第四十一話 「разочарование(失意)」
「ガガッ--------」
「こ、声が....っ!」
「チ、チクショウ~ッ!」
「フタ___ リ.... トモ-------
ブジ-------- ミタイ--------....?」
「っ!?」
「・・・・ワタシ ハ---- ------」
白一面の空間で、
どこから聞こえて来るかも分からない
"声"に向かって河野が大声を張り上げる!
「サ キ____ ハナシ--------
シタ--------___」
「・・・・!」
「オ、オイッ コイツア.....ッ」
「・・・・ああ」
"声"
「・・・さっき、電話した男だ....」
「ワヌォ、デンワボックスドゥエワヌェクワ?」
「・・・・」
「ガガッ -------ガ゛ガガガッ!」
「(・・・・!)」
どこか機械的な声、途切れた音声--------
その様子から、今この空間内に響いている
"声"が、少し前に極層の電話BOXから
電話を掛けて来た
"作業員らしき男"
だと二人は悟る---------
「ど、どこなんだ....っ
そ、そ--------」
「ピピッ! コウノ---------- ?
カンガエ ナイ-------デ.....」
「??」
「チ、チクショウ~ッ」
"ブンッ!"
「--------! ピピッ!」
"ゴンッ!"
「-----------」
「ガガッ! --------ビーーーーーー
「・・・・」
"カランッ
カランッ.....
「お、おい・・・っ」
「ア、アタッタ....」
「----------」
激昂したのか、スサケフスキが履いていた靴を
声のする方に向かって思い切り叩きつけると、
スピーカーの音が途切れ、辺りは静かな
音の無い、ただの白い空間へと戻る---------
「・・・・」
「・・・・」
「-------------」
静まり返った空間の中で、河野、スサケフスキが
"声"が聞こえないか目を閉じ
空間内で耳を澄ますが
「----------.....」
「・・・・・」
「・・・・・」
「-----------」
先程聞こえて来た声は音声が途切れたぎり
二度と二人の耳に聞こえて来る事は無かった....
「・ ・ ・ ・」
「て、てめぇ~~~ッッ!!
「・・・・!