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自走する監獄  作者: 日下鉄男
本文
9/30

ニコ 七

 

 団員の一人、スノウホワイト・アリアは空中で拳を固めた。三つ編みの銀髪が風になびき、紅唐べにとうのマントが翻る。


 彼女のアイスブルーの瞳が捉えるのは、目前に迫る魔物。


「くっらえええええおらああああ! アタシのめっちゃ冷たい拳! 氷拳ひょうけん!」


 元気の良い掛け声とともに氷雪の魔法で覆われた拳がB型を打ち抜いた。殴打痕を中心にして魔物の身体が凍結。スノウは氷漬けとなった魔物にもう一撃、右拳を振るう。


 直撃により魔物の胸部が砕け、弱点のコアが露出。してやったりと笑いながら彼女は顔を上向け、声を張った。


「パーちん、もうすぐレベルアップだったよね! この子、あーげる!」


 それは団内で頻繁に行われる《経験値》のおすそ分けだった。


 一拍の間を置いて空中から小柄な女性団員が一人、魔物の眼前に降りてくる。


 スノウに「パーちん」と呼ばれた彼女の名は、パープル・シェルヘン。十四歳。身長百三十九センチ。ノアの繭のメンバー内では二番目に背が低い。


 その外見は目立つ。紫がかった黒髪は腰下まで伸び、瞳の色は北方大陸でも珍しいバイオレット。紅藤べにふじを基調としたゴージャスでゴシックロリィタな衣装を身につけている。


 小さくて体温の高い手には水晶の杖が握られていた。


 彼女の武器である。


「時/使役/天使――時弾ときだま一丁」


 水の中に伝わる音のように、余分なものがオミットされた声色でパープルは詠唱した。


 杖の上端に嵌められた水晶が星のように煌めき、圧縮された時間が生まれる。


 氷漬けにされた敵に杖を向け、時弾ときだまと呼ばれる魔法弾を放った。


 時弾は敵の命の耐用年数、つまり寿命を奪う魔法だ。


 着弾すれば命のリミットが強制的に〇になって敵は死ぬ。


 例外はない。


 一日に撃てる回数が限られているのが欠点だが、間違いなく、このパープルの攻撃魔法は団内一の破壊力を持つ。


 着弾。魔物は即死した。


【レベルが48に上がりました 

上昇ステータス 

体力プラス 9 

物理攻撃力プラス 4 

素早さプラス 25 

魔力攻撃プラス 77 

魔力防御プラス 54 

魔力移送プラス 48 

知力プラス 39 

獲得魔法なし 

次のレベルまで残り13301です】


 エーテルの声が脳内に響き、パープルのレベルとステータス上昇、獲得魔法の有無、次のレベルまでの残経験値を知らせる。同時に右腕の刺青も成長した。


 そのまま、パープルとスノウは住宅地の瓦屋根の上に着地する。


「スノウ、感謝」


「うんうん、まだ小さいんだから魔物をたくさん倒してどんどんレベルアップしなさいな」


「する」


 相変わらず必要最低限の言葉しか寄越さないパープルだが、スノウのことが嫌いではなく、むしろ彼女はスノウを団員の中でもとくに好いている。ただ単にそういう性格なのだ。


 パープルとスノウは行動をともにすることが多く、団員の一部からは凸凹コンビと呼ばれている。


 どこが凸凹なのかというと、女としての部分だ。


 スノウは十六歳。十四歳のパープルとは二歳しか離れていないが、身長差は二十センチ以上ある。胸のサイズも然り。紅唐べにとうマントの下に着ている白いチュニックの胸部は、はちきれんばかり。豊かな双丘が圧倒的な存在感を放っていた。


