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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第一章 精霊編 最強への一歩
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11.ッ!?誰よッ!?

なかなか話が進まない………。

 これは、異世界恒例イベント『盗賊に襲われる美少女を発見する』じゃないかっ!?



 まさか精霊界で見れるとは………。


 で、助けに入って美少女好感度爆上げですね、わかります。



 まぁ、下心が無くても助けに入るんだがな。

 女精霊を助けるのはミナ姉の頼みでもあるし、精霊王打倒の為の戦力はいくらあっても困らないからな。


 そうして俺が、イベントゾーンに突っ込もうとした時、イベントが進んでいた。





「あんたら、まだくんの?いい加減しつこいんだけど」


「へへっ、もちろんさ!『女はすべて捕えろ』が精霊王サマの命令だから、なぁッ!」


 そういって、男Aはツンツン女に突っ込む。

 それと同時に、残りの男二人と、狼五匹全ても駆け出す。


 全方位からの攻撃なのに、ツンツン女に焦る様子は無い。


「はぁ………。多数だからってアタシに勝てないくらいわかんなよ?」


 そう言って、ツンツン女を纏っていたバリバリが消える。

 だがそれは無防備になった訳ではなく、むしろ攻撃の前触れだった。



「【放電スパーク】!」



 ツンツン女が叫んだ瞬間、辺り一面が光で埋め尽くされる。


 それは只の光では無い。

 それ単体で生物を、いともたやすく殺す事のできる自然現象



 『電気』



 それが、ツンツン女から溢れ出ている。


 そして電気達は、空気中より抵抗の少ない、流れやすい場所にめがけて伸びる。



 『体内』へ



「ガァァァッ!」


「あぁぁぁ!」


「ギャンッ!」


「キャウンッ!?」



 人体の皮膚自体は高い抵抗を持つ。

 それに、ただ触れるだけでは電気は流れない。


 だが、足が地面についている。


 それだけで簡単に通電する。


 そして電気は体内を通る際、体内の抵抗では耐えられない強さの電流をもって通る。

 結果として『絶縁破壊』という現象をもって、体内に大ダメージを与える。


 人体で一番抵抗の高い部位は皮膚である。

 なので、感電すると皮膚から破壊されていく。

 だから、感電した人は大体グロイ事になる。


 この傷は、細胞が『壊死』するため、元の世界では自然治癒しない怪我として知られている。



 そして電気は恐ろしく速い。


 雷なんかは有名だろう。

 まさしく『音を置いていった』の代表格だ。


 避けるのなど常人には不可能だ。



 まぁ、長々と語ってしまった。


 結局の所、『電気能力系大体最強』である。


 まぁ、ゴム人間だったら勝てるがな。



 実は俺が語っている間にすべてが終わっている。


 ツンツン女を囲んでいた他の精霊たちは、すでに消滅している。

 あの【放電スパーク】の力技一つでである。


 あの精霊、絶対上級クラスじゃない。

 確実に特級精霊だ。



 是非仲間に欲しい。

 だが、敵対してしまったら勝つのはかなり難しい。

 それでも、味方を増やすためなら、危険も覚悟の上だ。


 俺が再度近寄ろうとしたその時、ツンツン女の背後の方に【魔力探知サーチ】と【夜目】の両方が反応する。


 ものすごい勢いで魔力の塊が、ツンツン女に向かって突っ込んでくる。


 あれは注意を促すにしても、回避はもう間に合わないだろう。


 なら、助けて少しでも好感度を上げますか!



 足に魔力を込める。



 イメージは簡単。


 足元を爆発させ、その勢いで超速移動する。

 速過ぎて急に距離を詰められたかのように錯覚するほどに。


 このスキルも異世界定番だろう。



「【縮地カットイン】!」



 目標はツンツン女の正面、って、爆発の威力が思いのほか、高………!


「うわっちっ!?」


 勢い込め過ぎて、ツンツン女越えちゃって背面に回ってしまった………。


「グェ!」


 あぁ、胸元で寝てたラーナが、慣性の法則に従って俺の胸で潰れてしまった!?


「ッ!?誰よッ!?」


 あぁ、いきなり背面なんか取るから、明らかに俺警戒されたじゃん………。


「って、えぇッ!?」


 俺の顔を見てすごく驚いた顔をするツンツン女。


 そんな驚くような顔をしてたか、俺?


 まぁそれよりも………。


「自己紹介は後だ!下がってな!」


 丁度いい。

 背面だから、魔力ミサイルとツンツン女の射線に入れた。


 両手を前に。


 初対面は派手に行こう。

 まぁ、ラーナの【二重奏デュエット】のストックとしても使えるから問題は無いだろう。


「【魔力武装オーラファイト】!」


 金色の魔力を両腕に纏う。



 魔力ミサイルが見えてきた。



 MP節約のために、一瞬だけ最大火力で行くぞ!


 魔力を右腕に集中。


「【二重詠唱デュアル】!」


 その魔力を両腕に。



 魔力ミサイルはもう目の前に来ている。



 消し飛ばすッ!


 両の手の甲をクロスする。


「【二重噴火ツインバーナー】ッ!」


 一瞬だけ魔力を込める。



 ドォォンッ!



 爆音が鳴る。


 流石、俺の最大火力。

 何の問題も無くミサイルを消し去る。


 そして目を凝らし、ミサイルが飛んで来た先を見る。


 だが、そこには敵が使ったであろう魔力の残滓しか見る事はできなかった。


 まぁいいだろう。

 ツンツン女を守ったんだ、好感度の足しになっただろう。



 後ろを振り返る。



 ツンツン女と目が合う。


 ………こいつまだ俺の顔を見て驚いてるんだが、いい加減失礼じゃないか?


「何だよ?俺の顔になんかついてるか?」


 いっそのこと聞いてみる。


 すると、ツンツン女は怒りの表情に変わる。



「な、なんでここにミナがいるのよ!?来るなって何度も言ったでしょうがッ!」



 すごい剣幕で怒鳴るツンツン女。


 って、え?

 ミナ?


 もしかして、ミナ姉の関係者か?

いつも読んでいただきありがとうございます!

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