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幼馴染と行く異世界転生~亜人を保護しましょう~  作者: 春風
序章 試行錯誤の子供時代
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10.なら悪い子は私が全て潰すわ

話を変更しました。

 どうも!8歳になったレイヤードだ。



 毎度恒例の振り返りをしていこうと思う。




 

 バルラの森から帰った俺らは、すぐにシロの奴隷登録をした。


 そこで、すぐに借金奴隷として登録し、母さんの首輪をつけてステータスの隠蔽に成功した。

 帰るまでの町中に【鑑定アナライズ】持ちがいないかドキドキでした。


 そのままシロを城まで連れて帰ったが、やはりひと悶着あったがそこは省略。



 結果だけ説明すると、完全に周りと亀裂ができました♪



 いやー避けられ具合がすごいのなんの。


 メイドさんとかは普通に接してくれるんだが、他の貴族なんかは俺なんかいないように扱いやがる。


 俺の家族なんか―――


「ヒューマンの王族としての誇りはないのか、このゴミがっ!」(第一王子)


「まったく無駄飯ぐらいを増やしてどうするつもりなんですかねぇ。兄弟として恥ずかしいんですよ、屑が」(第二王子)


「………おまえは誰だ?」(国王)


 父様に関しては、俺の事を忘れてしまったらしい。

 いや~扱いがひどすぎて泣きそう。



 まぁ、そこはどうでもいい?良くないけど。



 それもあり、城の居心地がかなり悪くなった。


 その為城に戻ってからは、自分の部屋か母さんの部屋でしか過ごさなくなった。

 貴族としてのマナーなどのレッスンの時は連れ出されるんですけどね。


 なので、6歳になったあたりからは、貴族としてのレッスンが無い日などは城を抜け出し、一般人として城下町に降りている。

 城下町の孤児院などにはよく遊びに行くので、何とか同年代の友達を作ることができた。


 ………男には避けられているんですがね。【女群集の呪】強すぎる。


 

 それと、最近MPの増加量が減ってきた。

 それでも300を超えたMPを手に入れる事が出来たので、十分だと思っている。


 このMPを生かすために、4歳くらいから母さんに魔法を教えてもらった。

 母さんも俺の称号は知っているので、自衛のための手段として細かく教えてくれた。


 そこで分かったことが一つ。



 俺は属性魔法を使えないらしい。



 どうにも母さんからしっかりと教えてもらってはいたのだが、小さな火を起こすなどの誰でもできるような事すらできなかった。

 母さんもこれには苦笑いだった。


 流石に俺は焦った。

 せっかくMPを鍛えたのに使えなければ意味が無くなるし、攻撃の手段が得られなくなってしまう。


 母さんに相談してみた。


「う~ん。ここまでMPが多いのなら【魔力操作サイコキネシス】を覚えましょうか」


 【魔力操作サイコキネシス】とは、自分のMPを使って微精霊自体を『魔力』としてコントロールする技術の事らしい。

 その操作の技術を、技として魔法スキルとして登録できるのだとか。

 その魔法スキルは魔法としての型がないので、オリジナル魔法となるらしい。


 【魔力操作サイコキネシス】の強みは、自分で様々な技を作る事ができるので、手札をたくさん増やす事が出来る事。

 また、それらすべてがオリジナル魔法に当たるので、相手の知らない魔法という事で優位性も取れるのだとか。

 更に、スキルに登録しなくてもその場に合わせて使うことができるので、応用も聞きやすいらしい。


 まさに万能である。


 母さんのオリジナル魔法も【属性魔法】を【魔力操作サイコキネシス】でコントロールし、自分の使いやすいようにして作ったのだとか。



 このスキルの問題点は二つ。



 一つ目は、思い通りに操作するにはかなりの鍛錬が必要な事。


 二つ目は 使用時の圧倒的MP消費量である。



 一つ目の問題点は、見えない第三の手を作り出して動かしていると言ったらわかるかな?

