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第七十話 「Причина(因習)」

挿絵(By みてみん)


「Вы сказали это раньше?

(先程も言っただろう....?)」


"グォォォオオオオオオオオオ----------.....


「как насчет близнецов


 Как насчет любовника

(・・・・双子、がどうだとか....


 こ、"恋人"がどうだとか.....?)」


暗闇の中、どこへ向かっているかも分からない


周りの景色と混じり合った様な


エレベーターの中でツベフォフ、そして隆和は


ポツリ、ポツリと言葉を交わす--------


「Нет нет это средство 


 я понимаю что он был


 построен ученым ,

(い、いや.... こ、この施設が....


 その科学者が建てた物だと言うのは


 分かるが....)」


「Он был заинтересован в


 свете который


 осознает множество


 событий  и скорость!

(・・・・彼は、多重と思われる事象を実現する


 光-------、そして


 "速さ"に関心を抱いていた....!)」


「не знаю, Мистер Цубеф 


 Я не знаю что вы


 говорите, Правильно


 это сейчас каковы


 отношения между


 N/S и отношение к


 другому месту,

(分からない.... 


 ツベフォフ氏.... アナタが何を言っているか


 何一つ分からないが.....


 そ、そうだとして、それが今わ、私達が....


 レベデワ達N/Sから


 ど、どこか別の場所に向かってる事と


 何の関係が....っ?)」


「Ты не знаешь? Эмои?


 Порядок и Уилл,

(-------分からないか? エイモイ.....?


 秩序"と、"意志"だ.....)」


「Заказ? воля??

(ち、秩序....? 意志??)」


何度か耳にした様な言葉を


再び言葉にしているツベフォフに、


何か"執拗さ"の様な物を感じる--------


「Уилл не моя


 собственная воля,


 Этот мир нет мир 


 это просто отдельная


 форма, Большой поток


 это как кусок


 который смыт воля ,

("意志".... 自分の意志では無い--------


 この世界.... いや、


 世界は分けられたただの形代(かたしろ).....


 大きな流れ、"意志"によって流される


 流片の様な存在にしか過ぎない....)」


「・・・・」


背を向けたままの横顔を見ると、


何を考えているかまるで読み取る事ができない....


「В прошлом два русских 


 они посвятили свою


 волю нации и думали


 чтобы показать


 лояльность но они,

(かつて、二人のロシア人.... 彼らは


 国家にその"意志"を捧げ


 忠誠を示す事を考え.....っ 


 だがっ、二人は.....っ!)」


「Это ученый, 


 Каковы отношения


 с этим братом,

(そ、その科学者だとか....


 その兄弟がこの施設と.....


 な、何の関係があるんだ)」


「・・・・」


"スッ"


「г-н Цвефов,

(つ、ツベフォフ氏--------)」


「давай пойдем

(.....行こう--------


 "意志"が我々の手から離れ始めているのかも


 知れない...!)」


「・・・・!」


どこか"地面"へと辿り着いたのか、


先程まで壁があったと思われる場所をすり抜けると


そのまま、暗闇の中へ消えて行く--------


「・・・・!」

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