第二十二話 「сообщение(伝言)」
「プルルルルルルルル」
「オ、オイ.... アガッ...」
「で、電話だ....」
"ヒュウォォォオオオオオオオ--------
「プルルルルルルルル」
「(・・・・)」
ふと、辺りの様子を見渡すが
"ビュウウウウウ....ッ"
「(・・・・)」
先程と変わらず辺りには白い、
どこまでも続く雪景色が広がっているだけで
周りには人どころか影すら無く、
雪の世界が広がっているだけだ.....
「・・・・」
"ガチャ"
「アヴォ... デ、デルッテノ」
「・・・・もしもし」
【Ко---- ;но, Сусвс__?
_и... Бог~~~
в--------ость
~~пого...------вор
Это резу....л тат_______】
「------オイッ....! -------オイッ!?」
【«У него есть----------
глаза, ~~не ....т
з__ по тену…
Лад....!】
「・・・何てッ!? ・・・何てッ!?
言ってるんだッ」
"ヒュゥゥゥウウウウウ.....
受話器を手に取り耳元に当てると、
受話器越しにノイズの混じった
ロシア語が聞こえて来る--------
「オイッ!? -------オイッ!?」
【Ты Коно?
Слушай---------у меня
....не твр~~~еме
разговоры...】
「(・・・・!)
スサケフスキッ!?」
「ナンダア? テムェワ?
.....タメグチカァ?」
「-------多分、ロシア語だと思うが....っ」
【Коно? ...Коно?
нет времени
послушай мои слова】
受話器から聞こえて来る言葉を
必死に聞き取ろうとするが、
元々あまりロシア語が達者では無いせいか、
音が途切れ途切れになっているせいか、
受話器から聞こえて来る声が
上手く聞き取る事ができない....
「....たぶん、ロシア語だ。 出ろ」
「・・・・ドウヤテ
デンワァ、カケテルンドゥワ?」
「いいから出ろッ!」
「・・・・...」
【~~~Сусаковский или...
Слушай, у меня нет
време~~...
Пожа~~луйста, сл__
ушай ------】
「Ты...!!
(て、てめぇは-------ッ)」