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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
第一章 精霊編 最強への一歩
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3.ケ、ケロォ………(照)

前回出てきた【眷属ファミリア】の称号を【血の眷属ブラッドファミリア】に変更しました。


い、いや、こっちの方がかっこよくないですか………?

 【血の眷属(ブラッドファミリア)


 つまり互いの承認があれば、血を与えて従者ができ、従者に力を与える事が出来るスキル。

 らしいが、なんでこのスキルはできたんだ?


 俺はこんなスキルができる行動は取っていないはずだ。


 本当に謎だぁ………。



 まぁいいか。



 強いスキルがあるに越したことはない。


 ただ、このスキルを使う相手が、シロくらいしかいないのが残念。





 もう一つの謎スキル【魔力武装オーラファイト】の方も見てみる。



  【魔力武装オーラファイト】:魔力を纏う事が出来る。



 こんだけ!?


 ま、まぁ、試してみよう。


「【魔力武装オーラファイト】!」


 すると、金色の魔力が体を纏う。


 まるで爆発するようなオーラを纏っているかのような姿になる。



 こ、これはまさか………!



「スーパーサ〇ヤ人か!!」



 男の夢と浪漫のあの状態に俺はなっている!


 これはテンションが跳ね上がる!


 今の姿が女であることがどれほど惜しい事か!



 しかし、すぐに昔なじみの感覚が俺を襲う。



「え、待って、意識がぁ………」


 こ、この症状は、MP切れ!?



 レイヤード は めのまえ が まっくら に なった !









 意識を取り戻す。


 うぅ………、あのスキルMP消費が激しすぎるだろぅ………。


 ただ、あの状態になっている間は、かなりのポテンシャルになっているはずだ。


 これも要練習である。



 と、まだ目を開けていない。


 意識を失った俺は、後ろに倒れた事まではうっすらと覚えている。

 つまり上を向いて倒れている。



 今、上を向いている俺の顔に、何かが乗っているのだ。



 乗っている感覚で何となく生き物だと察する。


 つまり初精霊なのだ。緊張する。


 な、なんだろう、こいつ………。


 ほんのりと暖かくて、ぷよぷよと柔らかくて、顔全体を覆うサイズのであり………。



「ケロっ」



 ケロっと鳴く………っておいぃ!?



「精霊界最初の生物がカエルかよぉ!?」


「ケロォ!?」


 叫びながら跳ね起きた俺の顔にいたカエルは、それに驚いたようでこっちも飛び上がる。


 立ち上がった俺はそのカエル精霊を見てみる。



 三つの指先は丸い球の様になっており、そのボディは丸みを帯びていて、爬虫類特有の目をしていた。


 まごう事なきカエルである。

 

 ただ、かなりデフォルメされており、ぬいぐるみとして出せば人気が出そうなレベルで、カエル特有のヌラヌラ感は無い。どちらかと言うと、つるつるである。


 めっちゃ可愛い。


 カエルは俺をじぃっと見ている。

 俺も見つめ返してみる。


 ジー 


 ジー


 ジー


「ケ、ケロォ………(照)」


 頬を染め、目を逸らすカエル。カエルが照れた!


「よしよし」


 頭を撫でてやる。


「ケロォ………!」


 嬉しそうに目を瞑るカエル。ペットにしたい。





「おっとぉ………」


 カエル精霊が可愛かったので思わず戯れてしまった。


 空を見ると、そろそろ夕方になりそうだった。

 そろそろ今日の野宿先を決める必要があるな。


 しゃがんで、カエル精霊との目線を近づける。


「俺行かないといけないところがあるんだわ」


「ケロ」


 返事をするカエル。


「だから、俺は行くよ」


 頭を撫でる。

 そして立ち上がり、カエルに背を向けようとすると


「ケロッ!」


 肩にカエルが飛び乗ってきた。


「おっ!?、っと、なんだ付いてきたいのか?」


「ケロ!」


 俺の質問に頷くカエル。

 可愛いなぁ。


「よし。俺もボッチは嫌だったんだ。行くか!」


 一人は寂しいもんな!


「ケロケロ!」



 カエル精霊が仲間になった!





 夜。


 星空が綺麗である。


 今俺は、森の中で一回り大きかった木の上に登り、俺が座っても折れなさそうな太い枝の上に座っている。



 先ほど気づいたが、この体は寝る必要も無く、お腹が空く事も無いようだ。

 一日中歩いたのに、眠気も空腹も来ないのだ。


 これは助かった。

 食べる物なんか無かったし、何も知らない土地で眠るのは危険だと思っていたからだ。

 それでも今休んでいるのは、失ったMPの回復が遅かったので、何かあった時の為に休憩を行っている。


 だが待っているのは暇なので、カエル精霊と喋っていた。

 このカエル、喋りかけるとリアクションを返してくれるので、話す事に問題は無かった。



 話してて知ったのだが、このカエルは下級精霊らしい。

 それで最近生まれ変わったばっかりで、まだ自分の身が守れないらしい。

 そこで、俺に助けてほしくて付いて来たらしい。 


「俺がお前を騙して襲うような奴だったらどうするんだよ………」


「ケロ?」


 そんな事は微塵も考えていなかったらしい。

 天然の気があるカエルだった。



「それよりも、お前に名前は無いのか?」


「ケロロン」


 頷く。


「なら、俺がつけてもいいか?不便だ」


「ケロッ!」


 嬉しそうに鳴く。


「うーん………。ラーナなんてどうだ?」


 最初英語のフロッグを思いついて、可愛くアレンジしようとしたら『フロン』しか思いつかなくて、これでは、フランと被ってしまうと思った。

 連れて帰る気満々である。


 もう一個知っていた外国語で、イタリア語でカエルを意味する言葉だがどうだろう。


「ケロロ!」


 大喜びである。


「よしっ。改めてこれからよろしくな、ラーナ!」


「ケロっ!」


 ラーナの手のひらと、指を合わせる。



 ビリッ!



 電流が流れるような痛みを感じた。


 どうやらラーナにも来たようで、悶絶している。


「な、なんだ!?」


 驚きの声を上げる俺の頭に、声が響いた。



『ラーナの眷属化が可能になりました』



 はっ?

ラーナ可愛いよ、ラーナ


いつも読んでいただきありがとうございます!

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