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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第一章 精霊編 最強への一歩
43/121

23.いっぺん死ねやぁッ!

少し短いです。

残業パーリナイ。

「「えっ!?」」


 互いに驚き合う、俺とリボル。


「ミナ姉の声を聴いたからやる気出したんじゃないの!?」


「シーラがいたから戦力を増やすためにマジになったんじゃないのッ!?」


 互いに顔を見合わせる。


「………ケロロ?」


 二人は何をしているのですか?と言わんばかりの鳴き声を上げたラーナの声が暗がりの廊下に響いた。





 おk、落ち着こう。


「まずシーラって誰だ?」


 聞いた事の無い名前のはずだ。


「そういやアンタはミナじゃなかったわね………」


 リボルは今更思い出したかのようにそう言う。


「嘘やろ?」


「だってノリの感じが一緒なんだものッ!間違えたってしょうがないわよッ!」


「そうかい?」


 俺とミナ姉は似てないと思うが………?


「そうよッ!………雰囲気が似ているのよ、だから思わずさっきも戦闘任せちゃったし………。ま、まぁいいわッ!」


 何かボソボソと喋るリボル。

 難聴系主人公じゃないが、マジで何て言ってるか分かんねぇ。


「シーラはさっき紹介する途中だったけど、女子組の5人目の特級精霊の『結界精霊』よ!さっきのを見た感じ、シーラが屑三人衆の攻撃を受け止めてたっぽいわねッ!」


 なるほど、そりゃ強いわ。

 なんせ、そうでもなかったとはいえ特級三人からの攻撃を何度も受け止められるのは、それほど精霊としての性能が強いんだろう。


 ………結界か。


 滅ッ!って結界で戦う漫画を思い出した。

 あれは子供心にグサッと来たな。かっこよかった。


「そッ!れッ!よッ!りッ!もッ!」


 アクセントをガンガンに聞かせながら叫ぶリボルが詰め寄ってくる。


「ミナってどういう事よッ!」


「おぅ、落ち着け………。いや、シーラ?とやらと喋ってたじゃねぇか」


 あれはどう聞いたってミナ姉だと思ったんだが、違うのか?


「ミナは今のアンタと同じ声だったわ!?あの声とは全然違うじゃないッ!」


 そりゃ、この体はミナ姉のだもんな。同じ声のはずだ。


「でも、人間界にいた時ミナ姉は今の俺と色々違うって言っただろ?その時の声や感じがあんな感じなんだよ」


 そう、気だるげで言葉遣いとかまったく気にしてなくて、普通に男言葉でしゃべるし、自分の事『俺』って言う系女子だったミナ姉の声だった。





 俺ら二人が扉の前で揉めている中―――。



「ハァハァ、何とかなったっす………」


「お疲れ。な?何とかなっただろ」


「明らかに偶然っすよね!?」


「それよりも俺は外の奴らを倒したっぽい奴らの方が気になる」


「流さないでほしいっすよ!?」


「うるせぇよ。とっとと切り替えろ、新入り」


「理不尽っす!?」


「外の奴ら、どうやら味方っぽいんだが、片方は聞き覚えがあるんだよ」


「はぁ………。確かにあの大きい声はリボル先輩っぽいっすね」


「でももう片方がどうにも分かんねぇんだよな。どっかで聞いた事あるんだが………」


「そうっすねぇ………。あ、あれですよ姉御」


「なんだ?」


「姉御の元々の声と似てるっすよ」


「………何?」


「そうっす、そうっす。そう考えると確かに元の姉御の声と瓜二つっすよ」


「おい、出るぞ!」


「えっ!?急にどうしたっすか姉御!?」





ギィィィィィィィィ………。





「「んっ?」」


 二人でウダウダ言ってたら、後ろの扉が開き始めた。

 てか、またハモった。今日何度目だよ。



 そして空いた扉から、二つの影が飛び出してきた。



「あぁ………!」



 思わず声が漏れる。


 だって最初に飛び出してきた、灰色の髪をしたスレンダー美少女を見間違うはずはない。





「ミナ姉ぇ!!」





 声を上げた俺と目が合う。

 すると、やれやれといった顔をする。


「全く………。落ち着けよ、俺はちゃんと復活するって言ってただろうが」


 肩も竦めて、やれやれといった感じを出してくる。

 やっぱりそんなポーズが似合っていた。


 感情のままに駆け寄る。


 そして………。


「やっと会えた。これで俺も謝る事が―――」


「ウッソ、ホントにミナ!?」


 偶然だろうが俺の言葉に被せる様に、リボルはいつも以上の大きい声を上げる。



「ホントに胸が消めt―――」


「いっぺん死ねやぁッ!」


「ぶへっ!?」



 禁断の話題(お胸様の御話)に触れてしまったリボルが、思いっきし全力のミナ姉の右ストレートによりブッ飛ばされた。


 いやミナ姉、女子相手に顔面ストレートはアカン。


「【超回復ハイヒール】!っと、どうどうどう、落ち着けミナ姉………」


 吹っ飛んだリボルに【超回復ハイヒール】を飛ばしつつ、ミナ姉を落ち着けに入る。


 今の見た感じ、かなりのダメージをリボルは負っていた。

 (紙装甲)ではないにしろ(軟弱装甲)なのだ。

 恐るべきミナ姉の怒り。


 くだらない事を考えながらも、俺はミナ姉を落ち着かせようと近寄る。

 だが、俺の余裕もすぐに消えた。


「やかましいわ!レイ、貴様俺の体を奪いやがったなッ!」


 ミナ姉を抑えにかかった俺だが、何やら矛先がこっちを向いた気がする。


 思いっきり胸ぐらを掴みあげられる。

 精霊界に来てから、やたらと胸ぐら掴まれる気がするぜ………。


「転生したって思ったら人間界の姿のままだし、レイがなんかしたのかと思って城に乗り込んだら普通に捕まったじゃねぇかよッ!」


 どうやら、何故か俺がまだ精霊王になる前にミナ姉は復活したらしく、復活できたって事は俺が精霊王だと思って乗り込んだらしい。

 そしたら、精霊王に撃退されたとか。


「ホンットにどうしてくれやがる!こちとら捕まった挙句、先にいた後輩に笑られる始末だぞッ!?」


「ちょ、ちょっと、ま、って………。い、いきが………ッ………!」


 息がめっちゃ苦しい。

 どんだけ本気で持ち上げてんだよッ!?

 後、後輩は知らんわ!

切り所が見つからなかったので、今日はここまでッ!

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