第百十話 「Дата сумерки(トワイライト・デート)」
「Добро пожаловать
в этот апрель!
(ようこそ、この
Полярнаяточкаへ---------!!
[ポラーナヤ・トーチカ=極動点])」
「Ой, ой!
(あ、ァ....っ!)」
"フワァアアアアアアアアァァァァア....."
「Я, люблю появляться,
(ずい分、浮かび上がるのが.....
好きみたいね....)」
「・・・・・」
「(Чточто?)
(な、何.....ッ?)」
浮かび上がっているツベフォフ
「Судуба Ридова, Я с
нетерпением ждал
этого чтобы получить
это руководство,
(судьба(スドゥバ)レベデワ.....
私は.... この導きを....
もつれる様な時間の中で.... そして重ね....
待ち望んでいた--------....)」
「・・・・」
ツベフォフの言葉より先に周りの状況を覗おうと
レベデワが目だけで周りの様子を覗うと
「(・・・・)」
かなり広い、白い壁で覆われた部屋の中に
その壁に沿う様に泉の様な物が
周りの土の地面を囲む様に佇み、
その地面の場所に目を向けると、地面の真上、
部屋の中心部分に不規則に揺れながら
人では無い存在の様に浮かび上がる
"ツベフォフ"
の姿が見える....
「О, К, Коно?
(あ、 こ、河野....?)」
「Антон!?
(-------アントンッ!?)」
「(-----------)」
「(-----------)」
「Что, за окно?
(な、ま、窓か....っ!?)」
「・・・・!」
透き通る遠めに見えるツベフォフの
背後の壁を見ると、
そこに巨大なガラス張りの円窓が見え
その窓の中に自分の上司である
"河野"が窮屈そうな姿で折り畳まれる様に
目を閉じ横たわっている姿が見える--------
「О, К, Коно Старший!?
Вау Уэээээээээ!?
(あ、あ.... こ、河野.... 先輩....ぅっ!?
--------ウォ、ウォェェエエエエエッ!?)」
「(Антон,)
(アントン-------)」
埋め込まれる様に壁の中に6つ程並べられた
窓それぞれに目を向けると、
隣の窓の中に横たわっている河野と同じ様に
目を閉じ、生きているかどうかも分からない姿で
別の窓に収まっているN/Sの捜査員、
アントン・デレニエフの姿が見える-------
【・・・・】
「Давай пэра время!
Сегодня вечером будет
захватывающая ночь!
(さあ、
СпарсиваКоктейль
(挨拶のカクテル)
の時間だ・・・・!
刺激的な一夜になるぞ.....っ!)」
「С, Спарсива коктейль?
("Спарсива
ス、スパシーバ(こんにちは)....
カ、カクテル?)」
「・・・・!」
"グワァァァアアアァァアアアアアアア....."