 要するに、慣れと技術を掴むまでは、手探りで覚えていくしかないのと、魔力が透明なので変化がわかりずらいのだ。


 母さんの場合、【属性魔法】という型を変化させて作った為、コントロールさせたい所がわかりやすいのと、実際に魔法を変化させるので目で見て変化がわかる。


 俺の場合は、【属性魔法】が使えないので【無属性】という扱いになる。

 この場合は、魔力が見えないので変化が見えないところが問題になる。



 この問題点は【魔力探知サーチ】を覚える事で解決した。



 【魔力探知サーチ】は、周囲の魔力を感知して魔力の位置を把握するスキルなので、覚える事ができれば魔力の流れを掴めると思ったのだ。


 常に【継続回復リジェネレーション】を掛け続けて魔力垂れ流しの俺には、魔力の流れを掴む事はたやすかった。

 しかも、コントロールついでに【魔力操作サイコキネシス】で自分の魔力を抑える練習をしていたら、【魔力遮断シャットダウン】というスキルを覚える事ができた。

 このスキルは自分の魔力を内側に抑える事で、【魔力探知サーチ】で感知できなくする事ができるスキルだ。


 もう万々歳である。



 二つ目の問題点は、俺には関係なかったね。



「普通は二つ目の問題点のせいで使う人が少ないんだけどねぇ………」

 

 母さんにはあきれられてしまったが、とりあえずMPを使う手段は手に入れる事ができた。



 とりあえず俺はまず最初に、魔力を固めて飛ばすという基礎的な操作の【魔力弾バレット】という魔法を作った。

 やっぱり遠距離は大事ですよ。


 ただ、ノーモーションで空中や任意の場所に魔力を固めるのが難しかったので、人差し指と中指を立て拳銃の形を作り、指先に魔力を固めてから飛ばすというイメージしやすい形を作るという方法で解決した。


 見た目の年齢に相まって完全に拳銃ごっこである。


 しかし、『先端をとがらせる』『筒状にする』などリアルの銃弾っぽくなるようにイメージを固め、練習を繰り返したので威力はそれなりに出ていると思う。


 でもね、発射時の反動まで再現しなくてもいいんですよ?

