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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第一章 精霊編 最強への一歩
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17.もちろんなのです。使った後は跡形も無くなりますから

今日の職場(定時DAY)


作者「お疲れさ―――」

係長(男)「定時デーだと思った?残念、残業でしたっ!」

作者「( ゜д゜)ポカーン」


明るい職場ですw

 精霊の王が精霊じゃない?



「どういう事だよ?」


 そんな事を言った張本人(リボル)に詳しく聞こうと思う。





「まずアイツ……今の名前ラーナって言ったっけ?が精霊王をやめた理由だけどね」


 そこから語り始めるリボル。


「国が出来てから十年くらいした頃かしらね。ずっと平和だったんだけどね、ある日神様が来たのよ」


「は?」


 なぜここで急に神が?


「そして全精霊を集めてこう言ったのよ」




『精霊共が集まりだして国家を作り出したから、何が起こるかと期待しておったのだが、ただ集まっただけに過ぎぬではないか!

 期待外れもいい所だ。まったく。


 だから我が楽しくしてやろう。

 そうだな、今の特級クラス10人を上級に戻して、全員で王の座を取り合ってみせよ!』




「ってね」


 肩を竦めてそういうリボル。


「………ちなみにその神の名は?」


 すごく聞いた事ある感じの事を喋る神様だなー(棒)



「世界神アルカナよ」



 やっぱりあいつかよ!?


 力が抜けて、膝から崩れ落ちる。


「ど、どうしたのよ?」


「あ、主様?いかがなされましたか?」


 急に崩れ落ちた俺を、心配そうに見る二人。


「な、何でもないよ………」


 あの神、そこまで干渉しに来るのかよ………。


「で、そっからどうなったんだ?」


 話を戻す。

 切れたの俺のせいだが。


「そっから大変だったわよ。ホントに十人とも上級になっていたし、アタシ達やたら狙われるし」


 そりゃ元幹部クラス倒せば、上に行けると思うもんな。


「だからアタシ達十人ですっごい精霊界の端っこに逃げて、そこでのんびり暮らしてたわね」


「あの時は本当に恐ろしかったのですよ。外に出るたびに魔法の雨が降るのですから」


 うんうんと頷きながらそう話すラーナ。


「それは怖ぇな………」


「まぁみんなが守ってくれたお陰で何とかなっていたのですよ」


 そう微笑みながら言う。

 やっぱ、特級精霊たちの事信頼してんだな。


「その間に他の精霊が王になってたらしいけど、すぐ誰かに倒されて、その精霊に変わって、また倒されて、って繰り返しててたわ」


 やはり精霊王になると優先的に狙われるから、王の期間は長くはないみたいだ。


「殺伐としてんなぁ………」


 俺、精霊界ってもっと穏やかな世界を想像してたんだけどな………。


「でもその周期も、5年前くらいに終わったのよ」


 そうリボルが言う。

 でもその顔は全く嬉しそうではなく、むしろ相当嫌そうだった。



「また神様がやってきたのよ」



 そしてこういったらしい。




『やはり、同じことの繰り返しではないか!これは他の因子を取り込んでみるか………』




 その後、新しく精霊王になったのが『ラグニ』らしい。


 で、そのラグニには誰も勝つ事が出来なかった。

 その時には特級精霊に戻っていたリボルやミナ姉達でも勝てなかったらしい。


 ラグニは王になった際、こう宣言したらしい。




『俺が新たな王のラグニだ!

 

 俺は人間だが、勝ったからには精霊王だろう!


 俺が精霊王になったからには、女の精霊達は俺の嫁にしてやる!

 それで、精霊ハーレムを作る!


 ちなみに、俺はチート持ちだから勝とうとしても無駄だからな?』




「ちょっと待て」


 話を続けようとするリボルを止める。


「ど、どうしたのよ?」


 リボルは急に話を遮った俺を訝しげに見る。


「ホントにそのラグニとやらはそう言ったんだな?」


「え、えぇ。一言一句違わずこう言ったわよ」



 確定だ。


 確実に転生者だ。



「話を戻すわね。そんな事を抜かしたラグニに何人も挑んだわ。でも誰一人勝てなかったのよ」


 本当に悔しそうな顔をするリボル。

 確か一度挑んだんだったな。


「まず私たちの操る魔法が一切効かないのよ。そして戦闘スタイルが近接なのよ。精霊達は皆魔法で戦うから近接に弱くてね、誰も勝てなかったわ」


 恐らくチートはその『魔法が効かない』スキルなんだろう。

 近接自体は、元々の能力だと思う。


 あのアルカナがチートを二個もくれる筈が無い。


「で、負けた精霊はラグニに捕まって眷属にさせられるのよ」


 精霊王が他の精霊を眷属にできるって奴か。

 眷属の能力が使えるのどうの。


 それは相当強化されてしまっているんだろうなぁ………。


「それで捕まった女精霊を助けようと、私達も挑んだのよ。結果はミナの転移スキルが無かったらみんな捕まっていたわね………」


 精霊の魔法が効かないのなら、それはミナ姉やリボルでも無理だろうな。


「でもその時に他の女精霊は全員連れ出せたのよ。で、別の空間をミナに作ってもらってそこを隠れ家にしたのよ」


 そう言うとラーナを見るリボル。


「でも、何故かコイツだけいなかったのよ。それを探すためにあの中だったら戦闘力の高いアタシとミナが隠れ家から出たのよ」


 目を逸らすラーナ。


「アタシが精霊界で、ミナが人間界に行ったわ。恐らくアンタに会ったのはその頃ね」


 なるほど。だからミナは精霊王から逃げているついでに、ラーナを探していたのか。


「でも、精霊界でラーナがいた場所に行っても、荒れ地になってて何もなかったのよ」


「はぁ………。なんでまたラーナはいなかったんだ?」


 御本人に聞いてみる。



「リボルたちがラグニと戦っている時、私だけ留守番していたのですけれど、そこを襲われたのですよ」



「ハァッ!?まさかそこで………!」


「ですね。勝てないのはわかっていたので『魔力爆発(クラッシュ)』しましたよ」


「………だから、アンタは下級になっていたのね」


 いつも通りのようにラーナが喋ると、リボルの顔がどんどん落ち込んでいく。


「ちょっと待ってくれ。クラッシュ?ってなんだ?」


 響きがやばいんだが………。


「『魔力爆発クラッシュ』っていうのは、精霊の最終自衛手段なのですよ」


 リボルの落ち込み方がどんどんひどくなる。

 恐らくその最終自衛手段を使わせてしまった事を悔やんでいるのだろうが、そんなひどいのか?



「自分のMPを全て体内に集め、それを全て魔力に変えて暴走爆発させる事なのです」



 はっ?


「それは、使った本人は只じゃすまないんじゃ………?」


「もちろんなのです。使った後は跡形も無くなりますから」


「はぁ!?」


「だからこその最終自衛手段なのです。精霊は復活できますからね。その人生を捨てるだけですよ」


 ケロッと言い放つラーナ。


 つまりラーナが死んだ理由は、自衛のために自爆したからだというのか………。

話が伸びまくる………。

さっさ精霊王の所に行きたいのですが、難しいですね

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