 一方のパープルは平地であった。


 凸凹コンビの美少女二人は、地上に降りた他のレベル憑きたちとともに残敵討伐のため、跳躍した。



◇◆◇



 同時刻――


 射出口から全団員が飛び出たことを確認した後、団長のオリヴィアは硬質な椅子に座り、カップ&ソーサーを手に持って優雅なティータイムを楽しんでいた。


 監獄内の間取りは吹き抜けで、五層のフロアに分かれている。各フロアには鉄格子の扉がついた部屋が円状に並び、内壁は動脈のようなパイプが縦横無尽に埋め込まれていた。


 五フロア目。監獄の最上階である土偶の頭の中に、彼女はいた。


 ここは団長であるオリヴィアの自室兼司令室兼操縦室である。


 そこに侵入者が現れる。野猿のような肉体。六メートルのB型魔物だった。


 B型魔物は空を飛べる。大方、四フロア目の射出口から入り込んだのだろう。


 侵入者を前に嘆息すると、オリヴィアはカップ&ソーサーをサイドテーブルの上に置いて立ち上がった。


「あらあら。レディの部屋にノックもなく入るなど、失礼にも程がありますわね」


 その金髪のミディアムヘアは毛先に天然のウェーブがかかっている。紅玉ルビーのような赤い瞳と、どこか自己主張が強そうなつり眉、薄桃色の唇は彼女のチャームポイントだ。


 身長は百三十七センチ。よわい十二。団長でありながら、身長年齢ともに団内一低い。


「ごきげんよう、お猿さん。せっかくですから、ここで礼儀作法を学んでいきなさいな」


 オリヴィアは黒地に青い薔薇の刺繍が施されたドレスの裾をつまみ上げ、膝を曲げて魔物に恭しく頭を下げる。


 赤子の咆哮を上げながら、B型魔物はオリヴィアに飛びかかった。


「やはり、礼儀知らずさんですわ。レディの挨拶を無視するなんて」


 優雅に右手を掲げ、オリヴィアは魔法を発動させる。


「解くべきものを解くべき――シロ・クマ」


 白色に光るカマのように鋭利な魔法が複数発生し、敵の両手両足、そして前翅と後翅を付け根からばっさりと切り落とした。完全なダルマ状態にされた魔物は為す術なくその場に倒れる。


「あら、もう終わりですの? あっけないですわね」


 そこで何か思いついたように、オリヴィアは手を叩いた。


「そうですわ。あなたは強化素材にしましょう。はい、決定」


 パチンッ。オリヴィアが指を鳴らした。瞬間、魔物が横たわっていた床が開く。


 監獄の底部一層フロアまで魔物は真っ逆さまに落ちていった。


 魔物の落下を確認すると彼女は椅子に座り直す。


 紅茶の残りを飲み干してからオリヴィアは全団員に念話を飛ばした。


『皆様、一層フロアの檻が満杯になりましたの。もう強化素材は必要ありませんわ。以降、遭遇した魔物は残らず狩ってしまって構いませんので、よろしくお願いいたしますわね』


 念話による命令を終えると、手元にある二つの石版にオリヴィアは手を伸ばす。


 東方大陸の古代文字が刻まれたそれは、この監獄の操縦桿コンソールであった。


 手をかざすと文字列が輝きだす。


「いきますわよ、マーレイ」


 二つの石版を左右の手で同時に押下。カタカタカタ! 高速でコマンドを打ち込んでいく。


 コマンド入力を終えると、自走する監獄は――その巨木のごとき豪腕を起動させた。


 監獄の外壁にへばりつく大小多数の魔物を、監獄は皮膚に吸いつくヒルをはがすように、むしり取っていく。


 そのままリリースするはずもなく。手の中の魔物は当然のことながら――圧殺プレス


 監獄の手のひらに潰れた魔物の体液が飛び散る。拭いもせず立て続けに外壁にいる残りの魔物をむしって握って押し潰して、命の火を打ち消していく。


 むしり取るのに飽きると、ついた埃を払うように二本の腕で魔物を叩き落とす。地面に落ちた魔物どもは監獄の足で踏みつけた。


【経験値を640獲得しました】


【経験値を788獲得しました】


【経験値を1040獲得しました】


 監獄を操縦して魔物を殺す毎に、エーテルの声がオリヴィアの脳内で獲得経験値数を報告する。


 この四十一メートルの乗り物は誰でも動かせるわけではない。


 そもそもどうやって動くか、原理すら定かではない。


 監獄は五十年前にミリア王国の前王バルト・エアバッハが国境地帯の《魔の山脈》から発掘した品だ。


 調査の結果わかったのは、それが東方大陸で生まれた物であること。


 かつてはレベル憑きと魔物を閉じ込める監獄として使われていたこと。


 おそらくは高レベルのレベル憑きが魔法で作った代物であること。


 監獄は一種の生き物であり、自我があり、《契約》を結べること。


 契約を結ぶと監獄を動かせるようになること。


 そもそも監獄は乗り物のように動くこと。


 ――契約を結べるのは、レベル憑きに限定されていること。


 オリヴィアはこの監獄の五人目の契約者であった。


 過去の四名はすでに亡くなっている。


 監獄と契約可能なレベル憑きは一人だけだが、契約者が死ぬと席が空く。そこに座るものが新たな契約者となる。


 そして、契約者には大きな恩恵が与えられる。


 オリヴィアはノアの繭の団長だ。団員たちに指示を出す、監獄を操縦する、この二つが主な仕事であり、本人が身一つで魔物を倒す機会はあまりない。


 だが、オリヴィアのレベルは団内最高の82であり、刺青の侵食は右肩にまで達していた。


 石版にコマンドを入力。


 命令文が監獄に伝わり、外壁にへばりついていた最後の一匹を地面に叩きつけ、両腕を使ったダブル・スレッジハンマーでトドメを刺した。


【経験値を1020獲得しました 

 次のレベルまで残り934032です】


 オリヴィアではなく、殺したのは監獄の腕だ。

 

