表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

日々雑感 ①

作者: 秋月白兎

あくまで一個人の考えです。

このサイトで議論は不可能ですので悪しからず。

 震災以降、反原発の発言をよく見かける。時節柄当然だが。原発の運営と技術を切り離して考えるべきだと自分的には思っている。東電や現政府がクソなのは論を待たないが、技術としては原子力を持っておくべきと考える。

 何故なら原発を無くすなら無くすでいいが、その後の電力供給はどうするのか?そこが不透明だからだ。クリーンエネルギーは出力が弱い上に不安定過ぎる。基本的に風任せ、お天気任せだから。電力は安定供給がキモ。

 電圧が不安定だと周波数が狂う。そうすると電子機器が誤作動を起こすし、精密な工業では致命傷。日本は技術が生命線なんじゃないのか?安定したクリーンエネルギーは地熱発電ぐらいなもの。でも初期投資が・・・。

 ならば太陽光発電や浮力発電で作った電力を蓄電して、必要に応じて取り出すか?だがそんな大容量のバッテリーは開発されていないし、充放電時のロス、バッテリーの寿命や廃棄の問題もある。

 結論として、原発を一気に無くす事は経済的にも日常的にもリスクが大き過ぎる。集中治療室なんかで電子機器によって命を繋いでいる人達にとっては致命的だ。数十年先まで見越した計画を立て、必要な技術を開発しながらでないと脱原発は難しいだろう。


 古い原発の廃炉には賛成である。経年劣化や老朽化、何より設計思想の古さが問題。原発がどうしても必要なら、新しく安全性の高い炉に切り替えるべき。

 第4世代型や第3世代プラス型の新しい原発は、「人間が操作し続けない限り反応が収束して止まってしまう」構造らしい。(「知りたいサイエンス 原子力ルネッサンス」より)これなら原理的に暴走などの事態にはならない。


 だが、それは地元住民の了解が前提条件。キチンとシステムを説明し、理解を得る努力を怠ってはならない。また住民側も、説明を理解出来るよう、或いは嘘を見抜けるよう科学を学ぶ必要があるのではないか。



 感情的にワーワー言いあっていても物事は前進しない。どちら方向にも。事は科学技術の問題なのだから、科学的に理解・考察する事が必要だろう。推進するにせよ反対するにせよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