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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第一章 精霊編 最強への一歩
27/121

7.フゥゥゥ!!

出張からの解放!

そしてまた明日からは別の出張!


事務所で休ませてください………

 朝!


 

 木漏れ日が目に当たり、眩しくて目を覚ました。


「ふぅ………。行くか!」


 今日こそ進むぞ!

 

「………ケ……ロ…ォ~」


 ………ラーナが目を覚ましたらな。





 俺が目を覚まして少しして、やっとラーナが目を覚ました。



「お前良く寝るなぁ」


「ケロ?」


 そう?と首をかしげる。


「そうだよ………」


 精霊は寝なくても平気なのに、なぜにこいつはこんなにも寝れるのか?


「まぁいいか。いくぞ」


「ケロッ!」


 肩に飛び乗るラーナ。


「さてラーナ。今日は走っていく」


 そろそろ本気で急ごうと思う。


「だから服の中に入っててくれ」


「ケロ!」


 そう鳴いてラーナは俺の胸元に飛び込んだ。

 よし、準備オッケーだ。



 体を前傾姿勢にする。


 重心を前に。


「行く………」


 後ろに下げていた右足で思いっきり踏み込む。


「ぞッ!」





 素早く流れる景色に慣れ始めた。


 自分のスペックを確かめるために全力で駆け出してから、既に10分。


 未だにスピードを落とす事無く、森を駆け巡っている。


 息が切れる感じは全くしない。

 どうやらスタミナも上がっているようだ。


「それにしてもっ!スッゲーなッ!この体!」


 かなりのスピードを出して走っているので、景色の移り変わりが激しい。


 ましてやここは森だ。

 乱立する木は至る所から伸びている。



 だが俺にはそれが見えていた。


 ましてや、見てから避ける、というワンテンポ遅れた行動ですら、木に突っ込む前に避ける事が出来るほどの高スペックな体。


 

 これが、一段階伸びたステータスの効果………!



 自分が明らかに強くなった事を実感し、テンションが上がり始める。


 そして目の前に、太い幹の木が見えた。

 これは流石に避けるのも間に合わなそうだ。


 ならばこそ………



「押し通るッ!」



 あの木をぶち抜いて見せる!

 今ならいける!


 走りながら両手を前に突き出し、手の甲をクロスに重ねる。


 完全に勢いとテンションで魔法を作る。



「【噴火バーナー】!」



 イメージは、両手に集めた魔力を真っ直ぐに掌から吹き出す魔法。

 火力の高いガスバーナーの様に。


 吹き出した魔力は、俺のイメージ通りに真っ直ぐと伸び、幹に直撃する。



 ドオォォンッ!!



 すると、幹にはやけに簡単に大きな穴が開いた。


 その作った穴を走り抜ける。



 爽快だった。



「フゥゥゥ!!」


 テンションが跳ね上がる。


 そのままのノリで、木に大穴をブチ空けながら走り続けた。





 そして、昼過ぎくらい。


 やっと森を抜ける事が出来た。


 そこはまた草原ではあったが、右奥の方に道が見えていた。


 道の方まで走り、後は道なりに歩き始めた。



 テンションが落ち着いてきて、少し恥ずかしくなる。


「あぁ、またやっちまった………」


 昔からこうだ。


 テンションが上がったり、感情が高まったりすると、どうしても勢いで行動してしまう。



 小学校の運動会では、かけっこで一位になってテンションが上がり、終わったのに疲れきるまでグラウンドを走り回ったり。


 その後の競技は倒れて全部参加出来なくなってしまった。

 せんせい、めいわくかけて、ごめんなさい!



 中学校の文化祭では、劇の役に熱中するあまりアドリブで演技をしてしまい、予定と違う劇にしてしまったり。


 夕莉のアドリブの演技が無かったら大滑りでした。

 本当にありがとう。



 そして高校の頃には、妹と二人でやっていたアクションゲームのタッグマッチの日本大会で、決勝という舞台にアドレナリンがドパドパになり、クサイ台詞とかっこつけた戦い方で優勝し、有名になってしまったり。


 妹よ、ゲームにログインするたびにフレンドから絡まれるようになっていたな。

 巻き込んでしまって済まない。



 こんな感じで駄目だとわかっていても、感情のままに動いてしまうのは俺の悪い癖だ。



 実際、あの森の駆け抜け方は、問題だろう。


 俺は、敵に見つかってしまうのはあまりよろしくない。

 見た目が女だし。


 そして女のほとんどをミナ姉が守っているらしいので、この世界は男だらけらしい。

 俺は『男=敵』である。

 敵しかいない。


 更に、【噴火バーナー】の乱発で、MPを半分ほど消費している。



 戦いを前にしてこの余裕である。



 反省点しか出てこない………。

 


「クワァ~~。ケロ?」


 ラーナが欠伸をしながら、胸元から肩によじ登る。

 

 こいつまた寝てたんかいな。


「まぁいいか」


 もう終わった事だ!

 これからの事を考えようか!


「ラーナ。この道を進んでいけば、町に行けるのか?」


「ケロ」


 つまり、この先に精霊王がいるらしい。


 だが俺は見た目をどうにかしないといけないだろう。

 見た目で目立ちすぎてしまう。


 どうしようか………。

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