 威力を上げると反動で腕が死にそうになるので、身体面の強化が急がれる。



 またもう一つ、スキルの名前を聞いてみた時からやってみたかった魔法を開発中だ。

 それは完成したら報告しようと思う。





 他にも【継続回復リジェネレーション】による身体強化は順調だと思う。


 最近はMPがかなり増えてMP切れを起こさなくなってきたので、常に強化状態でいられるようになったのは大きい。



 それを生かすために5歳くらいから騎士団との練習に入れてもらった。

 主に、剣の素振りから足運びなどを行い、基本的な戦い方を学んだ。


 周りから変な顔はされるが、まじめにやっていれば何も言われないので問題ない。


 子供にしては、かなりハードなメニューに入れてもらっているが、【継続回復リジェネレーション】のおかげで何とかついていくことができていた。


 また、騎士団の中に一人かなり剣術が綺麗な人がいたので、頭を下げ続け、何とか弟子入りを認めてもらい、一昨年からはその人に1対1で鍛えてもらっている。


 ただ、いまだに一本も取れないが、まだ子供だから伸びしろがある、と開き直っている。





 そういえば、リネアは去年借金を完済しきったので故郷に帰った。


 別れ際はものすごく大泣きだったよ。



「坊ぢゃんの、グスッ、おがげで私は………私は働き続げる事が出来まじだ~!」


 あの時はとりあえず鼻水を拭けと言いたかった。

 まぁ、少し泣きそうだったのを誤魔化したかったのも入ってるのは否定しない。



 リネアには地元に戻ったら目標があるらしい。

 何でも、地元の幼馴染と一緒にお店を開きたいのだとか。


 幼馴染か。

 是非ともうまくいってほしいものである。


「坊ちゃんもシロちゃんも絶対に来てくださいね!?サービスしまくりますから!」


 こんな感じで、最後の方はいつもの様にテンション高めで帰っていった。



 獣人の国サフィルスか………。



 シロの事も何かわかるかもしれないし、ぜひ行ってみたい。


 人生の目標に追加だな。





 リネアの代わりの仕事はシロが引き継いだ。


 シロは、リネアがいなくなるまで、従者としてのイロハを学んでいたので、今ではリネアの代わりとして遜色ないレベルに達している。



 シロもここ数年で成長した。



 きらめく銀髪を腰のあたりまで伸ばし、美人になるのは確定しているといわんばかりの可憐さまで手に入れた。

 それに、もともと物静かな雰囲気だったのが成長してクールっぽさが増し、八歳にして大人びた雰囲気まで出し始めた。

 もはや、すごくカッコいいレベルにまできている。


 絶対男女両方からモテると思う。


 それに、元々モフモフだった耳と尻尾はつやが増し、触り心地が最高である。


 またシロは俺が始めたタイミングで、戦闘訓練も始めた。

 俺と初めて遭遇した時は、魔物にやられかけてたらしく、戦える力が欲しかったらしい。


 ここで神獣としての力をシロはいかんなく発揮した。


 身体能力が半端なかった。


 元々身体強化に務めていた俺と序盤から同等の力を発揮したのだ。

 更に今では俺と力では近いものの、素早さに関しては全く勝てなくなっている。


 ついこの前だがAGIはすでにCに突入した。

 それに加えて【加速アクセル】を使えるシロはまさしくスピードタイプだった。


 兄貴の面目丸つぶれである。


 まぁそれよりも、俺の妹分がここまで強くなるとこの先どこまで強くなるか、という期待で胸がいっぱいだ。

 それに、強くなるたびに「褒めて褒めて」と言わんばかりに俺に走り寄ってきて、尻尾をパタパタさせながら上目遣いで見つめてくるのだ。

 もう、嫉妬なんか抱く暇なく可愛くてしょうがない。

 

 シロなら最強クラスの強さを得ると思う。いや、得る(兄バカ)。





 また、エルフの族長として活動し始めた夕莉だが、最近すごく冷たい。


 まぁ、マザコンに加えてシスコンにもなりかけな幼馴染はやばいと俺も思う。



 そこはいい。いや、よくないが。


 

 最近までエルフの里では問題が起こっていた。


 なんでも魔の森の北側には氷山地帯があるらしいのだが、そこで暮らす黒い肌をした女エルフ達が森に降りてきて、元々森にいたエルフたちともめ事を起こすようになったのだという。


 エルフとダークエルフの仲が悪いのは異世界の定番だな。



 ダークエルフをどうすればいいかは夕莉から相談された。


 俺は、山に住んでいたはずのダークエルフが降りてきたのには事情があるんじゃないか、と思ったので「ダークエルフとコンタクトをとってみるのはどうか」と言ってみた。


 夕莉はその次の日に、「危険だ!」「やめろ!」「無駄乳!」と止めるエルフを蹴散らし、ダークエルフのもとに一人で行ったらしい。

 夕莉に無駄乳は禁句だ!



 それを聞いた俺は、大胆でアクレッシブな夕莉らしい行動だと思った。



 元の世界であった夕莉らしい代表的な事件を教えよう。


 小学校の頃、夕莉の友達が消しゴムを隣のクラスの男子から嫌がらせでとられて泣いていたことがある。

 それを見た夕莉は、「消しゴム無いと、間違った時に字が消せないでしょ!」と殴り込みをかけ、男子すべてを薙ぎ倒した事がある。

 これ以降この学校では消しゴムを取る奴はいなくなった。



 この事件の様に、ずれていながらも、自分の意思をはっきりと行動に移し、目標を達成させる。


 これが夕莉だ。



 今回も、ダークエルフの所に一人で向かい、止めるエルフや襲い来るダークエルフを全て一人で蹴散らし、全員を戦闘不能にして集めてから、ダークエルフにいろいろ聞いたらしい。


 まさしく『説得(物理)』である。


 で、ダークエルフたちは、もともと自分たちが住んでいた住処にドラゴンが現れて、暴れまわり、犠牲を出しながらも逃げてきたらしい。

 男は村を守るために戦いに行ったため、降りてきたのは女と子供だけしかいなかったとか。


 その話を聞いた夕莉は村にダークエルフを入れたらしい。


 もちろん「嘘かもしれない!」「中から暴れまわる気だ!」「牛!」と反対意見がたくさん出たらしい。


 それに対し夕莉は


「なら悪い子は私が全て潰すわ」


 と言って周りを黙らせたらしい。

 また「牛」発言したエルフはその場でつぶしたとか。



 俺の幼馴染は異世界でチートを得て、恐ろしい存在になっていたよ………。

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