5. 「追われる国」の経済学~大不況を深刻にしたくない人へ
「追われる国」の経済学(2019)
だんだん書評みたいになってきちゃったね。
次回からまた路線戻すんで、今回はお付き合いください。
著者のリチャード・クーは、日本のバブル崩壊についての「バランスシート不況理論」の提唱者。
見直されているけれども、主流派というほどではない。
経済状況を4つに分けます。
1借り手豊富、貸し手 豊富→経済良好
2借り手豊富、貸し手少→不良債権が発生、貸し渋り
3借り手少、貸し手豊富→投資機会不足、バランスシート不況
4借り手少、貸し手少→バランスシート不況、金融危機
で、日本とかは、今3にいる。
企業が、バランスシートの埋め合わせで投資がされない。
バランスシートが正常になっても、投資機械がない。
お金を刷っても、市中銀行止まり。
誰も借りない。
結果、ヘリコプターマネーをしようが、なにしようが、市場に出回るお金は増えてませんよ。
というお話。
どんどん政府が借りて公共投資をしましょう、それ以外にお金の投入方法がありません、という話。
(これ基軸通貨の国しかできないね。ハイパーインフレになるから)
ビックリだね。金利操作しても殆んど意味無いとか、大学教養レベルの教科書すら駄目だししてるからね。
気になる人は読んだ方がいいね。
多分僕に質問するより、本読んだ方がいいよ。
異世界の先進国で、投資機会がありません。
という国で、政府が公共投資バンバンやる展開とかに使う。
あんまないな。
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そうすると筆者のMotivationが更にUpします。