6.体内から溢れ出ている、ね……間違った『魔力』だ。
更新が遅くなってごめんなさい!
明日まで出張なので、あさってからはしっかり更新していきます!
ラーナを肩に乗っけて歩いている。
そろそろ二日目の夕方だ。
ラーナは昼前くらいからずっと寝ている。
喋り相手が誰もいない。
寂しい(´・ω・`)
精霊界に来てそろそろ二日経つがラーナ以外は見ていない。
流石にそろそろ焦ってきている。
時間が経てば経つほど、シロは危ない。
その為、早く何かしないといけない訳だが、正直詰まっている感がある。
まず、精霊王の所に行ったとして、今の俺では勝つなんて以ての外だ。
特級精霊であるミナ姉が匙を投げるくらいに強いはずなのだ。
今のままだと勝ち目は全く無い。
まず、なぜミナ姉達が勝てないのかがわからない。
時空精霊の魔法なんてチートクラス確定だ。
『時間・空間』を操る精霊なのだから、転移といった移動能力は使えるだろう。
下手をすれば『おれが時を止めた………』なんて出来るかもしれない。
………ミナ姉にどうやって勝てばいいのだろうか?
だがそんなミナ姉でも精霊王には勝てないと言う。
勝てない敵には勝てない理由が存在する。
例えば、前までの師匠であれば『物理が利かない・魔法が使えない』という理由で勝てない敵がいた。
俺だったら、シロには『スピードが追い付かない』、師匠だったら『剣の腕が劣っている』といった感じだ。
ミナ姉が精霊王に勝てない理由がわかれば、そこを工夫して突破口にするかもしれないのに………。
そこがわからないので今は自分の強化をするしかない。
そして今の俺が工夫出来そうな所は、『新魔法開発』か『【魔力武装】の実用化』の二点となる。
正直ステータスとレベルは今はどうしようもない。
敵も魔物も居ないんだもの………。
なので現在の保持能力の強化をしようと思う。
とりあえず、新魔法は全く思いつかない。
異世界系の小説で最強になるスキルと言えば、『奪う系』か『一点特化系』が多い。
両方とも【魔力操作】では作るのはムズイ。
てか俺が作り方を考えつかない。
てなわけで【魔力武装】をどうにかしようと思う。
夜。
今日も木の上です。
てか森すら抜けられなかったな………。
幹に大きめの【魔力弾】で穴を空け、ラーナを寝かせる。
てか、こいつも起きなかったな………。
さて、【魔力武装】をどうするかは、歩きながら目星をつけた。
最初に使った時は、限度を考えないで使った。
その結果、スーパーサ〇ヤ人のようなオーラを纏ったが、消費が激しすぎて倒れた。
つまり、抑えて使うべき能力だと思う。
ハ〇ター×〇ンターの『オーラ的なアレ』をイメージした。
地面に降り、件の二人の様に自然体で立つ。
片シャツ出したあの人の修行をイメージする。
「体内から溢れ出ている、ね……間違った『魔力』だ。魔力を肉体の周りにとどめる………」
余計な魔力を流出しないようにイメージを強く持つ。
………。
………………。
………………………。
よし、イメージは完璧だ。
「行くぞ………!【魔力武装】!」
スキル発動と同時に金色の魔力が溢れ出し、即座にスーパーサ〇ヤ人状態になる。
【魔力探知】を使い、自分の魔力の状態を把握………!
【魔力探知】使ってみて初めてわかった。
かなり広範囲に魔力が広がっている。
3mはくだらないだろう。
これではすぐに魔力が切れるのも頷ける量だった。
急いで抑えなければ。
【魔力操作】を使い、魔力を抑える………!
溢れる魔力を体の周りに纏わせ、それ以上の流出を防ぐ。
だがこれが難しい。
部位一つ一つではなく、全体的に抑える必要がある。
気を抜くと、抜けた一点から吹き出すように流れていく。
集中集中………!
そして何とか魔力を少量だけ纏い、流出を防ぐ事が出来た。
かかった時間は恐らく十秒程度だろう。
【魔力武装】を止める。
「ふぅ………」
止めた瞬間、思わずため息が出た。
………かなり疲れている。流出した魔力は相当なものだろう。
そして自分のステータス板を見た。
「ステータスオープン………ッ!?」
驚いた。
十秒程度しかスキルを使っていないのに、350を超える俺のMPが残り13になっていた。
あと数秒でも遅れていたら倒れていただろう。
これは早急に特訓が必要だ。
このままでは実践で使うなど論外すぎる。
俺自身が死んだ時、咄嗟の事に体が動かなかった。
そんな状態の改善もしないといけないのに、その状態でこの集中力とMPの消費は大きすぎる。
まだ使えるレベルでは無い。
「まぁ、寝るかぁ………」
とりあえず今はMPの消費が多すぎてもう無理だ。
寝てMPを回復させようと思う。
木の上に登る。
ラーナはまだ眠っていた。
「おやすみ」
俺も太い幹を背に、枝の上に座る。
そして寝る前に………。
「【超回復】」
残ったMPを吹っ飛ばす。
おや……す………み………………。
評価点が細々とではありますが着々と増えててすごく嬉しいです!
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