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カノジョも彼女②

 翌日の朝。

 攻略も済み、俺は亜希と瑠羽、そして麻衣ちゃんに報告をしようと思い、3人に声を掛けていた。

 瑠羽はタイミングよく、午前中は登校する予定だったようで、都合が良かった。


 俺に呼ばれた三人は、人気の少ない屋上にて、互いの顔を見合わせて混乱していた。

 

「こちら、俺の彼女の主麻衣ちゃん。そしてこちら、俺の彼女の真木野亜希と愛堂瑠羽。……みんな、今後とも末永くよろしくお願いします」


 三人の美少女に向かって頭を下げた俺。


「……女の敵」


 そう言って亜希が俺に中指を立て。


「友馬くんの節操ナシ……」


 嘆いた瑠羽が中指を立て。


「信じていたのに……」


 麻衣ちゃんは低い声でそう呟き、虚ろな眼差しを向けつつ中指を立ててきた。


「麻衣ちゃん、誤解をしないでくれ。俺にとって、麻衣ちゃんは特別だ。そして、亜希も、瑠羽も。同じくらい、順番が付けられないくらい。大事な人なんだ」


「……つまり、どういうことですか?」


 生気の宿らない眼差しを向けてくる麻衣ちゃん。正直ちょっと怖かった。


「俺は三人とも、真剣に好きなんだ。誰とも別れたくない。だから、これからも俺と一緒にいて欲しい。……頼む」


 俺が麻衣ちゃんに頭を下げると、亜希が呆れた声で言う。


「麻衣、今ならまだ間に合うわよ。こんな男のことなんて忘れて、誰か他の男子のことを好きになった方が、よっぽど素晴らしい青春を送れるに違いないわ」


「そうそう、この調子だといつの間にか友馬くんのことが大大大大大好きな100人の彼女が出来ていてもおかしくないし。まだ傷の浅いうちに、身を引いた方が良いと思うよ」


 瑠羽も、亜希の言葉に同意を示した。

 しかし、その言葉を聞いた麻衣ちゃんは、


「……もう忘れられない」


 と、目尻に涙を浮かべ、答えた。


「亜希ちゃんと愛堂さんが、友馬さんのことを好きなのは昨日の時点で気づいていたし。……既に付き合っていたのは予想外だったけど、だからといって、この気持ちが無くなるわけじゃないから」


 それから、麻衣ちゃんは真直ぐに俺を見て、告げる。


「友馬さんがこれからも、ちゃんと私のことを特別に想ってくれるって約束してくれるなら、振られるよりも3股でも良いから、恋人でいたいです」


 麻衣ちゃんの視線を、俺は真直ぐに受け止める。


「うん。麻衣ちゃんはこれから先も、ずっと俺の特別だ。約束する」


 俺が答えると、彼女はコクリと頷いた。


「はぁ、またか……」


「私自身二人目だから、強くは言えない……」


 その様子を見ていた亜希と瑠羽が、肩を落としながら、そう言った。


「二人も、改めて。これからもよろしく」


「二度目だし、慣れたものよ」


「三度目はないと信じてるよ?」


 そう言って二人は、俺の両腕掴んだ。

 やれやれ、寂しくなったのかな? 可愛い奴らめ。

 と、俺が思っていると、彼女たちは息を合わせ、俺の腕を捻った。まさかの関節技サブミッション

 キレイに関節を極められた俺はその場で両ひざをつく。

 

「ご、ごめんって」


 俺が謝罪するも、二人は意に介した様子はない。

 無言のまま、更にキツく締め上げてきた。


「すんませんでした……っ!」


 と、必死に声を振り絞り、二人に向かって再び謝罪した。

 しかし、二人は俺の腕を掴む手を緩める様子がない。

 俺は麻衣ちゃんを見て、「た、助けて欲しいんですが……」と助けを請う。

 麻衣ちゃんは俺の懇願を聞いて、


「友馬さんには、痛みを伴った反省が必要かと思います」


 と、微笑を浮かべて答えるのだった――。


ここまで読んでくれてありがとっ(≧◇≦)

改稿してるので、感想と内容が不一致なところがあると思いますが、許してね(*´σー`)エヘヘ


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― 新着の感想 ―
[良い点] 「君のことが大大大大大好きな100人のガール」への言及。 ちょっと面白かったです。
[良い点] 残りを雑にまとめて新展開 [一言] 全ルートマトモに書くとダレるから仕方ないね!
[一言] うーん、何が起こった… しかしまあ、ハーレムルートは完遂はできたのですね。その点は、素直に感嘆。
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