4.ココはドコ?
なんか白っぽい空間で白っぽい人と話をしたかなと。
はっきり言って、よく思い出せません!
パソコンの起動みたいに徐々に意識が戻って来てこれまでの事を順に思い出してきたが、どうにもよくわからない現状なのが唯一わかった。
近くに人の気配がいくつもするし、視界には見慣れたウチの学校の制服を着た人物もいる。
教室二三個ほどの広さのある屋内、床には厚手のフエルトみたいな敷物が広げられていてその上にみんな寝転がっているだけである。
バスが事故って、トリアージに集められたかな。
>あ、知らない天井だ。
言ってみた。
だからナニ。
寝起きだし環境が代わったからか声がヘンだ。空気が乾燥してんのかな、うがいと歯磨きがしてぇー。
いやこのよく分からん状況を打開できるわけもない。体もなんかヘンだし。
何人かは目覚めてる様子で小さくヒソヒソやっているが体は起こそうとはしていない。目立つので自分もこのまま寝たふりを続けようか判断材料がないので、意識を研ぎ澄ませて現状把握だな。言い訳ではないぞ。我は小心者なのだよ。ガハハ。
なぜだか虚しい。
あ、副委員長が起きた。
名前は覚えてないんだけどね半世紀前に確立された典型的なメガネ女子だ。
キョロキョロして委員長の男子を見つけると側によって起こしてから、何やら話し始めた。
その内容は、至極ありきたりな言葉に集約される。
“此処は何処?”




