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第五十六話 「Ложь и правда(偽りと真実)」

挿絵(By みてみん)


「Летающая женщина,

(フライング・ウーマン....)」


「・・・?」


"バサッ バササッ!!"


氷の様な質感を感じさせる階段の頭上


「Летающая женщина,

("フライング・ウーマン"....)」


「картина? Что теперь?

(-------え? 今.... 何て....?)」


"ヒュォォォォオオオオオオオ....."


「Летающая женщина,

(フライング・ウーマンだ.....)」


「Летающая женщина?

(フライング・ウーマン・・・・?)」


"バサッ バサッ!!"


「ты это говоришь?

(・・・・あれの事を言ってるの?)」


「Вот и все,

(・・・・そうだ)」


"バサッ バササッ!!


「Летающая женщина?

(フライング・ウーマン....?)」


「Правильно Летающая


 женщина,

(そうだ、"フライング・ウーマン"だ....!)」


「Летающая женщина,

(フライング・ウーマン.....!)」


暗い頭上の暗闇、様々な物が飛び交う


その暗い場所へと目を向けると、


「Летающая женщина!

(フライング・ウーマン.....!)」


「Летающая женщина!

(フライング・ウーマン....!)」


「Кишааааааааа

(キシャアアアアアアアァァァ.....)」


「!」


その暗闇の中、かなり上空の方に


"鳥"の様な生物が飛んでいるのが見える....


「В прошлом доктор Мичин

(かつて、ミチン博士--------)」


「Это будет,

(・・・・なる程ね)」


「??」


言葉に察したのか、ザファーは


澄んだ表情をジュチに向ける


「Доктор Мичин Конечно


 это Я был директором


 исследовательского


 института на 104


 вышеуказанных объектах

(ミチン博士って・・・・


 確かこの.... 上の104の施設で


 研究所の所長だったとか・・・・)」


"バサッ! バササッ!!


「Вот и все,

(そうだ・・・・)」


ジュチは頭上に飛んでいる


"何か"


から視線を反らさず


腰のウダフに手を掛けたまま


"事実"をレベデワに向かって語り始める-------


「Русский мужчина


 История русского


 мужчину в хижине в


 это время я говорил!?

(ロシアマン--------


 ロシアマン、の話は.... 


 この間の小屋で.... 話した..... ッ!?)」


「Шааааааааааааа

(シャァァアアアアアアッ.....)」


「И абсолютный солдат


 русский мужчина,

(・・・・そして


 その究極兵士ロシアマン--------)」


一瞬、頭上を飛翔する"何か"が


こちら側に向かって翼を広げると、


ジュチの指がトリガーに僅かに触れるが


何か、は再び翼を翻し暗い空間の上を


旋回し始める.....


「Этот солдат русский


 человек, Говорят что


 доктор Чин созданный


 абсолютный


 искусственный солдат

(その、兵士.... ロシアマン-------


 ミチン博士が造り出した、究極の


 人造体兵士だと言われているが....)」


「Есть ли какоелибо


 отношение к птицам


 летящим над этим?

(・・・・それと今あの上を飛んでる鳥に


 何か関係があるの?)」


「Ц,

(・・・・ッ)」


"カシャッ...."


既に危険は去ったと思ったのか、


ジュチは構えていたウダフを腰に差す


「Доктор Мичин,

(ミチン博士・・・)」


「・・・・」


「В дополнение к


 русскому человеку он


 собака Борг, И я


 создал различные


 другие биологические


 оружия, Вы говорили


 это раньше?

(彼は、ロシアマンの他にも犬ボーグ....


 それに他の様々な生物兵器も生み出した....


 それは前も言ったろう?)」


「・・・・」


「Ношение,


 Усовершенствованные


 шимпанзе и, Ты тоже


 квадратный воин Кобу?

(рельеф ウェィリェフ....


 強化チンパンジーや、


 角ローグもだよね.... コブ....?)」


「Вот и все,

(そうだ・・・・)」


すでに自分の話のラインを分かっているのか


ザファーの一言に、ジュチは口の端を軽く上げる


「Усиленный шимпанзе и


 Какунабе Кроме того


 русский мужчина,


 Доктор Чин создал ряд


 искусственных существ


 но среди русского


 человека среди его


 достижений это


 особенно


 реальная битва,

(強化チンパンジー.... 


 そして、角ローグ.... 更にロシアマン....


 ミチン博士は、数多くの


 人造生命体を生み出したが、


 その中でもロシアマンと並ぶ....


 彼の"成果"の中でも、


 特に"実戦向き"と言われるのが・・・・)」


「то есть?

(・・・・それが?)」


「・・・・」


「Летающая женщина


 Это верно верно?

(-------"フライング・ウーマン"....


 そう言う事だよね?)」


「・・・・」


"フッ"


話が分かっているのか、自分の言葉を先に出した


ザファーにジュチは先程よりやや強めの


乾いた笑みを浮かべる....


「Летать


 летающая женщина,

(フ、フライング・ウーマンって....)」


「конечно если вы просто


 слушаете историю вы


 можете найти ее


 сомнительным, Но

(・・・・確かに、話だけ聞けば


 疑わしいと思うかも知れないが....


 だが-------)」


「・・・・!」


レベデワが大きく目を見開く


「Конечно нереалистично


 и невозможно, Это


 трансцендентная


 идея природы,

(確かに、非現実的で有り得ない------


 支配的な考え方だが....)」


「Такая вещь!

(そ、そんな事.....!)」


「Ридева?

(レベデワ・・・・?)」


「что? Зафер?

(・・・・何? ザファー?)」


すでに自分が何を言うのか分かっているのか


先に口に開いたザファーを、


ジュチは冷やかした様な表情で見ている


「суммируя,

(つまり-------)」


「суммируя?

(つまり・・・?)」


妙な態度を見せている二人に、


レベデワが困惑した表情を浮かべる


「ложьЭто верно верно?

(・・・・"冗談"。 そう言う事だよね?)」


「картина,?

(・・・・え?)」


"バッ"


「Хуфф!

(ハフッ....!)」


「--------!」


滅多に笑い声を上げないジュチが


噴き出しているのを見て、


レベデワは表情を硬くする


「Русский мужчина


 летающая женщина, В


 любом случае нет


 никаких причин что


 такая вещь на


 самом деле существует

(ロシアマン.... フライング・ウーマン....


 どちらにしろ、そんな物が


 現実世界に存在する訳が無い)」


「ложь это красивая идея

(-------偽り、見せかけの考え.....)」


「・・・・・」


"コッ コッ コッ コッ-----------"


「・・・・」


そのまま表情を変えず、ウダフを手に


階段を下りて行く---------


「(・・・・・)」

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