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第五十話 「Сложность(一難)」

挿絵(By みてみん)


ザァァアアアアーーーー.... ザアァアアーーーー


「(漂流・・・・って事か?)」


「ヤァー アヴォ.... ッ


 "タイヨウ"ガ.....  サイコウ.... 


 ジャネエカッ--------」


「(・・・・)」


「(ツベフォフ....!)」


空まで伸びる地平線、周りを囲む砂浜、


その地下空間に広がる海岸線の様な場所で、河野は


塔の最上部、塔の中央を貫く様に通っていた巨大な


柱の中の部屋にいたツベフォフ、そして


自分の後輩"江母井"とのやり取りを


思い返す---------


「(・・・・!)」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


"ガタッ!"


【Цу, Цубефт!

(ツ、ツベフォフ--------!)】


【 Коно, или

(・・・・コウノ、か....)】


【ひ、ヒワワワワワ------】


【(な、何だ この部屋は......)】


"グワァアアアァァアアアアアアアアア....


電磁璧を越え、スサケフスキと共に


螺旋階段を登り塔の最上部へと辿り着いた河野は、


そこに巨大な柱を見つけその柱の壁にある


扉の中へと足を踏み入れると


そこに、ツベフォフ--------


【ワ、 ワワワワワ.... こ、河野....ッ


 し、支局長.....っ】


【隆和っ.....】


そして、自分の部下である


日朝新聞第四編集局編集長


"江母井 隆和"


の姿が見える---------


【ビッグ・ヒットォ....ッ 


 "アタリ"ッテヤツジャネエノカイ? 


 .....コイツ、ハヨオォオー.....?】


"グワァァアアアアアァァァァァァァ......"


暗い部屋の中に


椅子----------


植物---------


透明な瓶----------


様々な物が浮かび上がり


その浮かび上がった物の影に隠れる様に


"ツベフォフ"の姿が見える.....


【Это не посланник


 но вы первые,

(・・・・使者では無く、アナタが先に....?)】


【ひ、ヒワワワワワ....ッ】


【посланник?

(・・・・使者?)】


【нет,

(いや.....)】


【(--------....)】


レベデワ達から逃れこの塔の内部、


今自分の周りの状況を取り巻いている


全てに関わる....


いや、"操作している"と思われるツベフォフ.....


この男と出会えば、何か状況が


「変わるのでは無いか」


そう思っていた河野だったが....


【Согласно Уилл Конно и,


 Сусук Фусуки, Они бы


 пришли в это место


 после девочек


 Инспектор,

(・・・・"意志"によればコウノ------- 


 そして、....スサケフスキ.....


 二人がこの場所へ来るのは彼女達....


 "使者"の後だった筈なんだが....)】


【Что вы говорите?

(・・・・何を言ってるんだ?)】


【・・・・】


"スゥゥゥウウウウウウウウ-----------


【(---------)】


まるで、暗闇に浮かび上がる様に


浮かんだ物の間を縫いながら、ツベフォフは


河野の前から部屋の別の方向に向かって


移動して行く....


【Что это за место?

(・・・・この場所は、何なんだ?)】


【Согласно воле те кто


 подозрительный, Томас


 еще не следует


 присоединиться


 к этому воля.

(・・・・"意志"によれば、疑いを持つ者-------


 "トマス"はまだこの"意志"に


 加わるべきでは無い------)】


【・・・ ・ ??】


"グワァァアアアァァァアアアアァァ......"


【なッ------


"ブゥンッ"


【(め、目の前-------)】


【Если у вас нет


 послушания в


 соответствии с воля


 вы все еще не готовы


 быть судьбой!

("意志"に沿う、順従さが無ければまだあなたは


 "運命"の一部になる準備は


 できていない様だ.....!)】


【っ、--------】


"ブワンッ ブワンッ.... ブワンッ ブワンッ....."


先程まで自分と離れた場所にいたと思った


ツベフォフ、


スゥ....ッ"


【っ、・・・・!】


何故か突然目の前に現れ、


顔に向かって手を突き出し


その手を広げる--------


【Неа,

(な-------】


"スゥッ"


【(つ、ツベフォフが.....! 


  もう....  "一人".....?)】


差し出された手の先、


ツベフォフのいた場所を見ると


今自分の目の前に現れたツベフォフ、そして


その少し離れた場所に


"もう一人のツベフォフ"の姿が見える-------


【(ど.... どう...... )】


--------ドサッ....


【・・・・・】

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