

 異世界の傲慢貴族と同じ雰囲気がガンガンするんだよ?

 聞いたら分かる、うざい奴やん。


 俺が心の中で暴言を吐きまくっているとも知らず、煙の中からの声は止まない。


「しかもそのうち二人は『最強』と名高い初代特級精霊のお二人じゃぁありませんか」


 すると突然煙が晴れる。

 ラグニが魔力で吹き飛ばしたのだ。


 恐らくハエを払う程度の気分で放ったであろうその魔力は特級精霊が持つ【魔法耐性Lv.4】でも無ければダメージを負ってしまうほどの威力だった。


 こいつ、何体の精霊を眷属にしてるんだよ………。

 腐っても流石精霊王か。



 晴れた煙の中から出てきたのは、ローブで体を隠している、血の様に真っ赤な髪の色をして真っ黒な肌をした180smほどの大男がいた。


 こいつがラグニ………!


「俺にコテンパンにやられた癖に今更何をしに来たんでぇすかぁ?」


 ラグニはその顔をニヤニヤと歪めながらミナ姉とリボルを挑発する。

 その挑発に乗ったらカウンターが来るとわかりきっているので、二人は飛び出そうとする気持ちを耐えていた。


「それに、そこにおわすわ初代精霊王様じゃないですかぁ」


 すると標的が俺の肩に乗るラーナに変わる。


「戦えない精霊王様は自殺するしかなかったんですもんねぇ?それで、そんな醜いカエルの姿になってまで生きてて、なぁにが楽しいんでぇすかぁ?」


 ラグニは元々ニヤニヤしていた顔を、更にニヤニヤとさせながらラーナに向かって言う。



 ぶっ殺したろうか貴様。



 一瞬鎌首をもたげた考えは、俺の肩に乗るラーナの鳴き声で止む。


「ケロロン?」


 ラーナはカエルの姿で首を傾げながら鳴いた。

 「普通に楽しいよ?」とも言いたげなその様子は、怒りに狂いそうだった俺とリボル、ミナ姉を落ち着けるだけでなく、怯えていたシーラの興味を引き緊張を和らげていた。


 一言鳴くだけで味方の状況を和らげるのだ。

 やっぱりラーナは戦いに向いてないのも分かったし、流石初代精霊王様だと関心もした。


 だが、その様子が気に食わないのが現代の精霊王様だ。


「な、何を呑気に首など傾げてるンだよッ!」


 一瞬で化けの皮が剥がれる。


「お前らは俺にビビってればそれでいいンだよッ!ここじゃぁ俺が王なんだよ!だから、俺が正義なンだよ!だから、逆らうお前らが悪だ!」


 まるで子供の癇癪の様に怒るラグニ。


 こいつ精神年齢低すぎじゃないか?

 煽り耐性の無いガキじゃねぇか。

 こんなのに力持たせるのは、一番ダメだろ。


「だから殺す!まずはそこのカエルから殺す!あの漫画の様にメメタァ!と潰してやる!」


 ラグニは癇癪を起こしたまま、ラーナを指さしてそう宣言する。



 ハイ、有罪ギルティ



「【縮地カットイン】」


 ラグニの前に飛び込む。


「だからそこd、ワァッ!?」


 突然視界に入る俺にビビるラグニ。


「挨拶代わりだ。くらいなッ!」


 右手を後ろに引く。


「【噴火バーナー】ッ!」


 開幕一発だ!


 俺の守備範囲に手を出す宣言をしたんだ。

 覚悟しやがれッ!

出来ればさっさと蹴りつけて話進ませたいなぁ………

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