第四十話 「Белый(白)」
"グ... グググッ....."
「う、うぅ.....」
「ア、アウロォ....」
「・・・・」
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--------
--------
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「・・・・」
「ウ、ウラ......ーーッ」
「--------....
!?」
"ガバッ!"
「う、うぉおおォォっ!」
「ゴ、ゴウナ....ッ」
「(---------!)」
突然、起き上がると
「(・ ・ ・ ・ ッ!?)」
「------------」
「・・・・!」
「ナ、ナンジャア.... コリャア.....!」
「(ま、周り-------)」
「ナ、ナニムォ.... ネェゼ....ッ?」
「----------」
"バッ!"
「(・・・・!)」
目を覚ました河野は、自分の周りに広がる一面
"白"
それ以外に何一つ存在しない周りの空間を見て、
思わずその境界すら分からない周りを確かめる様に
手や足を地面に向かってバタつかせる!
「(・・・・ じ、地面はあるみたいだ....!)」
"ガッ"
何も無い、白一色の空間で周りの景色と同化した
足元にある自分の足をバタつかせると、
そこに"地面"の様な感触をはっきりと感じる....
「(た、立てるのか)」
"グッ"
「う、.... あ、頭が....っ」
"グググッ....."
「・・・・!」
"ガサッ!"
「・・・・!」
感触しかない、光の反射を感じない
白一色の場所で足に力を入れると、
河野の足は外の世界と同じ様にしっかりと両足で
この空間内に直立する
「す、スサケフスキ....!」
「ウ、ウルァ....ッ
"ピピッ!"
「"!"」
「ガガッ、 ガガ-------....
コウ____ノ.....
スサケ___フスキ---------....??」
「っ!?」
「ガガッ」
「・・・・!」
何も存在しないはずの辺りから
スピーカーの音の様な物が聞こえ
「--------ガガッ...!
コウ------....ノ.....
スサ------、ケ....フスキ.....?」
「--------ッ