第十八話 「Оставленные вещи(残した物)」
"ザシャッ"
「(колеи,)
("轍[わだち]"・・・・)」
「Хех! Это глупый Ярроу!
Разве это не то же
самое что сказать
Следуй за мной!?
(-------ヘッ、! 間抜けなヤロウだっ
これじゃ"追ってくれ"って
言ってる様なモンじゃねえかっ!?)」
「(・・・・)」
地面の上に残された雪が沈んでいる場所を見て、
しゃがみ込んでいたレベデワは
馬の上に跨っているアントンの方に振り返る
「Я не ожидал, что ты
оставишь след из
снегоходов!
Удивительно но ты
пропадаешь!?
(ご立派に、スノーモービルの跡
残してくれるとはな...っ!
意外と、抜けてんじゃねえかっ!?)」
「(・・・・)」
"追わせている"
轍の上に積もった雪を人差し指で撫でると、
何か故意、ツベフォフからの"意志"
の様な物を感じる--------
"バラララララララ....."
「----------」
「----------」
レベデワ、アントンの意識が一瞬止まる
"バララララララララララ.....っ"
「О, эй...!
(お、おい・・・・!)」
「・・・・!」
「ビー ビー」
「Эй, что это, ах, там
(な、何だ、あ、ありゃ・・・)」
「・・・・!」
何も無い、軽い吹雪だけが吹き付ける場所で
二人が横を向くと、そこに見た事が無い物体が
"浮かんでいる"のが見える
"バラララララララ....っ"
「Ах!
(-------あっ!)」
"ヒュンッ!"
「этот парень!
(・・・・こ、こいつっ)」
"----------シュウウウウウウウウンッ
「Ах, Антон!
(-------あ、アントンッ!)」
"ザッ! ザッ! ザッ! ザッ!
「---------!」