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俺は彼女どころか嫁を貰う

俺は狼の女の子…リルを連れて寝床へ帰ってきた。

どうやらリルの種族は極めて少ないらしい。

どうにもリルの種族はほとんどが強すぎて将来の伴侶が出来なく、そのまま減少してしまったらしい。

ならその掟みたいなのをなくせば良いのにと思ったのは内緒である。

そして、リルも同じように強い者を求めてこの森にやってきたが、リルより強い者がおらず誰これ構わず戦いを挑んでいたところ、俺と会い、戦いに負け、俺に従う事にしたらしい。

「…!この熊ってこんなに美味しいのですか!?アオさんはお料理も上手なんですね!」

とキラキラと輝かせた目で俺を見てくる。

「…あぁ。この森に居る前に料理をしていてな。それで慣れたんだよ」

「そうなのですか……」

「どうした?そんな不満そうな顔をして?」

「いえ…胃袋をつかむことが…ボソボソ…」

「ん?何か言ったか?」

「いえ…何でもありません…」

どうしたんだ…一体?

口に合わなかったか?と聞いても違ったらしいし…

リルが凄い満足してますっていうぐらいの笑顔でいるな。

しっかし改めて見ると…

「…リルって可愛いな…ボソ…」

あ、やべ。声に出ちまった。

リルが聞こえてたらしく、顔を真っ赤にする。元の世界だったらセクハラ扱いされても良いレベルだ。

「…リル…その…」

「ア、アオさん!ふ、不束者ですがよろしくお願いします…///」

「…え?あ、いや…よろしくな。」

何だ、これは?俺はリルにフラグを建てた覚えは……。

すみません。あります。

そういえば、こいつ、自分より強い者の伴侶になるとか言ってたわ。彼女作るどころか、いきなりすっ飛ばして嫁貰うってどうよ?

リル可愛いからぜひ嫁に欲しいけど…あ、またリルの顔赤くなっちまった。

「…その、リルなんだ。いきなり変な事言ってすまない」

「…い、いえ…アオさんはその…かっこいいですし…は、恥ずかしいですが、アオさんにそう言ってもらえると嬉しいです…///」

何だ。この可愛い生き物は…

「それに…私はアオさんの事が、す、好きです!だから…その…私の伴侶になって下さい!」

「良いのか?リル、俺を伴侶に決めて?得体の知れない男だぞ?」

「私はアオさんの事が好きです!強いからとかいう理由ではないんです!」

…わお、これはベタに告られたな。

まさか初告白がこんな可愛い子から来るとは…返事そんなの決まってんだろ。

「俺でよければ」

「…!あ、アオさん!改めて…よろしくお願いします!///」

「あぁ、よろしくな…」

赤い顔をしながら寄り添ってくる。

俺まで恥ずかしいじゃないか…

しかし、リルと一緒になると家でも作らないといけないな。

今の俺の寝床は元々何もなかった洞窟を獣の皮や、何かで住みやすくした借り住居に過ぎないからな。

こんなところで生活させるのはさすがに心が痛む。

「リル、俺はここを出て、ゆっくりとした平和なところでゆっくりとした生活をしたいと思ってるんだ。」

「良いと思いますよ!もちろん私もついていきます!私はアオさんの嫁ですから!」

…リルがさらっと恥ずかしい事言ったな…本人は気づいてないらしい。まぁいいか…俺はこいつの夫になったんだ…

「ありがとう…リル。それじゃあ旅の準備をして出ようと思う。早くて2日ぐらいで出ると思うんだ。だから今日はもう寝よう。暗くなってきたし。」

「そうですね。そろそろ寝て明日に備えましょう!」

と言い俺は獣の毛や皮で作った布団を用意する。ちゃんと毎日洗っているから匂いは大丈夫だ。

しかし問題点が一つある。

それは…

「この布団一つしかないからな。リルこの布団で寝て良いぞ。」

「え?な、ならアオさんも一緒に寝ましょう!この布団で!」

「いや、大丈夫だ。俺は多少ゴツゴツしてても寝られるしな。お前にそんな思いさせたくない。」

「アオさん…私と一緒は嫌なんですか…?」

…リルが今にも泣きそうな目でこっちを見てくる。

…さすがの俺でもこれは耐え切れん…

「…わかった。一緒に寝よう…」

「本当ですか!やった!ではさっそく寝ましょう!」

俺が肯定すると一瞬でこれでもかってくらい笑顔になった。

この布団は二人入っても大丈夫なぐらいは作っておいた布団だ。

俺とリルは寝るために布団に一緒に入る。俺は恥ずかしさからリルに背を向けてしまった。いや、これが普通の反応だ。

「私…久しぶりなんです。こういうの。誰かと一緒に寝るのが…」

リルが俺の背中にくっついてくる。

女性特有の甘い香りが漂ってきた。

それにリルは、豊かだから、背中に当たるんだよな…

「私、アオさんと出会えて良かったです…ありがとうございます…」

「…あぁ。俺もリルに出会えて良かったよ。」

「アオさん…」

背中にギュっと力が込められた。

何だかんだでこいつも寂しかったんだろ。リルの種族は少ないらしいし、伴侶も出来ずにこの森を彷徨っていたんだからな…

少し時間が経つと背中からスゥと可愛らしい寝息が聞こえてきた。

「…こういう生活も悪くはないな。」

俺ももう寝る事にする。

明日からは大変になりそうだ。


え?チートがあるんだから戦えよ?

…だってイチャコラするの書いてて楽しいじゃん?

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