 しかし、経験値を得たのはオリヴィアだった。


 契約者の恩恵。監獄を操縦して倒した敵の経験値は、契約者本人に加算される。


 彼女が団内でもっともレベル99に近い場所にいる理由は、単純に魔物を一番多く殺しているためだ。


 監獄の腕の一振りは十の魔物を容易になぎ倒す。全体攻撃魔法の比ではない。


「むぅ、まだ九十万以上経験値が必要ですか。流石に上がりづらくなってきましたわね」


 ティーポットを手に取り、カップに琥珀色の紅茶を注ぐ。二杯目だ。


「ま、焦っても仕方ありませんわね。大局を見据え慌てず優雅にいきましょう」


 紅茶を口に含むと、何とも言えない味にオリヴィアは眉をひそめる。彼女は未だに紅茶というものに慣れていない。


 ――お父様から頂いた最高級の銘柄なのに。


 オリヴィアは部屋の中に浮かぶガラス状の物体――監獄の目を通して外の状況を覗き見る。


 住宅地の一角で胸ぐらを掴み合っている問題児二人の姿を確認すると、オリヴィア肩をすくめ小さくため息をつき――現場のスノウとパープルに念話を送った。


『そこからグレイさんとレッドさんが見えますか? ええ、いつものあれですわ』



◇◆◇



「はい、二人ともストップ。喧嘩止め☆」


「……落ち着く」


 一触即発だった両者のところへ、オリヴィアの通報を受けてスノウとパープルが駆けつけた。


「レッド、団員同士の喧嘩はご法度。止めないとパーさん許さない。冷静さを取り戻さないと、パーさんとても怒る。最後は殴る」


 有無を言わせぬパープルの口調にレッドは押し黙る。


 レッドはパープルに頭が上がらない。それは二人が幼馴染同士であり、長年に渡って培ってきた関係性によるものだ。逆にパープルはレッドの前だと普段と比して多弁になり、発言に容赦がなくなる。幼馴染ゆえに良い意味で遠慮がない。


