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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第一章 精霊編 最強への一歩
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8.既にこれは決定事項だ

初めて戦闘描写を書いてみました。


レベルが低すぎて泣ける………。

「女だぁ!」


「ん?」


 顔をどう隠すか、悩んでいるとその声が聞こえた。


 前を見ると、5mくらい先に一人の男がいた。

 褐色の肌をして、がっしりとした体格の男だった。



 人型………。つまり上級精霊だ。



 その目は、俺をしっかりと見ていた。


「久しぶりの女だぁ。最近全く見なくなってイライラしてんだよぉ」


 そう言って、ニヤニヤ笑いながら俺を見てくる。



 ………あいつの目、ヤベェ。マジでキモイ。


 俺の体を舐めるようにガン見しながら、視線が上下する。

 胸や尻を通るたびにニヤニヤが増し、どんな想像をしているのか丸わかりなほどの表情をしながら話しかけてくる。


「おっ!?肩に乗ってるそいつも女かぁ。いいねぇ」


 はぁ!?


 今のラーナすらこいつの欲望の反中なのかよ………。


「おい、ちょっとこっちに来いよぉ。俺が楽しい事してヤるぜェ?」


 そういって、自分の欲望を全く隠そうともせずに手招きする。


 本当にこいつ、上級クラスの精霊かよ?



「は?マジ無理。本気でキモイ。絶対嫌。気持ち悪すぎて吐けるレベルだわ」

 


 おっとぉ、思わず思ったことが口からするりと抜け出てしまったぁ(棒)


 いやこいつマジでキモイ。


 夕莉が『男の目線は本気で気持ち悪い』って言ってたのを思い出す。



 禿同。




 これは嫌悪感しか出てこない。

 女になると、これほどは無いだろうが、こんな気持ち悪い目線で見られるのか。

 人間界に戻ったら女性陣を癒してあげよう。


 これが毎日とか絶対辛い。

 


 俺が全力で拒絶の意思を見せると男が明らかにイラついた顔をする。


「はぁ?お前美人だからってチョーシ乗ってんの?俺が手を出さないとでも?」


 そう言いながら近づいてくる。


「そんな奴は一旦痛い目見させて、屈服させてやるのがいいんだよ………なっ!」


 そして数歩進んだくらいで右手を振りかぶる。


 明らかにその拳が届く距離ではない。


 でも、俺は油断はしなかった。



 【魔力探知サーチ】が奴の拳に反応していた。



 男が拳を振り下ろす。


 その瞬間、男の拳から、男の顔と同じくらいの岩が飛んできた。


「【岩弾ロックショット】ォ!」


 その岩は、それなりの速度をもってこっちに飛んでくる。


 当たればそれなりのダメージを与えてくるであろう一発。

 

 腐っても上級精霊の一発だ。



 まぁ、当たればの話だがな。



 拳銃の形にした右手を即座に構え、左手を添える。


「【魔力弾バレット】!」


 白い魔力が指先に集まり、発射される。


 【魔力弾バレット】は、【岩弾ロックショット】よりも圧倒的に速い速度で飛んでいく。



 俺が【魔力弾バレット】を作った際に求めたのは二つ。


 何よりも『早く』、そして、どれよりも『速く』。


 どの魔法よりも、『早く』撃てるように。

 どの魔法よりも、『速く』飛ぶように。


 シンプルを極めるのが、何よりも強かったりする。


 この二点を意識して練習し続けたんだ。


 この魔法の練度はかなりの物だと自負している。

 


 そんな【魔力弾バレット】の尖らせた先端が【岩弾ロックショット】触れると、岩を粉砕しながら進み、【岩弾ロックショット】を貫く。


 男の右腕ごと。


「何ッ!?ギャアァッ!!」


 腕を貫く痛みに苦痛の声を上げる男。


「ここに来て初めて会った上級精霊だから警戒してたんだが、なんだこの程度か」


 思いっきり挑発してしまった。


 だが、本心だ。


 それにこいつ、ラーナに手を出そうとしたんだ。

 俺も少しイラついている。


「なんだと!?たかが、一発防いだ程度でぇ!」


 いや、その一発でお前は大ダメージを受けてんだろ。


「がぁぁッ!」


 男が吠える。


 すると、男の周辺に拳大の石が浮かび始める。


 数えきれないほどの石が浮かんだ。


「てめぇがどんな精霊かは知らねぇが、チョーシこいてんじゃねぇぞ!」


 完全に切れてる。


「【石弾ストーンショット】ォ!【石弾ストーンショット】ォ!」


 男は両手を前に突き出し、浮かばせた石をどんどん飛ばしてくる。



 だが、数が来ようが俺の敵ではない。



 右手だけでなく、左手も拳銃の形を取り、構える。


 また勢いで魔法を作る。

 右手と同じ事をイメージするだけなので、比較的簡単だ。

 だが名前を付けないと、魔法はしっかりと発動しない。


 そうだな………。


「【二重詠唱デュアル】」


 両方の指先に魔力が籠る。


 どうやら成功したようだ。


 さて、左だけでは練習した事があるが、同時は初だ。

  

 行けるかな?


「【連撃ラッシュ】」


 ついでに、魔法を連射させるスキルも作った。

 やはり、成功した。


 精霊は『魔法を司る存在』と言うが、まさにその通りだった。

 順調すぎるくらいに魔法スキルが作れる。


 

 指先に勝手に魔力が集まるので、後は撃つだけだ。


 飛んでくる石は、さっきの岩よりも小さいため、スピードはかなり速い。


 だが、俺には見えていた。



 石に標準を合わせ、すぐに撃つ。


 そして確認しないまま次の石へ標準を向ける。


 外す気は全くしなかった。



 今の俺にはその場から動かなくても、すべて対処ができるレベルだ。


 右、左、右………と交互に撃ち落としていく。


 そして1分立たずに、全ての石を撃ち落とした。


「この程度か?」


 男を挑発する。


「て、てめぇぇ!!」


 男が吠える。


 こいつは精霊だから死んでも蘇るんだろ?

 階級が下がる?

 俺にとっては全く問題では無いな。


 右手の指先に普段よりも魔力を込める。


「食らいな。【魔力弾バレット】」


 その弾丸は、いつもより大きく、いつもより鋭かった。


「ッガァ!?」


 そして、男の胸を貫く。


 自分でも驚くほど、俺はこいつに対して冷徹になっていた。



 正直、これは大切だと思う。


 明確に俺の敵となった人物を放置すると、周りが被害を受ける。

 だからこそ、確実な敵は倒しておくべきだ。


 一度死んで反省した事だ。



 こいつは完全に敵だ。

 

 だから、倒す。


「既にこれは決定事項だ」

日本人チートの基本は想像力チート!

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