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第三十七話 「вершина(頂点)」

挿絵(By みてみん)


「(дверь,)

(扉・・・・!)」


「・・・・!」


徐々に、自分達が通っていた螺旋階段が


上へと向かう程その円周を縮めて行き


「Я не думал что смогу


 пройти мимо этого,

(これで、通れるとは....)」


"ヴァチィッ!"


いつの間にか、塔の中央


その中央の空間に浮かび上がっていた柱と


螺旋階段の距離が縮まり始め


「Лебедева!

(レベデワ....!)」


""ガランッ!


「(・・・・・)」


ジュチが目の前の電磁璧をザファーが


急拵(ごしら)えで作った


超伝導体の盾で通り抜けると、


持っていた盾を電磁璧の向こう側にいる


レベデワに向かって放り投げる


「・・・・」


"ガランッ!"


「Эм-м-м,

(--------うっ、)」


"ヴァチィッ!!


「ц,!

(・・・・っ)」


「Видимо похоже что они


 благополучно


 прошли через это,

(どうやら無事、


 通り抜けられたみたいだな.....)」


「・・・・」


"ガランッ"


「Дверь,?

(・・・・扉か....?)」


「(---------)」


すでに階段から下が見えなくなり


目の前には、中央に通っていた太い柱


「Видимо нет выше этого,

(どうやらこれ以上


 "上"は無いみたいだな.....)」


"ヴァチッ ヴァチィッ!!"


そして、その柱の表面におそらくこの塔の頂上、


最上階の部屋を思わせる"扉"が


三人の目の前に現れる--------


「наверное И есть,

(・・・・たぶん、Иは....)」


「внутри этого

(この中に.....っ、)」


「・・・・!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


"グワァァアアアアアァァアァアアア.....


「(ребенок,.....!)

((こ、.....!))」


「Видимо гонец прибыл


 позже него,

(・・・・どうやら、"彼"より遅れて


 使者は到着した様だ.....)」


「Цвефов,!

(ツベフォフ....っ!)」


「ザアアアアァァァアアアア---------」


柱の扉、その柱の扉の中へと足を踏み入れると


「(На плаву,)

("浮かんで"--------)


"グワァァアアアアァァァアアアア.....


そこに、先程塔内で見た光景の様に


黒い塵の様な物が散らばった、まるで暗い


深淵を思わせる空間が広がり


「(Земля,)

(地面が.....!)」


"スッ"


「(Нет.....)

(-------"無い"...)


浮かび上がった器具、本、金属片、


機械---------- その中に紛れる様に


「Согласно Божественной


 комедии, Говорят что


 12-й апостол был


 раздавлен Королем Ада


 в мире, заключенном


 во льду,

("神曲"によれば.... 


 十二番目の使徒は氷に閉じ込められた世界で


 地獄の王により嚙み砕かれたと言う....)」


「Цвефов,!

(ツベフォフ.....ッ!)」


「・・・・」


ツベフォフ、N/Sが追っていた存在、


この極層の中で自分達を導く様に


逃避、そして対峙をしていた男が


暗闇の中に姿を現す---------


「Эмой,!

(エモイ・・・・!)」


「ヒ、ヒワッ....!」


「(---------)」


空間の少し先、物に紛れ浮かんでいる


ツベフォフの脇を見ると、その脇に隠れる様にして


"江母井"


自分が追っていた"日本人"の姿が見える--------


「ひ、ヒワワワッ....!」


「(-----------)」

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