表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第一章 精霊編 最強への一歩
35/121

15.ア、アタシの希望とちょっと違ったけど、ちょうどいいからアンタも、ま、守ってあげるわ!

ツンデレってチョロイン多いですよね。

最初の頃はそうじゃなかったんだけどなぁ………。


まぁ、チョロインバチ来いッ!なタイプな作者やってます。

『リボルの眷属化が可能になりました』



 つまり、リボルからの許可が下りた事になる。


そんなあっさりと身を売るなよ………。


「ホントにそれでいいのか?いろいろ俺にバレるぞ?」


 再度問いかける。


 そうなのだ。眷属化すると俺に居場所がバレるほか、スキルまで見る事が出来る。



 そう、スキルが見れるのだ。



 すっかり忘れてたぜ………。

 それでラーナのスキルを見ればよかったよ………。


 ちなみにラーナのステータスを今更ながら確認する。









名前:ラーナ

Lv:5

種族:精霊

年齢:0歳

性別:女

職業:上級精霊


称号:【初代精霊王】【苦労人】【レイの眷属】【下僕気質(サーバントソウル)


HP:32/32

MP:67/67

STR:F

VIT:F

INT:D

MID:E

DEX:C

AGI:D

LUK:D


スキル ・攻撃系 無し

    ・耐性系 【魔法耐性Lv.3】

    ・生産系 【料理Lv.3】

    ・補助系 【☆録音レコード】【☆再生ロード

    ・特殊系 【☆二重奏デュエット









 ステータスを見ただけでわかる。

 戦闘向きではない。



 スキルも、ほとんど知っている物だった。


 【魔法耐性】は精霊なら誰もが持つスキルであり、格が上がるごとにレベルが上がるらしい。

 え、精霊王ほぼ魔法効かねーじゃん………。


 【料理】に関しては前世の趣味だろう。


 完全に裏方である。


 確かに精霊王が似合わないな。



 称号は以下の通りだ。



  【初代精霊王】:世界初の精霊王。精霊界だと、一番高いステータスが一段階アップする。


  【苦労人】:周りに巻き込まれる星の下に生まれた。トラブルに巻き込まれやすい。


  【レイの眷属】:レイの眷属。スキルを一つ覚える。レイと共にいると成長速度が上がる。


  【下僕気質(サーバントソウル)】:誰かの下に付く事に喜びを覚える者。主を持つと成長速度が伸びる。



 一つ目はわかる。

 でもすでに四つ目と矛盾してるだろ………。


 二つ目は話を聞いただけでも伝わる。


 三つ目は、恐らく眷属化した者すべてに付くのだと予想した。


 四つ目………。



 まぁ、総合すると俺と一緒にいる事が一番いいのだろう。


 元々俺もトラブルに巻き込まれる称号持ちだし、それに二重で成長しやすくなる。

 いい事ずくめだ。


 

 


 さて、現実逃避してないでそろそろ前を見よう。



「今のは何ッ!?」



 再度胸ぐらを掴まれている俺。

 今度は守ってもらえないようだ。


 まぁ、誤魔化す必要も無いだろうけどな。


「合図だよ合図。俺の眷属になれるってゆうな」


 目をきらめかせるリボル。


「なら、早くアタシも眷属にしてよッ!」


 女子に「私を眷属にして!」と迫られる現状。

 勢いと押しが強すぎてむしろ怖い。


「後はどうすればいいのよ!」


「主様の血を取り込めばいいのですよ」


 キラーパスを上げるラーナ。


 その言い方は悪手だッ!


「わかったわ!」



ガブッ!!



「イッタァァッ!!!」


 こいつ思いっきり俺の左腕に噛み付きやがった!


「離せマジで痛ぇよッ!?」


「ガウッ!」


 全然放してくれない!


 血どころじゃねぇよ!?


「な、何をしてるのですか!?やめなさいッ!」


 リボルを引っぺがそうとするラーナ。

 そもそもあなたが原因ですよ………。


 俺が腕から来る痛みに悶絶していると、目の前が真っ白になる。


 この前の感じだと光に包まれたんだろうが、いかんせんリボルとの距離が近かったので、即座に飲まれたのだろう。


 二度目だと少し余裕が出てきた。


 

 そんな何かを悟った状態で意識が消える。









 また真っ白な空間。



 やはり動けない。



 まっすぐに前を見つめるしかない。



 そしてまた、感情の含まれていない機械的な声が響く。



「要望を」



「誰にも負けない力を!」



 大きい声が響く。

 リボルだとすぐに分かった。



「てかアンタ何でこんなとこ―――」



「受理。眷属として戦闘力を高めるスキルを授与」



「えっ、ちょっと希望と違―――」



「帰還します。最後に一言どうぞ」



 目の前にリボルが現れる。



 目が合う。



「ア、アタシの希望とちょっと違ったけど、ちょうどいいからアンタも、ま、守ってあげるわ!」



 目線をこっちに向けないまま、そう言い姿を消すリボル。



 俺が抱く感想はただ一つ。



 ご馳走様です!



 意識が飛ぶ。









「はっ!」


 意識が戻る。



 どうやら、俺は後ろに倒れてしまったようだ。

 背中がすごく痛い。


 そして、お腹には何か温かいものが乗っている。



 目を向けると、俺の腕に噛み付いたままのリボルがいた。



 顔を俺の胸元に埋めている。

 だが隠しきれてない耳は、湯気が出そうなほど赤くなっていた。



 今更ながらに恥ずかしがっているようだ。



腕を噛む力もほとんど入ってはおらず、アマガミ状態だ。

甘えてるようにしか感じません。


 なんか微笑ましさが沸いてきた。

 頭を撫でてみる。



 ワサワサ



「おっ?」


「ッ!?」


 ツンツンと逆立っている見た目とは裏腹に、すごく触り心地がいい。


 こう何て言うのだろうか。

 サラサラな毛並みじゃなくて、フサフサしてるというべきか。


 癖になりそうな髪の毛だった。



 ワシャワシャ



「………。」


「………。」



 撫でる手が止まらない。


 そんな俺の右手を止めたのは………。



「何をいちゃついているのですか?」


「「ッ!?」」



 凍えそうなほど恐ろしく冷めた声だった。

今気づきました。


今着てるはずの服の事に全く触れてない………。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