第四十八話 「Дрейф(漂う)」
"ヴァチッ!
ヴァチィッ!!
「(ヒ、ヒワワワワ-------)」
"ウィィイイイイイイイ........ンッ
「(あ、あは.....ァっ、)」
「да, он Лучомолье??
В конце концов, вы!
(・・・そうか、彼も
"ルコモリエ"に-------??
やはり、あなたは.....!)」
"ウィィイイイイイイイイイイイ
「(あ、アワ...ぅっ、 ひ、ヒワ....っ!?
な、何が....っ)」
気付けば、地下、更にその地下。
「(え、エレベーター.... ひ、ひわッ
な、なの....か....?)」
【Видимо, посланник не
любит разговор,
(-------どうやら"使者"は
会話を好まない様だ-------)】
「(な、なんじゃあ....っ
な・・・ なんじゃアっ こりゃ....っ?)」
"ウイイイイイイイイイイ.....!"
エレベーターホールか何かなのか
天井どころか壁や床すら見えない
上に進んでいるのか、
下へ落ちているのかも分からない様な
狭い空間の中で、隆和はそのおそらく
暗闇、いや見えない壁にもたれかかっている
"アルフォンソ・ツベフォフ"
に目を見開く--------
「ОК, Здесь уже готово,
И он и она должна
быть в равной степени
предоставлена такая
возможность
в этом мире,
(大丈夫....
事象は既にこちらで用意してある....
"彼"も"彼女"も、等しく
この世界では均等に機会を
与えられる筈だ-------)」
「(・・・・っ)」
「Тогда, в какой-то
степени чтобы
заставить его
удовлетворить
запрос как Уилл,
(そうなると.... 彼の方には
"意志"としての要求を満たしてもらうために
ある程度手段------ 相応しい手段に
導いた方がいいか・・・・)」
「(こ、こハァ....っ)」
「Она. О, встреча с
прежним фазой станет
одним из Парва
в жизни!
("彼女"の方は....
ああ.... かつての"位相"との邂逅も
人生のприправа
(プリプラーヴァ=調味料)
の一つだろう....!)」
「(ひ、一人言を.....っ)」
"ウィイイイイイイイイイ---------
落ちているのか、登っているかすらも分からない
暗闇の中を浮かび上がる
隆和達を乗せたエレベーターは
「(ど、どうすりゃ....っ....)」
静音を暗闇に響かせながら
暗い空間の中を、漂い続ける...
「(い、今はァ....っ)」