第百八話 「Признание(告解)」
"ゴォォォォゥゥンッ..... ゴォォォォォゥゥゥン......ッ
「(・・・・!)」
"ガタッ! ガタタタッ!"
「(ア、 アワッ.... ひ、な、何で.... ッ
ひ、ひわわっ こ、こん.... ひ、ひぃっ
な、なん...ッ ひ、ひわわわわわわ
"何でこうなったんだ"
「(あ、あワッ....! あ、ワワワワワワ
あ、あわ、あ、あわわ、あわわわっ....
あわわわわわわわ
"ただ、土木作業をしていただけだ"
--------カ"チッ! ガチチッ!"
「・・・・ッ、!」
上の部屋に置かれていたプラスチックの剣を
手に握りしめながら隆和は
壁の無い、周りを暗闇に囲まれたエレベータの中で
激しく歯の音を打ち鳴らす
「(....イ、Ѵ(イージツァ)....?
ぜ、.... ゼ、零転移.....!)」
"カタッ! カタタタタッ!"
「Похоже он дрожит,
(震えてるみたいね・・・・)」
「Н, Нет,
(・・・・! い、いや....!)」
"ガタッ ガタタッ!"
「(・・・・)」
目の前にいる日本人。
「на, Хан,
(ナ、なハァッ....)」
「(・・・・)」
動揺しているのかどうかは分からないが
暗いエレベータの中で激しく歯音を鳴らす男に
レベデワは冷めた表情を浮かべる....
「На, на наха, Ч, Что
происходит,
ч, что происходит!?
(ナ、ナ、ナハァッ....
ど、どど、 どうなって....ッ
ど、 どうなってるんだ.....!?)」
「・・・・」
「К, Коно с, сенпай И
этот русский,
Э, Это друг друга!?
(こ、河野.....っ せ、先輩だとか...!
そ、それに、あの.... ロシア人とか...ッ
あ、あれ、あ、アンタの仲間だろうっ?)」
「(Антон,)
(アントン....)」
「Х, Хорошо ч, что
Я куда нибудь пошел??
К, Каждый??
(な、なな....ッ な、なん....っ
な、ど、どっかい、行っちまったぞ....っ??
み、みんな....っ???)」
「(・・・・・)」
ザファー、スサケフスキ、河野....
そして自分達が追っていた今回の事件の目的
"国民でない"
その、ツベフォフの手によって
ジュチまでもが姿を消し
周りを取り囲む全ての状況を
擬悪的に導いているあの国民でない男は
どうやら自分達が今乗っている
エレベータ--の先....
暗い地下の場所へと向かって行った様だ
「П, Преследовать
В, Вы в порядке?
(お.... お、追うっって....ッ
へ、平気....な、なのか...ッ!?)」
「・・・・」
"ガタッ! ガタタタッ!"
「В, Вау я п, просто
н, наемный рработник,
Я, Я средний окладчик
(わ、私は.... た、ただの...っ
さ、サラリーマン....
ちゅ、中堅の....っ
さ、サラリーマンなんだ....)」
「(・・・・)」
「Е, Есть также семьи
м, мой сын и моя жена!
(か、家族....っ 家族もいる...っ
む、息子や、 つ、妻も....ッ)」
「я не могу не подняться
отсюда сейчас,
(・・・今更ここから上に行ったところで
どうもならないでしょう)」
「П, Привет!
(ひ、ヒ、ヒワッ....!)」
「・・・・」
"ゴォォォォゥゥゥゥゥゥンッ.... ゴォォォォオオオウウウゥゥゥンゥッ...."
「(Цвефов,)
(ツベフォフ....)」
「Э, Эй что п, происходит??
(な、なァ-------
ど、どうなるんだ.....っ???)」
「(・・・・)」