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第七話 「другое место(異なる場所)」

挿絵(By みてみん)


「(・・・・・)」


"フォォォオオオオオオオ---------


「Пока вроде бы вышло из


 их рук,

(とりあえず"彼ら"の手からは


 離れた様だが....)」


「(・・・・)」


"コッ コッ コッ コッ コッ....."


「(み、妙な場所だ....)」


「Есть так много дел


 кажется мне есть о


 чем подумать, Аймой

(多くの事があって


 少し考える事も多いみたいだな...


 エイモイ-------?)」


「Эх, да

(え、ええ....)」


レベデワ達の手から逃れた隆和、そしてツベフォフは


スノーモービルに跨ると、そのまま


しばらく雪の中を走り、再び


この空間の入り口で目にした遺跡と


同じ様な造りのこの建物の中へと入り込み、


暫く行動を共にしていたが....


「(・・・・)」


"コッ コッ コッ コッ コッ...."


「・・・・」


先へと進んで行くツベフォフの後に従いながら


石造りの通路の両脇に目を向けると、


おそらく電灯の役割を果たしているのか


光る縦長の板の様な物が通路の両脇に並べられ、


行く先を照らす様に薄暗い光を放っている....


「(・・・・な、何か、


  美術館みてぇな雰囲気だな...)」


"カチッ カチッ カチッ...."


「(・・・・)」


電灯の明かりに照らされ、


光る液晶状の板が立ち並ぶ周りの場所には


余り目にした事が無い近代的な形の


象形オブジェの様な物が立ち並び、どこか


異質な雰囲気を感じさせる...


「(球みてぇな形だ....)」


"コッ コッ コッ コッ....."


何のためにあるのか分からないが


足元の石造りの床に目を向けると、そこには


ボールを半分にした様な形状の


ざらりとした質感のでっぱりの様な物が


いくつも埋め込まれ、先へと続く通路に


不規則に並んでいる....


「Давайте отдохнем здесь


 немного,

(少し、この場所で、休もう-------)」


「・・・・」


"コッ コッ コッ コッ....."


「(麻衣...っ)」


"ボォォォオオオオオオオオオオ--------


不思議な光を放つ、両脇に並んだ


電灯に照らされながら


「(俺は、と、.."飛べる"筈なんだ・・・っ)」


隆和は、強く自分の首に掛けられた


ゴーグルを握りしめる....


「(助けてくれ・・・っ)」

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