18.どうやら、主様と一つになっているようなのです
更新頻度を一日ごとにするか、二日ごとにするか検討中
それと少しタイトルを変更しました。
幼馴染みと頑張る異世界転生
⬇
幼馴染みと行く異世界転生
あんまりユーリネリア本編に出てきてないので…………。
かなり後にしっかりと出てくる予定なので、のんびり待っていただけると助かります。
09/20追記:スキル欄に【縮地】を追加しました。
「ラーナ、助けられなくてごめんッ!」
リボルは守り切れなかった事を謝り頭を下げる。
「気にしてないのですよ。むしろ謝りたかったのはこちらですよ。もう居ない相手を探させてしまったのですから。すみませんでした」
互いに謝り合う。
少しの間、その光景は続いた。
「ホントに、アイツ等絶対許さないわッ!非戦闘精霊を集団で襲うなんで屑の極みよッ!」
しっかりと謝る事が出来て落ち着いたのか前回のラーナの最後を聞いてリボルが本気でキレだす。
「それには俺も同意だ。話を聞いただけでも気分が悪い」
ラグニのタイプはすぐに分かった。
『チートを手に入れて周りを蹴散らせるようになって調子に乗り、この世界は自分の好きにしてもいいと勘違いしている』
そういう類の転生者だ。
異世界関連の本を読んでいれば分かるはずなのだ。
そういった転生者はそうじて周りからの恨みを買い、敵を大量に作る。
そして最後は、増やし過ぎた敵を抑えきれなくなり討たれる。
そうなるのがお決まりなのだ。
それが転生者として分からないはずが無い。
だが、ラグニは実際に自分の好き勝手に生きているらしい。
つまり、討たれるとは微塵も考えていない事になる。
それほどに奴が手に入れたチートは強いというのか?
奴に勝つ手段は無いのか?
………何も思いつかない。
「…………ま?」
だが、何かが引っかかるのだ。
「…るじ…ま」
矛盾してる事があるように感じるのだ。
「……じさま」
それが分かりそうでモヤモヤする。
「主様!」
「うおっ!?びっくりしたぁ!」
耳元に大声で叫ばれる。
振り返ると俺を心配そうに見るラーナと、怒りの目を俺に向けるリボルがいた。
「ちょっと!アタシの話を聞いていなかったわねッ!?」
どうやら、俺は考え込んでいる横でリボルが何かを言ったらしいが、俺には聞こえていなかったらしい。
「悪い悪い。少し考え事してた」
「まぁいいわ!それよりもアタシが手に入れたスキルの話よッ!」
リボルは気にせず話を戻してくれる。
「確か【精霊憑依】だったか?」
「そうねッ!」
「どんな能力なんだ?」
そういえばちゃんと見てなかったな。
他の能力がインパクト強くて………。
「何でも『周囲の魔力と一体化する』能力らしいわ!」
「kwsk」
「大きな魔力の下に周りの魔力を集めて合体させる能力で、MPが常時よりも増えて減りにくくなって、魔法の威力が上がるらしいわ!」
「つまり、魔法強化って事だな?」
「そうねッ!」
そいつはつえーわ。
リボルの魔法攻撃力がまた上がるのか………。
さすが『極振り』の称号を持つだけはあるな。
「主様が与えた能力なのですから、強いのは確定なのです」
ラーナ自分が強化された例があるので、俺を上げてくれる。
「おう、ありがとな」
何となくラーナの頭を撫でる。
「ん………!」
嬉しそうだ。
「ちょっと目の前でイチャつかないでよッ!」
放置されたと思ったのか、リボルが俺に飛びついてくる
「悪い悪い」
リボルも撫でてやる。
「わ、悪くないわねッ!」
顔ニッコニコしてますよ。
「試しに一回やってみるわ!しっかりと見なさいよねッ!」
リボルは俺に新能力を見せたいらしい。
一歩下がって俺達から距離を取る。
「行くわッ!【精霊憑依】ッ!」
リボルがそう唱えた瞬間、辺りに蛍の光のような玉がたくさん浮かぶ。
周辺を漂う微精霊が反応しているのだ。
そして、一つになろうと集まりだす。
反応しだしたのはそれだけではなかった。
「な、なんだ!?」
「ッ!?」
俺の魔力も、ラーナの魔力も光りだした。
まさか、魔力の塊とも言える精霊も一体化の対象なのか!?
それはつまり―――
「えッ!?」
周りの光玉は俺に吸い込まれるように集まる。
『一番大きな魔力』を持つ俺に。
微精霊も、上級精霊も、特級精霊も関係なく俺の中に吸い込まれる。
そして、周りの光玉が全て俺に吸い込まれた。
「………どうなった?」
今立っているのは俺一人だ。
ラーナもリボルもいない。
『どうやら、主様と一つになっているようなのです』
頭に声が響く。
【念話】のような感じだ。
『ラーナか?』
【念話】と同じ感覚で話しかけてみる。
『はい』
ちゃんと伝わるようだ。
『あ、アンタ何をしたのよッ!?』
リボルの大きな声も聞こえた。
どうやら、吸い込まれても意識はしっかりとしているようだ。
『なぁリボル。確かあのスキルは一番魔力の大きいものに集まるって言ったな?』
『えぇ、だからこそアタシに集まるはず―――』
『いや、それなら元は俺で間違ってない』
『どういう事なのですか?』
気になったのかラーナの方が先に聞いてくる。
『リボルはMP240だったな?』
『え、えぇ、そうよ』
『俺MP350超えてるんだわ』
『はぁッ!?』
『えっ!?』
リボルだけじゃなくラーナも驚いている。
『あれ、言ってなかったっけ?』
『聞いてないわよッ!』
『聞いてないのです』
まじか、俺のステータス教えるのすっかり忘れてたな。
ただ、かなりひどいことになってるんだよなぁ………。
名前:レイ
Lv:69
種族:精霊
年齢:10歳
性別:女
職業:上級精霊
状態:【精霊憑依】化(02:52)
称号:【女群集の呪】【エルダーエルフの友】【王の血統】【神獣の兄】【アルレイナの弟子】【黄泉還】【母の愛】
HP:107/107(352/107)
MP:356/356(712/356)
STR:C
VIT:D
INT:B(A)
MID:D(C)
DEX:C(B)
AGI:D(C)
LUK:S
スキル ・攻撃系 【剣術Lv.3】【☆魔力弾】【☆浮遊剣】【☆噴火】【☆二重噴火】
・耐性系 【魔法耐性Lv.3】
・生産系 【料理:Lv.1】
・補助系 【回復魔法:Lv.3】【☆継続回復】【魔力探知】【魔力操作】【魔力遮断】【☆魔力武装】【☆二重詠唱】【☆連撃】【精霊眼】【縮地】
・特殊系 【×念話】【☆血の眷属】
限定 ・攻撃系 【雷魔法Lv.5】【雷弾】【放電】【雷撃】【☆閃光張手】
・耐性系 【魔法耐性Lv.4】【麻痺耐性Lv.5】
・補助系 【☆録音】【☆再生】【充填】【☆蓄電】【☆感情爆発】
・特殊系 【☆二重奏】
これはダメだろ………。
次回はきっと精霊の国!




