第四十七話 「невидимая дорога(見えない道)」
ヒュォォオオオオオオ-----------
「Кажется ниже
ничего нет но,
(下には、何も無いみたいだけど....)」
「если вы подходите к
дну это упадет на дно
(・・・あまり下まで近づいて行くと、
そのまま底に落ちるぞ)」
「・・・・」
"ヒュウウウウウウウウ....."
別の扉、その扉の先へと続く
両脇を壁に覆われた通路の様な場所で、
どこまで続いているか分からない
底へと続く途切れた階段の先に、
先程よりもやや形状の広くなった
盾を持ちながらザファーが立つ--------
「・・・・」
"ヒュォォオオオオオオオオ......"
「Эй если ты зайдем
слишком далеко он
упадет, как!
(おい.... あんまり先に行くと
そのまま落ちるぞ....!)」
「Я думаю что дно
довольно глубокое но,
(その下は、相当深くなってると思うけど.....)」
「Нет Кобу
(違う.... コブ....)」
「?」
"カシャッ....ンッ、
「Смотреть
(ほら.....!)」
「-------?」
"シュゥゥゥウウウウウォォオオオオ......ンッ....
「(Это,)
(これは-------)」
「Эта линия
(--------"線"か?)」
「Этот, исполнитьt,
(コブ....
исполнить イスポーィチ....)」
ザファーと同じ様にジュチが、
自分の首元にぶら下がっていたスコープを掛けると
自分の視界の先、今まで何も無かったと思われる
暗い場所にくっきりと
"赤い線"が浮かび上がる--------
「Эта стена с обеих
сторон и магнитная
сила выходит из
другого места,
(この両脇の壁....
そして、この壁の下からは
"磁力"が出てる....)」
"シュォォォオオオオオオ----------ゥゥゥ......"
「магнитная сила!
(磁力・・・・!)」
視線の先
「Лестница не прервана
просто я
не мог видеть!
(階段は"途切れてる"んじゃ無くて
ただ、"見えなかった"だけ・・・・!)」
「・・・・!」
"ボォォオオオオオオオオオ----------"
その両脇を覆った不自然な形に下まで
続いていている壁の間、何も無い
深い暗闇の場所をスコープ越しに見ると、
そこにくっきりと壁の両端に跨る様に
通路の形をした赤い"床"が見える....
「Магнитный путь
это место!
("磁気の道"って所だね.....!)」
「Магнитная дорога,
(磁気の道....)」