「まあまあ、喧嘩の理由はなんであれ、今は魔物退治が優先だぞ☆ グレちゃんも、わかった?」


 パープルと違って言い方は柔らかいが目は全く笑っていないスノウの説得を受け、グレイも仕方なく矛を収めた。


 レッドは嘆息し、掴んでいたグレイの胸ぐらから手を離す。


「この村の人たちをオレは守るぜ。それがオレの正義だ」


「この村の人間は救うに値しない。それが俺の答えだ」


「そうかよ……やっぱ、オレ、てめえとは一生仲良くできねえわ」


「一つ訂正させてくれ。たぶん、ではなく、絶対、だ」


 対話は断ち切られる。


 レッドがグレイに背を向けた。拳を握りしめ、魔物の群れを鋭く睨む。


「パープル、いくぜ」


「……諒解」


 レッドがパープルとともに魔物の中に飛び込んだ。他の団員への助太刀を開始する。


「グレちゃんは、どうする?」


 スノウは優しく問いかけた。


「魔物が残っているなら、殺すまでだ」


 グレイは魔物の軍勢へと足を向ける。


 が、途中で歩みを止めた。


「先に行っててくれ。すぐに追いつく」


「らじゃー!」


 右手で元気に敬礼のポーズを決めてから、スノウは一足先に戦場へと跳躍した。


 村人たちを横目で見ながら、グレイは前方で暴れている魔物を指さした。


「あれが人類の敵らしきものだ」


 次に彼は、氷雪魔法を宿した右足で魔物を蹴り砕くスノウを示した。


「あれが人類の味方らしきものだ」


 翡翠の髪飾りを、赤いロングコートのポケットから取り出した。


「この髪飾りの持ち主も、人類の味方らしきものになり得るはずだった」


 村人たちに見せつけるように、顔の前に掲げる。


「でも、そうはならなかった。生まれた時から差別され続けた盲目の娘は、誰からも助けられず、何の結果も残せないまま、バケモノになって、よそ者に殺された」


 薄幸の少女は救われる。


 物語の世界ならば。


 だが、現実にかぼちゃの馬車は存在しない。


「願わくは、この村に二度と、レベル憑きの子どもが生まれないことを、祈る」


 そして、彼は魔力で象った銀灰色の剣を手に持ち、人類を救うためではなく自分の憎しみをぶつけるためだけに、傭兵団の狩り場へと加わったのだった。


 一時間後、ラクマ村の魔物どもはノアの繭の活躍により全滅した。



◇◆◇



 グレイの部屋は監獄内の三フロア目の一角にある。


 入り口の扉が両開きの鉄格子で、備え付けの小窓にも鉄枠が嵌められている。


 中にはベッドが一つと本棚一つ。殺風景な部屋だった。


 本棚に本はなく、かわりに、服の切れ端やブレスレット、焼き焦げた帽子、折れた短剣、泥だらけの靴などが無造作に突っ込まれていた。


 それらは全てレベル憑きの遺品であった。


 団員のものもあれば、

 グレイが現地で勧誘しようとして、ニコと同じく失敗したレベル憑きのものもある。


 彼は人の死は悼まない。


 だがレベル憑きの死に対しては、それがどんな者であっても、

 心を痛め、追悼する。


 彼は救いの手を人には差し伸べない。


 だが、レベル憑きには、それがどんな者であっても、

 必ず、救いの手を差し伸べる。


 それは彼の生得的属性に起因する、シンプルな線引きであった。


 グレイは本棚の上に、翡翠の髪飾りを置いた。


「その髪飾りは?」


 金髪のミディアムヘアが部屋の中に入ってきて、本棚の上の髪飾りを指さした。


 グレイは答えなかった。


 オリヴィアもそれ以上は言及してこない。


 この本棚に置かれたものの意味は彼女もわかっていた。


 ラクマ村に襲来した全魔物の討伐が終わってから半日が経過。


 すでにノアの繭は撤収し、団員と強化素材を乗せた監獄をミリア王国に向けて走らせている。


 予め進路を石版に入力しておけば以降は監獄が自動で目的地まで走ってくれるので、オリヴィアの操作の必要はなくなる。


「村長がクレームをつけてきたらしいな」


 世間話程度の調子でグレイはオリヴィアに聞いた。


 村の被害は甚大。六割の住民が死に、住宅や工場などの建物はそのほとんどが全壊した。


 生き残ったラクマ村の村長は、この責任はノアの繭にあると決めつけた。


「村が襲撃されたのはノアの繭が湿地帯の魔物を殺しきれなかったせいだとおっしゃっていたので、まあそれ自体は事実なのですが、取り急ぎもろもろの証拠を突きつけて、魔物の数を実数よりも少なく申告していた件を問い詰めたら、村長さん顔を青くして黙ってしまいましたわ」


 団への報酬の支払いは全て前払い。事前に魔物の数を教えてもらい、そこで必要経費や派遣人数を算出して金額を決める。魔物の数が申告と違っても後から追加料金の請求はできないため、時折、魔物の数を誤魔化す輩も現れる。


 無論、バレればペナルティが科せられるが。


「そのせいでうちは九人が殉職しましたし、むしろ違約金を取れるレベルだと伝えたら、あの方、最後はわたくしを罵倒して、逃げてしまいましたの」


「完勝だな」


「ええ。グレイさんにも見せたかったですわ。わたくしが村長さんを華麗に論破する姿を」


 胸を張るオリヴィア。自分より九つも下の少女のドヤ顔に、彼は苦笑で返す。


「な、何がおかしいんですの!?」


 心外だとばかりに怒り出すオリヴィアをグレイは宥めすかした。オリヴィアとグレイの関係は悪くない。互いに相手の悪口をいつも言っているが、自然と収まるべきところに収まる。


「そういえば……」


 何かを思い出したように、オリヴィアは薄桃色の唇に指を当てて顎を上向けた。


「グレイさん。確か、念話をした時に新しい団員を勧誘したとおっしゃっていませんでしたか?」


「………………いや」


 吐息のようにか細い声が、グレイの口から漏れ出た。


「もういいんだ」


 簡素な返答と彼の纏う雰囲気、そして本棚の上の髪飾りがオリヴィアの中で繋がった。


 半ば予想はしていた。何も珍しいことじゃない。過去に何度も同じことがあった。


「ねえ、グレイさん」


 労うような温かな声で、オリヴィアは問いかけた。


「その方は、何というお名前だったのでしょうか?」



◇◆◇



 オリヴィアが出ていった後、部屋はしんと静まり返る。


 グレイは翡翠の髪飾りに指で触れた。


「ニコ」


 少女の名を呼ぶ。


 村で一緒に食べたピラフの味が口の中に広がった。


「ここがノアの繭だぞ。お前はこれから、団員として、俺たちと一緒に旅をするんだ」


 普段は誰にも見せない穏やかな笑みを、彼は浮かべた。


「もう心配はいらない。ここじゃあ、みんな一緒だ。全員レベル憑きだ。誰もお前を差別なんてしない。誰もお前に石なんて投げない」


 脳裏に浮かぶ盲目の少女。


 万感の思いを込めてグレイは口にした。


「生きてていいんだ。ニコは、ここで――」

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