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第四十六話 「Выбор(選択)」

挿絵(By みてみん)


「(дверь,)

(扉--------)」


「Это,

(これは....)」


「да,

(ええ....)」


「Кобб,

(....コブ)」


塔の最上部の部屋から、ツベフォフ達が消えて行った


下の階に部屋を見つけたレベデワ達が


殆ど何も置かれていない、


暗い部屋の中を探し回っていると


階段から離れた壁際の方に


透き通るような、何の材質で出来てるか分からない


ガラス扉の様な物があるのを見つける.....


「это разве это не лифт?

(・・・これは.... 


 エレベーターじゃないか?)」


「Это так

(・・・・その様ね....)」


"------スッ


「(・・・・)」


透明な扉に手を触れ、透けて見える


その扉の向こう側を見ると、そこに


外の世界でよく目にする


エレベーターホールの様な空間が


広がっているのが見える....


「я использовал это,


 чтобы спуститься?

(....これを使って


 下に降りてったんじゃ無いか?)」


「(снег,)

("雪"....)」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「На данный момент в


 этом кажется


 есть лестница,

(一応、こっちの方にも


 階段があるみたいだが....)」


「но кончик этой двери


 покрыт стенами как


 проход и не только


 часть пола,

(・・・でも、そっちの扉の先は通路みたいに


 両側が壁で覆われてて


 床の部分だけが無い--------)」


自分達が今立っている透明な扉の前から


少し離れた場所、その場所に


もう一つ別の扉を見つけ、ジュチが


その扉を開け中へと入ると、


扉の先に階段があるにはあるが


その階段が中途に下まで繋がっていて


途切れた階段の両側を壁の様な物が覆い、


その階段の先には暗い、底の見えない下へと続く


暗闇がただ、広がっている


「В конце этой двери


 есть лишь небольшая


 лестница покрытая


 стеной с обеих сторон


 и кроме этого


 нет ничего. Просто


 полость в конце


 лестницы


 продолжаются дыры,

(そっちの扉の先には両脇を壁に覆われた階段が


 少しだけ続いてて、その先には


 何も無い-------


 階段の先にはただの空洞..... 


 深い穴が続いてる....)」


「Газовые средства и


 другие объекты также


 сказали что это также


 имеет, Что -то другое


 это может быть


 структура или что -то


 вроде объекта,

(ガス施設や他の施設も


 このАбсолютная-Øには


 あると言ってたよな.... 何か別の.... 


 造りかけか何かの施設なのかも知れない)」


「・・・・」


レベデワ、ジュチ、ザファーの三人が


六角形の雪の結晶が施された


透明なエレベーターの扉、更には


その扉とは別の場所にある


もう一つの、別の扉の先へと続く階段を見つけるが


その階段は途中で途切れ、


先へと進む事はできない....


「(Дверь со снежным


  хрусталем не может


  быть открыта просто,


  И дверь в другом


  человеке прерывается


  по лестнице по дороге


  а дно невидимо есть


  только отверстие,

(雪の結晶が描かれた扉の方は


 単純に開ける事ができない....


 そして、別の方にある扉は


 階段が途中で途切れて、その先は


 底の見えない穴があるだけ....)」


"スッ"


「Это, снаружи, перед


 поверхностью камня


 при входе в это 104,

(これ.... 外の.... 


 この104に入る時の岩肌の前の....)」


「да,

(ええ....)」


【И дверь!

(と、扉が-------!】


【О, открылся!

(あ、開いた....っ!)】


「(・・・・)」


"雪の結晶"


「Дверь перед


 поверхностью скалы 


 это снег, Когда снег


 в Сибирии находится


 близко к стороне


 дверь открылась?

(岩肌の前の扉は------- 雪.... 


 シベリアの雪を側に近付けると


 それで扉が開いたよな?)」


"カンッ カンッ カンッ カンッ!"


「・・・・?」


隅の方に目を向けると、ザファーが


槌の様な物を振るい、先程


電磁璧を通り抜けた時に使っていた


"盾"を叩いている姿が見える....


「・・・・」


"スッ"


「Эта дверь,

(この扉-------)」


目の前の雪の模様が施された扉に、


ジュチが手を添える


「Этот рисунок, Конечно


 он имеет такую же


 форму как и сибирские


 снежные кристаллы,

(この模様.... 


 確かシベリアの雪の結晶と


 同じ形をしてるだとか....)」


「・・・・」


「Хм дверь перед


 поверхностью скалы


 безусловно


 приближается к снегу


 который был в


 учебной комнате,

(あの、岩肌の前の扉は確か


 研査室にあった雪を近付けた途端....)」


【ヒュォォオオオオオオオオ----------】


【светясь,!

(ひ、光った....!)】


「(・・・・)」


「Если так эта дверь


 снег, Если вы


 подходите к снегу в


 внешнем месте


 может быть,!

(それだったら、この扉も雪-------


 外の場所の"雪"を近付ければ


 もしかしたら....!)」


「Но теперь в этой башне


 нет сибирского снега,

(でも今、この塔の中にはその


 シベリアの雪、が無い.....)」


"カンッ カンッ カンッ カンッ-------!


「Если вы вернетесь на


 улицу вы можете


 принести этот


 сибирский


 снег отдельно,

(外まで戻れば、別にそのシベリアの雪、を


 持ってくる事も可能だが....)」


「Вернитесь на улицу, И,


 я не знаю откроется


 ли эта дверь с этим


 сибирским снегом,

(外まで戻るのは.... それに.... 


 そのシベリアの雪で


 この扉が開くかどうかも、分からない....)」


カンッ!、 カンッ!、 カンッ! カンッ!"


「-------?」


「Сани,

(・・・・Сани サーニェ)」


「??」


二つの扉に、どう進むか考えていると


先程まで槌を振るっていたザファーが


盾を引きずりながら、二人の間に立つ-------


「это?

(・・・それ、さっきの...?)」


「Чем ты


 планируешь заняться?

(・・・・どうするつもりなんだ?)」


「Kobu, чёткость!

(コブ.... 


 чёткость チョッケスッ....!)」


「・・・・?」


「Ник,

(ニッ)」


「・・・・!」


"ガララララ.....


「・・・・」


奇妙な笑みを浮かべると、盾を引きずり、


ザファーはそのまま透明な雪の結晶が施された


扉と別の扉の方に向かって歩いて行く-------


「・・・・」

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