第九十話 「Появление(僭越)」
"ガタッ! ガタタッ....!"
「я чувствую что это
движется если я
что то сделаю,
(・・・どうにかすれば....
動きそうな気はするんだが....っ!)」
"ダンッッ!
目の前の巨大なコンピュータの
操作部分となっている机の様な台の上の
金属部分をジュチが叩く!
「・・・・」
「(Кажется это
не работает,)
(動かないみたいね....)」
「как ты там переезжаешь
(・・・向こうはどうやって
動かしてるんだ....?)」
"パッ パッ!"
「(----------、)」
壁の向こう側、今自分達が操作している
ガラスの壁越しに繋がった
巨大なコンピュータを見ると、
何故かは分からないが今自分達が追っている
コウノ、スサケフスキの二人が
まるでこちらの様子を気にする素振りも見せず
向こう側の部屋のコンピューターを
操作している姿が見える.....
「возможно,
(多分.....)」
「Зафер,
(ザファー....)」
"カタッ!"
ザファーが自分の懐から取り出した
小型のノートブックパソコンを手にする
「Вы понимаете?
(・・・・分かるの?)」
「・・・・」
"ピッ ピッ!"
「думать,
(考えて・・・・)」
「・・・・」
そのままザファーは巨大なコンピュータの前の
テーブルの様な場所の椅子に腰を下ろす
「Компьютеры которые
были помещены в
здание собранное
магнитами которые
мы видели до сих пор,
Кроме того Цвефов,
Устройство магнитной
силы которое он
использовал в этом 104,
А теперь серебряная
бутылка в руке
У с другой стороны,
(今まで僕たちが見て来た.....
磁石の集まった建物に置かれてた
コンピュータ....
それに、ツベフォフ.....
彼がこの104の中で使っていた磁力装置.....
そして今向こう側にいる....
У(ウー=河野)の手の中に入ってる
銀の瓶....)」
"カタッ! カタタッ!"
「Квантовый компьютер,
(量子コンピュータ....)」
「Серебряная бутылка,
(銀の瓶....)」
"カタタタタタタタタッ!"
「・・・・!」
おそらくこの目の前の巨大なコンピュータを
作動させようと考えているのか、
ノートブックのキーボードが
規則的な音を上げると、
そのノートブックのコマンド入力欄に
大量の記号や数字、そしてロシア語が
羅列して行く.....
「Хм серебряная бутылка
это устройство
активации с рисунком
Сибирский
снежный кристалл,
(あの"銀の瓶"は"シベリアの雪の結晶"の
パターンが登録されている起動装置-------)」
「カタッ カタタタタッ!」
「есть ли что нибудь
связанное с
магнитной силой?
(・・・磁力とも何か関りがあるのか?)」
「и магнитная сила
используется в этом
пространстве для
объединения и
разделения
различных веществ,
(....そして、"磁力"はこの空間に置いて
様々な物質の量子を結合、分離させるために
使われている-------)」
「Тогда что такое
квантовый компьютер?
(じゃあ、量子コンピュータは・・・・?)」
「Ответ прост,
(・・・答えは単純-------)」
"タンッ!"
「О, ой!
(о́й オイ...ッ....!)」
"ガガッ.... ガガガガガガガガガッ......
「Это компьютер!
(こ、コンピューターが....!)」
"パッ! パッ!"
ノートブックのプログラムの
実行ボタンが押されると、壁の前の
コンピュータが音を上げながら揺れ
パネルの様に疎らに点滅し始める--------
「Правда одинока?
(真実は単------ ・・・え?)」
"シュォォォオオオオオオオ----------ッ!!
「А, Чо,
(え・・・ ちょ・・)」
"ブワァァァアアアアアアアアッ!
「Зафа!?
(ザファーッ!?)」
目の前のパソコンが起動したと思った瞬間
「Кобу.....,!」
異常な程の光がザファーの前のテーブルから溢れ
「(・・・・・)」
"シュォォオオオオオオオオオオ----------
「гм, Хорошо это,
(гм ヴィエィァム....!
そ、そ んな・ ・ ・ ---------
"シュゥゥウゥウゥウウオオオーーーー.....ッン
「(--------、!)」
シュゥゥウウウウゥウゥウウォォオオンッ.....
「гм
(---------ッ!)」
「Запер!?
(ざ、ザファーッ!?)」
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「・・・・!)」
「бо́же мо́й
(бо́же мо́й ワァジュムォイ....!)」
"ザファーがいない"
「Ху
(・・・・え、....)
「Что это такое!
(な、何だ・・・・!)」