第百二話 「путаница(混乱)」
「ガ、アーガ....ッ....!」
"ドサッ!!"
「ス、スサケフスキ....ッ!」
「Коно,
(コ、コウノ....!)」
「う、うおおおおおおおおおおぉぉぉっ!」
"バサッ! バサッ!!"
手にしている袋で打ち払い、飛んで来る鳥を
繰り返し何度も払い続けるが
頭上を飛び回る鳥は数を減らすどころか
徐々にその数を増して来ている様にも見える.....
"カチッ カチッ.....!
「пуля...!
(た、銃弾、が.....ッ!)」
「-------カチッ! カチッ!!」
「・・・・!」
手にしていたウダフの銃弾が尽きたのか
かなりの傷を負ったレベデワは
地面で横たわっているジュチの横でへたり込む....
「нет,
(だ、ダメ.....!)」
「Русский!Русская Россия!
Россия!Россия!
Россия Аааа!?
(--------ロシアァッ! ロシアッ ロシアッ!
ロシアッ、! ロシアッ、!?
-------ロシアァァアッ!!?)」
「Арга ア、アガァ....ッ」
"ゴスッ! ゴスッ!"
「Идти,
(ゴ.....ッ)」
"ガンッッ! ガンッッ!!"
「・・・・!」
「Русский!? Россия!
Россия, а!?Россия
Россия Россия
Россия Ах, ах!!!
(ロシアァアッ!? -------ロシアッ!
ロシァアアッ!? ロシアロシアロシア
ロシアァァアアアッ---------!!?)」
「.....」
"バサッ バサササッ!!"
「(-------- ------......
すでに力尽きたのか
「!?Россия, а!?
Россия!?Россия!?
Русский русский
Русская Росса Ах!?
(!? ロシアァァアッ!?
--------ロシアッ!? ロシアッ!?
ロシアッ ロシアッ
ロシアッロシァァアアアッ!?)」
"ゴスッ! ゴスッ!"
「.....」
動かなくなり地面に横たわったスサケフスキを
N/Sの捜査員、アントン、と呼ばれる男は
執拗に何度も何度も繰り返し蹴り続ける
「(・ ・ ・ ・ ・)」
「キシャァァアアアアアアアアッ!」
"ガスッッ"
「---------
「ガサッ!! ガササッ!!」
「(・・・何なんだ.... これ....)」
"鳥"の牙がまるで肉食動物の様に
自分の腕に食い込んで来るが
「(-------- --------- ・ ・ ・・
「ガッ! キシャッ!? キシャァアアッ!?」
「(" ・ ・ ・ ・ ・
繰り返し何度も自分目掛けて飛んで来る鳥を
打ち払う事に疲れたのか、河野は
冷えきった目で自分の腕に食いついてくる
"鳥"に目を向ける--------
「Россия, а!!Русский, русский,
Россия, Россия Ах, ах, ах!!?
(ロシアァァアアッ!! ロシアッ、ロシアッ、
ロシアッ、ロシァァアアアアアアッ!!?)」
「・・・・」
"ガサッ! ガサササッ!!"