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死んだら異世界に!?  作者: カサヒ
第一章【異世界、そして出会い。】
2/4

2話

拙い文章ですがどうぞ宜しくです≧ム≦


「は?」

優の声が白い空間に響いた

「え?何聞こえなかった?・・・だからお前死んだんだってば」

「いやいやオレは今こうして生きてるぞ?」

真顔で言う男だが優はそれを信じられなかった

「あー…まぁ信じられねぇよな。でもこれ見れば信じられるんじゃねーの?」

そう言いながら男は手をひょいっと動かした



そうすると空間に鏡のようなものが現れ、そこに何かが写った。写っていたのは

………首のない優の肉体だった。



「なっ・・・んだよこれ!?」

自身の部屋、そしてそこに転がる先ほどまで持っていた金属バット

更にはあの『黒い何か』もいる

「紛れも無いお前の死体だ、

一瞬で死ねたからロクに痛みも感じなかったせいで実感なかったとは思うが、

これで自分が死んだことは多少理解できただろ?」

男はもう一度手を動かすと鏡は消えた

「んで、ここがどこかって言うと『魂の選別所』だ。ここでは死んだ人間の行き先を決める。まぁ、地獄行きか極楽行きか決める場所だわな。」


話を聞きながら優は一つ疑問が浮かんだ

「じゃぁ・・・アンタは何者なんだよ」

「あぁ俺?自己紹介もしてなかったっけ。俺はお前ら人間の言う『神様』だよ。」

あっけらかんという自称神様に優は『こいつ頭おかしいのかな?』と思ったが口には出さずに、とりあえず状況を整理することにした。

「じゃぁなんだ?俺はさっきの変な黒いのに殺されて、この『魂の選別所(?)』とやらに来て、そこで神様に事情説明されてると?」

「おう」

「まじかよ・・・こいつ頭おかしいのかな・・・」

つい本音が漏れた

「失礼なやつだなおい」

自称神様がなんか言ってるが気にしない

つかこの自称神様の外見的にDQN——いや、ホストか?——にしか見えねーんだけどな・・・

端正な顔立ちの上に金髪でスーツとかね。


少し時間が経って……

「まぁ話を信じるとして、だ。俺はこれからどうなるんだ?極楽行きだと嬉しいんだが」

「やっと本題に入れたな。じゃ、これから君の行き先を言いまーす」


自称神様がすごく適当そーに言う


「これから君には異世界へと旅立ってもらいます。異論は認めません。」

「・・・は?」


この空間にきてから意味分かんないことばっか聞いてるがこれに関しては本気で意味がわからなかった


「身体は俺が創っておいたし、異世界の言語も脳みそに突っ込んでおいたからそこんとこは心配すんなっ☆」

「いやいや意味分かんないしなんで異世界なんて存在するわけ無いだろ」

「それがあるんだなー あの黒いのだって異世界からきてんだぜ?」

「『黒い何か』が異世界から来た?」

そう言われれば納得できる。

あんな姿はファンタジーでしかあり得ないと思うし。だけど・・・

「まぁ君に拒否権なんてないんだけどねー」

笑いながら今度は腕を下に振り下げた


俺の真下に真四角の穴が開いて俺はその体制のまま落っこちかけた、がどうにか端に掴まれた

「テンメふざっけんな!!!!何考えてやがるこのハゲ!!」

震える腕でどうにか身体をぶら下げながら俺は叫んだ

「オレの名前は『ゼウス』な?次テメェとか呼んだら地獄に落としてやるから覚悟しとけよ」

満面の笑みで怖い言葉を発した気がする。しかも指の力が抜けてきた・・・

「俺のパシリが下にいるから死なねーと思うけど死んだらどんまい。じゃぁ頑張れ」

そう笑って言いながら俺の手を蹴飛ばしやがった

「テメェ絶対ぶっ飛ばす!!!!!!」

ゼウスの笑顔を最後に穴は閉じた





「さーて、あの『英雄の子』はどれくらい成長してくれるかな…楽しみだ」

そう言ってゼウスは魂の選別所から姿を消した。





「あぁ・・・綺麗だな」

俺は落ちながらそう呟いた。

上には群青色の空

下には真緑の森

左には岩肌がかっこいい山

右にはこちら迫り来る8メートルくらいの大きな鳥

いやぁ・・・いい景色だ



「・・・ん?」

鳥にしてはデカすぎじゃ・・・見なかったことにしよう

「グギャォォォォォォオオオォ」

現実逃避を諦めさせる鳥の咆哮。うるせぇ…

あーまだ空中だし身動き取れないしこれ死んだんじゃね?

「グギャオオオオ・・・グギャッ!?」

ん?

突然鳥が血を流しながら落下していった。

とはいえ俺の真横に同じ速度で落下して言ってるわけだが。

「これは・・・矢か?」

頭に刺さっている棒っ切れを見つめながら真横の鳥と一緒に落下していく

「下は森だし運が良ければ生きられるかもなぁ~・・・はは」

つい笑いがこぼれた

「あのクソ神のやつ次に会ったらぶん殴ってやる」

決意を固めながら体を丸めて木々のなかに突っ込んだのであった。




目を覚ますと群青色の空を囲うように生える木々が目に入った

どうにか俺は生きているようだ

「いってて・・・あれ?」

そう言いながら身を起こすと自分の体に大きな傷がないことに気づいた

「すげー高いところから落ちた気がするんだけどな・・・・」

「おい、そこのお前」

後ろから声をかけられた。振り向くとそこには外国風だが絶世の美女が。身に着けているのは鎧と長剣か?おぉ、ニーソだ。

「俺?」

「そうだお前だ。お前が優か?」

「あぁ、俺が優だけど・・・どちらさん?」

なんで名前知ってんだろうと思いながらも答える

「ゼウスの知り合いだ、名をルージュという」

あぁ・・・パシリさんか

「ゼウスってあのクソ神か」

「そうだあのクソ神だ・・・って今のは忘れてくれ!」

そう言ったあとでルージュはハッとしたように訂正した

アイツのことをよく思ってるやつはいるのかね・・・

そう思いながら口を閉ざしているとルージュが話し始めた

「と、とりあえずしばらく君と共に修行するように命令されている。これから街に向かうつもりだが異論はあるか?」

「修行って?そもそも俺はなんでこの世界に落とされたのか全然わかんないんだが…」

「私も君のことはよく知らなくてね…君が『英雄の子』としか聞かされていない」

「『英雄の子』?」

うちの親父は中年デブのハゲじじいなんだけど

「ふむ?違うのか?」

「俺に聞かれても…」

「まぁ、いいか。この森には魔獣が出るから明るいうちに進もう。」

「魔獣とか出んのかよ…了解。」


そう言って京斗とルージュは森を抜けることにした。

少しだけ話が進みました

ゼウスはイケメンです。

優も実はイケメンだったりします


新キャラ登場です

色々考えてますが小説書くの大変です。

楽しいですけど


では、次の話までさようなら!

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