第五十九話 「Ветвь(分岐)」
「Это неиллюзия?
("錯覚"じゃ無いわよね....?)」
"コッ コッ コッ コッ..... カタッ!
「Может быть
подругому ссадина,
(たぶん、"違う".....
ссадинаサァージナ....)」
"ボォォォォォオオオオオオオオオオオ---------
「(Что Ал?)
(何なの、"アレ".....?)」
「ОйЯ плаваю?
(オイ.... "浮かんで"るぞ.....?)」
「Это выглядит как,
(みたいね....)」
階段を降りて暫くすると
"グワァァァアアアアアアァァァァァァァァ.....
所々周りに奇妙な物が浮かんでいる
暗闇の先に、突然浮かび上がる様に
"空間"の様な場所が現れる-------
「Размер
кажется довольно,
(大きさは、かなりある様だが.....)」
「левый,
(左.....)」
「??」
暗闇の中に浮かんだ"物"と言うには
かなり質量のある、浮かび上がった
"区画"の様な空間の左側を見ると、
その場所にも別の"区画"の様な
空間が暗闇に浮かび上がっているのが見える....
「это также плавает
смагнитной силойили
чтото в этом роде?
(・・・あれも、"磁力"か何かで
浮かんでるって事?)」
「Это похоже на озероно,
(湖みたいにも見えるが.....)」
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「Почему вы выбрали
эту сторону?
(・・・・何でこっち側を選んだんだ?)」
「Давай нет
причин особен но,
(さあ.... 特に、理由は無いわ)」
"カッ カッ カッ カッ カッ---------
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【Ледяное озеро?
("氷湖"か?)】
【Да мне нравится,
(そう、みたい.....)】
暗闇の階段を下まで降り、音の無い暗い景色の中を
下り続けると目の前に遠目から見えていた
二つの空間が二又に別れた階段の先へと
続いているのが見える-------
【(Это,)
(こっちは.....)】
【ボォォォオオオオオオオオオ---------】
二又に分かれている階段の先、分岐点の
左側へと続いている階段の方を見ると、そこに
【ボォォォォオオオオオオオオオオオオ.....】
【・・・・】
まるで、蜃気楼の様に何も無い場所に
浮かび上がった"氷の湖"が見える--------
【Другая сторона,
(・・・・向こうの方は.....)】
【Другая сторона,
(・・・・向こうも....)】
そして、分岐の右側。
【(Ледяное озеро,
(右側の階段の先にも、"氷湖"-------)】
二又の路の先に見える、右側の分岐点の先
その先の場所にも左側の場所と全く同じ様に、
霞がかった蜃気楼の様に浮かび上がる
もう一つの"氷の湖"が見える-------
【люди,
(人・・・・)】
【картина?
(・・・・え?)】
【В озеревыше,
(湖の、上.....)】
【Цурыбалка,
(つ、釣り.....)】
【Оркон Рыбалка?
("オーコン(氷湖の下に生息する淡水魚)"
釣りか?)】
【・・・・!】
左側の空間の中に浮かび上がった
氷の湖の様な場所に目を向けると、その広い
湖の中心部で毛皮の帽子をかぶり、
こちら側に背を向けながら
氷に向かって釣り糸を垂らしている
"赤いпальто(パイトー=コート)"
を来た男が釣りをしている姿が見える....
【Человек тамкажется
носит желтый пайто,
(向こうの人は....
"黄色のパイトー"着てるみたいだね....)】
そして、右側の空間に目を向けると
そこにも左側の湖と全く同じ様に、フードを帽り
赤いпальтоを身に着けた男が
氷の上に置かれた椅子に座り、湖の上の氷上に
釣り糸を垂らしている姿が見える-------
【Я чувствую чтото
вроденамерения,
(かなり"意図"の様な物を感じるが....)】
【・・・・】