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「批判」関連

批判と誹謗中傷の違いとは?

作者: 白烏

「長文タイトル作品」や「特定のジャンルばかりのランキング」に苦言を呈する批判エッセイをよく見ます。

 それ自体は書かれた方の「主義主張」であり、そういう風潮に対する「一つの意見」として私は読んでいます。中には過激な文体もありますが、さすがに「誹謗中傷」まではいきません。

 ただ、その苦言を作品の感想に送ったり、「誹謗中傷」のタネにするのは間違いです。

「感想欄に誹謗中傷を送るのは禁止されている」ので、そのような行為はやめましょう。


 さて、本題なのですが、最近増えたと感じるエッセイがあります。

「批判エッセイへの批判エッセイ」です。私のこのエッセイ擬きもこれに当てはまるのでしょう。


 こういったエッセイ自体が間違っているなどと言うつもりは、勿論ありません。

 問題だと考えているのは、「批判エッセイへの批判エッセイ」内で上記の批判・誹謗中傷している人たちに対する言葉や文体です。


 とあるエッセイ(書き方が過激だったのでマイルドに要約します)で、

『「長文タイトル作品」や「特定のジャンルばかりのランキング」を批判している人たちは「考え方が古い」から「黙れ」。』

 とありました。


 曰く、「好きで書いてる人(自分のことも含めて)はそれが正義である」

 曰く、考え方が古い人たちは「老害」「害悪」「アホ」「カス」でしかない。


 この考え方(考え方が古いから黙ってほしい)自体は「個人的な意見」で通ります。自由に主張していただいて構いません。批判されるのも覚悟の上でしょう。

 しかし、私はこれらの「老害」などの呼称はただの「誹謗中傷」でしかなく、「過激な言葉」で許される呼称ではないと考えます。


 このサイトの禁止事項の「特定の団体、個人に対する誹謗中傷」に抵触するかは不明ですが、これはもう「批判エッセイ」ではなく、「誹謗中傷エッセイ」と言っても過言ではないでしょう。


「誹謗中傷している人やエッセイ、感想」を「批判」することは、大いにすべきと私は考えます。

 しかし、「誹謗中傷」している人を「誹謗中傷」をするのは間違えています。


「お前も誹謗中傷しとるやないか!」


 と言われたら、どう反論するのでしょう?


 ちなみに、私はこのような「誹謗中傷エッセイ」のいくつかの感想欄で、エッセイ主の考え方を確認しつつ、上記のような「矛盾」を含めていくつか指摘したのですが、まともな返答をいただけませんでした。

 絶対に自分の意見は曲げたくないようです。他人を批判するのに、反論もろくにできずに、さらに自分が頑なでどうすると思ってしまいました、


 ここで笑い話を一つ。

 先程、私が感想を送っていた上記のエッセイ主が、私に指摘されて自分の意見の矛盾に気付いたようです。

 本人は「マジレスで水を刺されるのも肯定以外の意見を公開しておくのも僕にメリットないので」と言って、「いくつか送った私の感想だけを消す」という行動をとられていて、失笑してしまいました。

 これが彼のいう「新しい考え方」とやらなのでしょうか。

 自分が正しいと思うなら、そのままにしておくべきでは?


 私もこれ以上関わりたくないので、「ブロック」しておきます。

 私も「老害」と誹謗中傷されたので、問題ないと考えます。

 問題ないですよね?


 しかし、私もうっかり「無知蒙昧」と言ってしまったのですが、これも「誹謗中傷」になるのですか? 私、気になります。

 以後、気を付けます。


 そして、このようなエッセイを書いている方々の場合、作品への「過激な批判」と「誹謗中傷」を混同されている方が多いように感じます。

「批判」と「誹謗中傷」の違いを説明できず、いつの間にか「批判もしてはいけない」に意見が変わっていたりします。


「批判」と「誹謗中傷」の意味を見比べてみて下さい。

 お手数ですが、皆様でお調べ下さい。その違いは明確にあります。


 具体的に言うと、

 批判の例)

 ○○の文法がおかしいように思います。この場合、△△ではないでしょうか?

 誹謗中傷)

 ○○の文法が違う。△△だろう。こんなこともわからないとかアホなの?

 という感じでしょうか?

 非常に簡潔な具体例としては合っているのではないでしょうか。


 最後に、これは私の所感ですが、「批判エッセイ」に「誹謗中傷」が加わるだけで、そのエッセイの「説得力」が激減すると感じます。

「同じ穴のムジナ」だと思ってしまうのです。

 こうした「批判エッセイに対する批判エッセイ」も本来は「誹謗中傷」されていると感じた(実際は「批判」の可能性もありますが)書き手の方々を守りたいという意思の元書かれたと私は推察しています。


「過激な批判」と「誹謗中傷」は別物です。混同してはいけません。


 「ランキングに載るために(誹謗中傷エッセイを)書いた」と豪語した件の人もいますが、そんな人は相手にする必要はないでしょう。


 せっかくの「批判」を台無しにしないためにも、「批判」と「誹謗中傷」を区別し、「誹謗中傷」にならないエッセイを書いていただきたいと私は考えます。


 皆様はどう思われますか?

ご意見・ご感想がありましたら、感想欄に是非。


一部、加筆・修正をいたしました。

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[気になる点] webページに記載された内容にも著作権が存在します。 あとは、出所を明示することにより引用についての問題点は消滅します。 ---- 5.1 著作物の引用の要件・ポイント | 弁護士…
[良い点] 「誹謗中傷」を批判していても、全く「正義面」と感じさせない表現力。 [気になる点] もし、「批判」「誹謗中傷」等についての説明が他からの引用であれば引用元を明示すべきだと思います。 [一言…
[良い点] こういう文書は、とても参考になります。 [一言] 白烏様の作品は時間を置いて読み返してます。 私の過去、そんなに日は経ってないけど 過去の私トモミ(自分)が恥ずかしい……です。
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