第八十三話 「антизеркальный(反鏡)」
「--------У(コウノ)ッッ!!」
「・・・・?.... ・・・!?」
"パンッ!
パンッ!
-----------パンンンッッ!!
「・・・・?」
「な、---------」
「何だ・・・・? 何か部屋の向こうから
声みたいな音がしないか?」
「ヘヘッ....! アタマガ
オカシクナッテキタンジャネエカ
オメエ.....」
「--------な訳あるか」
「--------???」
"カランッ....."
部屋の左側。その左側の場所に
"コウノ(У)"
被疑者の一人であるそのコウノが
自分達N/Sに協力していた"スサケフスキ"と共に
隣の部屋にいるのを見て、レベデワはウダフを構え
そのコウノに向かって三度発砲するが....!
「・・・・何だ、この壁....
妙な音がするな....
破裂したみたいな・・・・?」
「エトロフ.... クナシリ.....!」
「(----------)」
当の発砲の対象である"コウノ"は
平然とした様子で脇にいるスサケフスキと
談笑しながら
「何だ・・・・?」
発砲を受けた場所から自分のいる場所まで
何も考えず近付いて来る.....
「どうやら、"壁"があるみたいだな....」
「か、壁?」
「ウォオオオイッ!? --------イワシィッィ!?
ココニゲシュニングワッ
-----------イヤガルズゥエェェエエッ!?」
"ガンッ! ガンッ!"
「・・・・ふざけてる場合か」
「(Коно,)
(コ、コウノ-------)」
「しかしおかしな部屋だな・・・・
この馬鹿デカいコンピュータ....
壁の中に埋まってるぞ?」
「シラネエワ・・・・ ハードディスクトカ
ベツノヘヤオイテルジャネエクワ」
「・・・・!」